ときどき 65から学ぶこと

あらためて 富士の魅力①

区民カレッジで学んだ、「富士山の魅力」

ひとつひとつ謎を解いていきます。


日本が世界に誇るべき『地球の宝もの』として

2013年6月22日に「世界文化遺産」に登録されました。


威風堂々とした秀麗な姿の富士山、日本の最高峰であり日本の象徴ですが

なぜか、『文化遺産』の登録なのです。


なぜ、『自然遺産登録』でなかったのか?

 

活火山が、なぜ、「文化遺産」なのでしょうか。

 

それは、日本人が古来富士山を信仰の対象として崇拝し

山頂で、ご来光を拝み無病息災長寿を願うことを

何百年もの間続けてきたことが理由となっています。

 

永遠の生命の現われとしての噴煙を出し続け

時には大噴火で怒りをあらわにする不二の山に対して

日本人は、平安時代に不二の噴火を鎮めるための「浅間神社」を建立し、修験道を開きました。

 

室町時代からは「信仰登拝」が始まり、江戸時代には庶民の間に「富士講」が広まり、

一大富士登山ブームが起こりました。

 

このブームは、現代まで続く富士登山の源流となり

7~8月の2ヶ月間に30万入超の「ご来光登頂」が恒例となり

ゴミとトイレ不足の山となってしまいました。

 

これでは、自然環境を守っている山とはいえません。


富士登山には、日本人の自然観、普遍的な価値を持つ山の信仰

自然と一体化した芸術、日本人の観光行動などが影響をしています。

 

日本人の “ちょっと、お山まで” の感覚での富士山の扱いを

世界は自然遺産不適格としたのです。

 

 

ヨーロッパから始まった「世界遺産認定基準」では

日本の富士山は、文化遺産としての『地球の宝もの』に認定される対象だったのです。


それも、2016年2月までの仮免許交付対象として!

 

ブログを見ていただき、ありがとうございます。

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