コメント
多重不正
(
一人閑
)
2006-08-30 10:43:27
トラック・バックありがとうございます。
てらまちさんの、確実な根拠をもとに堅実に論理を組み立ててゆかれるブログ記事は、とても説得力があります。だから、成果を上げられるのでしょうね。見やすい大きな文字もとても親切です。
さて、 岐阜県の裏金。 ひじょうにおおきな問題になってきました。
一方で、どうしようもない裏の画策が着々と進んでいるようです。
これまでの報道を見ていると、総花的で、問題の分析があまりなされていないように思います。
私論になりますが、裏金の形成から費消までのフローチャート(図式)を順に見ていくと。
①公金をくすね裏金を蓄積した罪。
②裏金づくりを指示した当事者の罪。
③指示通りに裏金を保有した岐阜県各部署の職員の罪。
④裏金の存在を知らないといっていた梶原拓前岐阜県知事の罪。
⑤森元前副知事の証言と追求にあい、実は知っていたと前言を翻した梶原拓前岐阜県知事の罪。
⑥裏金を職員組合に移した罪。
⑦裏金を受収した職員組合担当者らの罪。
⑧岐阜県が保有する裏金を費消した罪。
⑨裏金費消(支出命令)を発したものの罪。
⑩裏金の支出に応じた職員の罪。
⑪職員組合が岐阜県からの要請_にもとづいて裏金費消(支出命令)を発したものの罪。⑫支出に応じた組合職員(岐阜県職員でもある)の罪。
⑬岐阜県の裏金工作に関与し水増し請求・領収書などの発行に応じたという企業、商店、ホテル、料亭、割烹、ゴルフ場、その他。
⑭岐阜県お抱え弁護士への報酬、公共機関職員への餞別、おもてにだせない謝礼など広義の交際費。
⑮その他。
このようにみてくると、
①岐阜県の公金は裏金にすがたを変えた時点で恣意に使える半私的資金と見られる。
②裏金は使ったのこりは公的資金に還流することはありえなかった。
③岐阜県職員は裏金を不正資金と知っていた。知りつつ裏金に手を染めていた。
④裏金の性質を知りながら、ここれを諌めかつ当局に告発する職員はいなかった?
それは、裏金発覚以前・以後を通じていなかった。
⑤前④に関連し、告発したにもかかわらず当局が握りつぶしていたとすればこれはこれで大問題である。すでに2月頃から岐阜県警察は捜査(内偵)していたとの報道がある。
さらに、裏金はあたかも1994年時の4億6千万円に限定し、これ以外にはまったく存在しないかのような情報操作・岐阜県の誘導? があることはきわめて危険である。てらまちさんも主張されているようだが、その前・後にもほぼ同じ程度の裏金は存在し、それはいまも続いていると推定することに不自然さはない。
今回露顕した裏金はまさに九牛の一毛であることを知るべきだ。
誰が見ても、裏金がつくられはじめたときからそれは公金横領であり、これを知りつつ手を染め、告発もしなかった職員らは背任。裏金の授受に関する文書を処分した公文書毀棄。公務員法違反その他限りがない。
最後に、これらの重大な疑惑を手を拱いて見ないふりをしている岐阜県警に注がれている世間の目を忘れてはいけないだろう。
これからでも遅くないから心ある岐阜県職員、旧職員は良心をもって事実を正直に告げるべきだ。それは、岐阜県や岐阜県警ではなく、たとえば市民団体などの第三者が望ましい。正直なかれらに対しては罪一等を減じてもよいのではないか。
いっさいを闇に葬ろうとした梶原拓岐阜県知事以下関係職員らには行政の倫理に照らして厳罰に処するべきである。
岐阜県の不正に関与した業者らは当然出入り禁止。これも厳罰に処すべきでしょう。
さぁ、どうなるか
(
●てらまち
)
2006-08-31 05:32:34
★一人閑さん、おはようございます。
いつも、多面的なご指摘、ありがとうございます。
さすがですね。
