tenntenのコロ死骸

みなさんブログ作ったので作ってみました

朝野昭徳PART7

2005-08-31 02:27:13 | 小説始めました
「うん…」
「あのね。実は私変質者に狙われてるみたいなの。
この前も包丁もったこわい人に襲われたの。」
(あれ僕がやったってことに気付いてないのか
(よかった。
「怖いから駅まででいいから一緒に帰って欲しいな」
(そんな目でみつめられても…でもぼくが犯人だしなぁ…
「うんわかった。」
「ほんとーうれしい。」


朝野昭徳PART6

2005-08-26 02:14:55 | 小説始めました
昭徳は言われた通り包丁を持って彼女の前に立った。
「かかかねだせ!」
「キャーーーー」
彼女は予想より大きな声で騒いだため周囲の人が集まってきた
(や、やべぇ
作戦では石井君がここで飛び出してくるはずなのだがでてこない。
(げ、限界だ
昭徳はひたすら逃げた。しかしまわりにいた人が追い掛けてきた。
五百メートルほど走り無事逃げ切ることができた。
(こ、これまじやばいな…
そのとき石井くんから携帯に連絡がはいった。
「ご、ごめいざとなり出ていけなくて」
「こっちは警察いっぱいきてやばいから絶対おまえ捕まるなよ!」
「うん…」
それから数日は学校でもその話題で持ち切りだった。
事件三日後
被害者である谷口さんが授業後話かけてきた。
「お話あるの…」
(ば、ばれたのか…刑務所行きか…


朝野昭徳PART5

2005-08-25 00:00:02 | 小説始めました
一週間がたち昭徳は特に前と変わらない生活を送っていた。
「おぃ!昭徳」
石井君だ。
最近よくわからないところを質問してくる。
彼も熱心に勉強しているようだ。
「ちょっと話あるんだけど」
「石井君どうしたん?」
「あの金髪の子とおれがうまく付き合えるようにおまえ手伝えよ」
「う、うん」
(あ、あの娘は…
(でも石井君の頼み断るわけにもいかないし…
「じゃあ昭徳おまえあの娘が帰るときあの娘を襲え
でおれがそこに助けに入るから。わかったな」
「う、うん」
(あわわわわ仕方ない石井君に殴られたくないしね
そして彼女が帰り夜道にはいった。
「よしいってこい」
「う、うん」


朝野昭徳PART4

2005-08-24 02:40:02 | 小説始めました
(む、むずかしいなぁ。でもがんばらないと
一週間ほどたち授業にも慣れてきたころ、昭徳は相変わらず気持ち悪い恰好だったので友達もできないままだったのだが
積極的に井上先生に質問しこれまでにないくらい勉強を頑張っていた。
その日も授業が終わり電車に乗っていた。
電車の中でも昭徳は予習復習をしていたのだがその日は違った。
「フヒヒヒフヒヒヒ」
酔っ払いが電車の中で暴れていた。
そしてその酔っ払いが昭徳に絡んできたのだ。
「おい兄ちゃん!」
昭徳は無視をして鞄の中からノートを取り出し勉強しようとしたのだが
酔っ払いは昭徳の方を向いてゲロを吐いてノートはゲロまみれになった。
そして昭徳の大事にしているアニメTシャツも…
「ゴルァおっさん何すんじゃゴルァ!」
昭徳はキレた。
酔っ払いは無反応だ。
次の駅で降り駅員がきてなんとかその場は収まり服は弁償してもらうことになった。
昭徳はとりあえず洗面所で服を洗ったが匂いは完璧に取れないままタクシーで帰ることにした。
次の日
いつもと変わらない授業を終え帰ろうとしたそのとき
「すいませーん」
どうみても昭徳に似合わない金髪の高校卒業したてにみえる女の子がいた。
「こ、これ読んでください。」
カワイらしい封筒を渡された。
その子は渡したと思うとすぐに帰っていった。
昭徳は急ぎ帰宅し封を開けた。

そこにはこう書かれていた。
《はじめまして。谷口美紀です。昨日電車で見ました。
酔っ払いを駅員に突き出すところすごくかっこよかったです。
もしよかったらメール下さい》
(これっていわゆるラブレターじゃ…
(うは、ど、ど、どうしよう


朝野昭徳PART3

2005-08-22 16:56:47 | 小説始めました
「わからんことがあればおれに聞けよ。」
適当に相槌をうち別れた。
電車に乗りながら
(あのいじめっ子だった石井もがんばってるのか
いろいろなことを考えながら昭徳は帰ってきた。
初日ということもあり昭徳は自分の部屋で復習をしていた。


