さくらやのまいにち

遠くから見てるだけ。

 
何もしてやれないなぁ。
 
三男の悲しみは
三男だけのものなんだね。
母ちゃんでも立ち入れない。
 
もしも16歳の頃の私に
同じ出来事が起こったならと、
想像をしようとするけど、
それじゃ多分、
全然足りてないんだと思う。
 
友達を亡くすこと、
その子のコトが好きだったこと、
 
どれも私の経験の中にない。
 
 
母ちゃんのくせに、
黙ってみてるしか出来てない。
 
時々、急に不安になって、
寝息を確かめたり、
 
母ちゃんもなかなかの不安定さです。
 
ひとが亡くなるってことは
こういうことなんだね。
 
子ども達。
大人になるまで生きてね。
今の不自由さは無くなるからね。
 
ハルは三男の隣でよく眠ります。
任せとけって感じかな、ありがとうね。



 
 
 
 

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