てくてく仙台

ナチュラルな暮らし情報誌「てくてく」
みんなの笑顔を探しにいきます。

再生

2011年04月02日 | てくてく日記
過去最大級の地震が起きてから、3週間。

この度の大地震で災害にあわれました皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。

あの日は、てくてく05号の編集作業をしていました。 突然、今までに感じたことのない大きな揺れ。 大津波警報をラジオで知るも、それ以上のことはほとんどわからないまま翌日に。

配られた新聞には、知っている地名ばかり。 でも、見覚えのある風景は、そこには写っていませんでした。 大きく書かれた『壊滅的』という文字。 何もなくなってしまったということ・・・?

先日、ようやく被災地へ行くことができました。 想像以上に、何もない。

それでも現地の人たちは、前を向いて歩いていました。 たくさん悲しんで、神様なんていないんじゃないかと思ったけど、 命が助かったことに感謝して精一杯生きることが 犠牲になった人たちへ、自分たちができることだと言っていました。

04号で取材させていただいた「浜里の家」も津波の被害を受けました。 ちょうど家を留守にしていたときで、家族は全員無事。

そして、『できることなら再生して、またここで暮らしたい』と。

再生への第一歩として、浸水してしまった部分の壁や床をはがしにいってきました。 風通しをよくして、使える部分を少しでも多くするためです。 ライフラインが復旧するまでには、だいぶ時間もかかりそうですが、 何年かかってもきっと実現してくれると思います。

そして、ここで暮らす家族をまた訪ねたいと思いました。 それまで、てくてくも頑張らなければ!