朝野昭徳リターンズ

2005-08-14 04:04:57 | 小説始めました
あれから半年が過ぎ、朝野昭徳は宗教団体を抜け出し
実家に帰りまっとうな生活を送っていた。

「昭徳、この学校にいってみたら」
お母さんが持ち出してきたのは司法書士の専門学校のパンフレットだった。
(そだなーおれももう25か。今の時代資格だな
「うんいってみるよ」
・・・
そして初めて登校する日がきた。
電車に乗って30分のところに昭徳のこれから通う学校はある。
ガラガラガラ
「おはようございます。」
昭徳は元気よく挨拶をし教室にはいり他の生徒の顔をみると
そこにはかなり年のいったおっちゃんから高校でたての若者まで様々な人がいた。
席についた昭徳は緊張の面持ちで時間になるのを待っていた。
時間になり先生らしき人がはいってきた。
「はじめましてこれから私が半年間民法をおしえる井上です。
あと困った事があれば私に相談してください。」
年は40くらいのそこそこおしゃれな格好できさくな感じだ。
「それではみなさんこれから大変だとおもいますががんばってください。
ここにいる方は全くの初心者ですのでみなさん助け合ってがんばってくださいね。」

ニート朝野昭徳PART12

2005-08-11 03:59:19 | 小説始めました
終章
「そこの方悩みありませんか~?」
家も実家も失くした昭徳は出家信者となり今日も勧誘活動に励むのであった。




長い間ご愛読ありがとうございました。
これにて朝野昭徳シリーズは完結です。


初小説とまどいばかりでとても難しくて苦労しましたが自分の語彙力のなさなど反省すべき点が多くみつかり有意義な結果となりました。


ニート朝野昭徳PART11

2005-08-11 03:40:26 | 小説始めました
その一月後昭徳は借金を繰り返し闇金に再び手をだし借金は200万をこえていた。
(はぁー、どどうしたら…
(そろそろ働いて借金返さないとすむとこまでなくなっちゃう…
昭徳は仕事を探そうと会社の面接にむかった。
隣町の会社だったので電車にのり隣町の駅におりた。
「すいませーん」
「は、はい?」
みるからに同じオタクの匂いがする男の人が話かけてきた。
「あなた今人生になやんでいませんか?」
「あ、はい」
「一度こちらにきてみてください。」
そういって一枚の地図のかいてある紙を受け取った。
「こちらでは悩み相談など行ってますのでぜひ」
そう言うとその男は立ち去り他の人のところへいった。
(なんだろこれ。。
昭徳は面接会場へ急いだ。
「じゃあ結果は明日にでも連絡しますね。」
昭徳は無事面接をおえ家の近くの駅についた。
(そういやさっきの地図の場所このへんだったな…
昭徳は一応地図の場所へ行ってみることにした。
そこには【共栄会】という立派な標札と公民館のような施設がたっていた。
(なんだろこれ?
昭徳が施設を覗いていると奥から男の人がでてきた。
「悩み相談にいらした方ですか?こちらへどうぞ。」
昭徳は施設の奥へと通されそこには怪しげな仏像らしきものが並んでいた。
「今日はどういった悩みで?」
和尚さんらしき年寄りが話かけた。
「じ実は多額の借金で…」
昭徳は今の状況を話した。
「ふむ。お主には悪霊がとりついておる」
「そ、そんな。どどどうすれば?」
「我が共栄会に入信なされ!」
「は、はいわかりました。」
「うむ。それしか悪霊から逃れる方法はないぞ!」
「は、はい」
昭徳は受付らしきところで入信届を書いていると先ほどの和尚が言った。
「まずはこれを買うことじゃ!!」
指をさした先には金一千万と書かれたお札があった。
「これを持っていないとお主は必ず不幸になるのじゃ。」
「で、でもお金が…」
「ふむ、ならばわしが肩代わりしてやろう。その代わりわしの言うことを聞くのじゃぞ。」
(な、なんて器の大きい和尚さんなんだ…
(ぼぼくはこの人についていけば間違いないな
「はい。」


ニート朝野昭徳PART10

2005-08-11 03:01:02 | 小説始めました
彼女はその言葉を吐きすて店をあとにした。
(あれ。。何か怒らせたかな…
昭徳は会計をし店をでて路上を歩いているとスーツをきた綺麗なお姉さんが話かけてきた。
「お兄さんかっこいいね。ちょっと話しない?」
(これって逆ナン?初めてされた。
言われるがままついていくととあるビルの三階についた。
「あのーここどこですか?」
「ここの中でお話しましょう。」
中に入ると夜10時というのに事務員が何人かいた。
「こっちこっち」
昭徳は応接室に案内された。
「あのー?ここは一体?」
「あのね私これほしいの」
そういうと彼女は慣れた手つきでカタログを取り出し百万円の宝石を指さした。
「昭徳君に買ってほしいなぁ…」
「えっ。ぼぼくそそそんな大金持ってないです」
「大丈夫大丈夫。月々二万円で買えるから」
「そ、そう?」
どんどん相手のペースにのまれ昭徳は契約書にサインをしていた。
「お買い上げでーす。」
お姉さんは事務所中に聞こえるように言った。
「じゃそろそろ私帰るね」
「ちょっ、、」
お姉さんは外に行き柄のわるそうなおっちゃんがきた。
「そろそろ帰ってもらえまっか?」
「は、はい」