ともかく、明日1日に発表される検討委員会の結果が、県の方向を示します。
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てらまちさんの、確実な根拠をもとに堅実に論理を組み立ててゆかれるブログ記事は、とても説得力があります。だから、成果を上げられるのでしょうね。見やすい大きな文字もとても親切です。
さて、 岐阜県の裏金。 ひじょうにおおきな問題になってきました。
一方で、どうしようもない裏の画策が着々と進んでいるようです。
これまでの報道を見ていると、総花的で、問題の分析があまりなされていないように思います。
私論になりますが、裏金の形成から費消までのフローチャート(図式)を順に見ていくと。
①公金をくすね裏金を蓄積した罪。
②裏金づくりを指示した当事者の罪。
③指示通りに裏金を保有した岐阜県各部署の職員の罪。
④裏金の存在を知らないといっていた梶原拓前岐阜県知事の罪。
⑤森元前副知事の証言と追求にあい、実は知っていたと前言を翻した梶原拓前岐阜県知事の罪。
⑥裏金を職員組合に移した罪。
⑦裏金を受収した職員組合担当者らの罪。
⑧岐阜県が保有する裏金を費消した罪。
⑨裏金費消(支出命令)を発したものの罪。
⑩裏金の支出に応じた職員の罪。
⑪職員組合が岐阜県からの要請_にもとづいて裏金費消(支出命令)を発したものの罪。⑫支出に応じた組合職員(岐阜県職員でもある)の罪。
⑬岐阜県の裏金工作に関与し水増し請求・領収書などの発行に応じたという企業、商店、ホテル、料亭、割烹、ゴルフ場、その他。
⑭岐阜県お抱え弁護士への報酬、公共機関職員への餞別、おもてにだせない謝礼など広義の交際費。
⑮その他。
このようにみてくると、
①岐阜県の公金は裏金にすがたを変えた時点で恣意に使える半私的資金と見られる。
②裏金は使ったのこりは公的資金に還流することはありえなかった。
③岐阜県職員は裏金を不正資金と知っていた。知りつつ裏金に手を染めていた。
④裏金の性質を知りながら、ここれを諌めかつ当局に告発する職員はいなかった?
それは、裏金発覚以前・以後を通じていなかった。
⑤前④に関連し、告発したにもかかわらず当局が握りつぶしていたとすればこれはこれで大問題である。すでに2月頃から岐阜県警察は捜査(内偵)していたとの報道がある。
さらに、裏金はあたかも1994年時の4億6千万円に限定し、これ以外にはまったく存在しないかのような情報操作・岐阜県の誘導? があることはきわめて危険である。てらまちさんも主張されているようだが、その前・後にもほぼ同じ程度の裏金は存在し、それはいまも続いていると推定することに不自然さはない。
今回露顕した裏金はまさに九牛の一毛であることを知るべきだ。
誰が見ても、裏金がつくられはじめたときからそれは公金横領であり、これを知りつつ手を染め、告発もしなかった職員らは背任。裏金の授受に関する文書を処分した公文書毀棄。公務員法違反その他限りがない。
最後に、これらの重大な疑惑を手を拱いて見ないふりをしている岐阜県警に注がれている世間の目を忘れてはいけないだろう。
これからでも遅くないから心ある岐阜県職員、旧職員は良心をもって事実を正直に告げるべきだ。それは、岐阜県や岐阜県警ではなく、たとえば市民団体などの第三者が望ましい。正直なかれらに対しては罪一等を減じてもよいのではないか。
いっさいを闇に葬ろうとした梶原拓岐阜県知事以下関係職員らには行政の倫理に照らして厳罰に処するべきである。
岐阜県の不正に関与した業者らは当然出入り禁止。これも厳罰に処すべきでしょう。
いつも、多面的なご指摘、ありがとうございます。
さすがですね。
ともかく、明日1日に発表される検討委員会の結果が、県の方向を示します。