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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆紫のタンゴ〜KIINA.の歌声を味わい尽くす♬555

アルバム10曲めは「紫のタンゴ」です。KIINA.の歌唱はこちら↓

氷川きよし / 紫のタンゴ【公式】 - YouTube

歌詞は歌ネットより。

氷川きよし 紫のタンゴ 歌詞 - 歌ネット

作詞は湯川れい子先生、作曲は杉本眞人先生です。

今回のアルバムのコンセプトはKIINA.の説明によると「演歌の真髄を感じるアルバム」だったそうですが、そうだとすると「紫のタンゴ」だけが12曲の中で異質感は否めません。

それでも「今、この時期に」どうしてもこの曲を世に問いたいという強い思いがKIINA.にあったのでしょう。

 

「自分は湯川先生と出会えたことで、気持ちが自然になったんです」「湯川先生から"自分らしく生きなさい""あなたが好きな歌を歌っていけばいいのよ"と言ってもらった言葉が自分の背中を押してくれたんです」

素の自分とファンに求められる「氷川きよし像」との乖離、歌いたい沢山の歌と「演歌のプリンス」であり続けることの矛盾…張り裂けそうな思いを湯川先生はすべて受けとめて「あなたはあなたらしく」と言ってくださった。

世界中の多くのスターの、スターであるが故の苦しみを見てこられた湯川先生だからこそ、心から発することの出来た助言であり、「紫のタンゴ」はKIINA.へ向けられたエールだったと言えるのでしょう。

 

KIINA.が本来の自分のアイデンティティーを素直に表に出し始めたことで離れていったファンの中に、二つのタイプがあったと私は思っています。

ひとつは「それは私の好きなきよしくんと違うわね」と静かに離れ、新たな推しを探しに行った人たち。

もうひとつはKIINA.の変化を裏切りと捉えて許さなかった人たちです。中には湯川先生を「きよしくんをそそのかした」と口を極めて攻撃した方もいました。

その方にとっては、KIINA.は幾つになっても世間慣れのしていない危なっかしい男の子で、彼が吐露し始めた自分の悩み苦しみは単なる中二病のようなものとしか思えなかったのでしょう。

 

「カスタマーハラスメント」が社会問題化されるようになって、かつて三波春夫さんがおっしゃられた「お客様は神様です」という言葉が、世間からはご本人の意思とは違う方向で捉えられ、言葉が独り歩きしてしまっていたことが新聞などで取り上げられるようになりました。

KIINA,は長い間、「ファンの皆さまが求める氷川きよしに」と口にしてきました。

もしかすると、その発言の背景には、三波さん以来歌謡界・演歌界に根づいていた「お客様は神様であるべき」という空気があったのかもしれません。

私は「10万人いたら10万の、100万人いたら100万の"きよしくん像"があるのに?誰の求める"きよしくん像"に応えるの?それって、最大公約数になるだけで、結局は誰も満足させられないのでは?」とずっと疑問に思っていましたので、KIINA.が率直に本来の自分の姿を出し始めたことが、私自身の心の重しも取れたように嬉しかったのです。

 

私に言わせれば、「本来の自分の姿なんか表に出さないで、ファンに求められるものを提供するのがプロでしょう?」というKIINA.への批判は、カスタマーハラスメント以外の何ものでもありません。そんな要求をする人をファンとは呼びません。

心を持っているから、歌手は歌が歌えるのです。

 

