定点観測

点から見える日常の風景、点からできる日常のカタチ

神楽坂 巴有吾有

2007-04-09 02:13:49 | 日々雑感
日曜昼にやっているノンフィクションを見て、
神楽坂の名喫茶店「巴有吾有(ぱうあう)」が閉店してしまったことを知る。
山小屋のような木のあたたかみのある喫茶店で、2階は一部ギャラリーのようになっている。
かつて好きな男の子と一緒に行って、ぎこちなく珈琲など飲んだ思い出深い喫茶店。
スタバなんかに比べると珈琲が高い!印象があって。
でも小難しいコーヒーの名前にワクワクしたりした。

神楽坂界隈を通った時には「今度時間のある時に立ち寄ろう」と思っていた。
ずっとあるはずと思っていた店なのに、残念至極!
何でも東京理科大の改築?やらで再開発が行われる地域だとか。
あんな歴史と風情のある街をなぜ開発しなくてはいけないのか。

だいたい開発していいと思うことはあまりない。どの街も同じ顔になってしまう。
かつての代官山もそうだ。おしゃれなセレクトショップと昔からの家や路地が共存していて、
自分でその魅力を探す楽しみがあった。今は表面こぎれいで人は集まるが独自の魅力を多く失った。
ミッドタウン周辺もどうなってしまったのだろうか。
港区は交通不便な場所もあり東京に残された貴重なお宝スポットである。名坂もわんさかある。
どれもこれも平均的にこぎれいに整えないで欲しい。
その街の色を生かした開発とか一応は謳うのだけど、同じようなビルや白い箱が建つばかりで腹立たしい。

茂木健一郎のクオリア日記
不安な時は課題の中に逃げ込め!の言葉にググッと引っかかる。
自分のことと照らし合わせてじっくり考えてみようと思う。

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