湯川先生がKIINA.のすべてを大きなお心で受けとめて肯定してくださらなかったら、KIINA.は歌を続けられなかったかもしれません。

こうして1年8か月のお休みを経てまた戻ってきてくれたのも、先生の励ましあってのことと、「紫のタンゴ」を聴きながらしみじみと深く感謝しているのです。

コメント一覧

みつこ
とねりこさんのお気持ち、そうそうと頷きながら読ませて頂きました。カスハラ的言動をする人は歌手はお金を出しているファンの要求に応えるべきと考えているのでしょうね。歌手とファンは対等、いいえ私は歌ってくれるだけで感謝です。歌手は俳優や画家、演奏家と同じ、その人となりが表現に反映されてこそ本物だと思います。
台風10号が接近中ですね。ノロノロ台風で、来週の大阪コンに影響しないかとハラハラしています。早く行ってしまって、新幹線に影響しませんようにと祈っています。今日はすだれや植木鉢片付けました。進路に当たる皆様どうか被害が出ませんように祈っています。
サファイア
クリコン2021で、濃い紫色のドレスで、右袖から入場してきたKIINA.の、なんと美しい事でしょう!! あと、ラストのキメ顔も。 私はこれで「紫のタンゴ」が好きになりました♪

で、とねりこさんの記事のことですが、
>「それは私の好きなきよしくんと違うわね」と静かに離れ、新たな推しを探しに行った人たち
>KIINA.の変化を裏切りと捉えて許さなかった人たち
後者のような、「他人は変えられない」という法則を理解できない人が多いのに驚かされます。 その人を変えられるのは「その人自身」だけです。 せめて、前者のような対応は出来ないものでしょうかねぇ?
ましてや湯川先生に文句を言うのは、筋違いも甚だしいです!(-_-メ)
藪つばき
こんにちは。今日は「紫のタンゴ」湯川先生の詞も素晴らしいけれど、今日改めて聴いて、なんというこの詞にぴったりな曲なんだろうと驚いた程でした。上手く言えませんが、これ以上この詞にぴったりな旋律はないだろうと思える程ですばらしいと思いました。
KIINAさんは湯川先生に出会われたことで、自然体に生きて行こうときっかけを掴むことが出来たのですね。KIINAさんの悩みが想像する以上に深刻だったこと今さらながらKIINAさんの心中を思い、よく耐えて下さったな、よくよみがえって下さったなと感謝の気持ちがわいてきます。

離れていったファンの二つのタイプ、とねりこさんの見解はまちがいなく、私も全くそう思います。
>心を持っているから、歌手は歌が歌えるのです~その通りですよね。「歌は心で歌うもの」と言われた、作曲家の船村徹先生の言葉を思い出しました。記事を読んで、朝から納得のしっぱなしでした。
 
ゆきやなぎ
こんにちは。
とねりこさん、毎日ありがとうございます。
今日のとねりこさんのおっしゃる通りKIINAの目指す方向性から離れて行ったと言う方々、今更何を言いたいのですかと。腹ただしくなります。
私も既に高齢です。
KIINAのファンになってから20数年が、KIINAの歌唱が全部好き、そしてKIINAの生き方人間性そのものが好き、人はそれぞれに人間性や環境も違うのですから仕方ないかも知れませんがKIINAを批判するのは一ファンとして悲しいし許せないのです。

毎日、とねりこさんがKIINAの歌唱曲に纏わる様々な事柄や要素を詳しく教えて下さり感謝の気持ちでいっぱいです。

後、どれだけKIINAのコンサートに行く事が出来るか。歌声が聴けることができるかはわかりませんが生きてる限りKIINAの大、大ファンです。
そして、このブログに集う皆さま方のコメントを読ませて頂くのも毎日の楽しみです。

すみません。私の独り言とお許し下さい。
トマト
おはようございます😊
台風気を付けましょう
大阪は東京の様に台風一過で暑いかと思いますので体調整えに勤しんでおります
私の周りには幸いファンを去った人はいませんが一時的にファンクラブを脱退した人はいます。なので復帰に慌ててチケット頼んで来た人います。今後ファンクラブ会報紙がどうなるか待ちたいと思います。
紫のタンゴ私も好きです。テレビ等で歌う機会が無いのが残念です
甥っ子なんか箱根八里とズンドコそれに白雲の城位しか知りません。白雲の城は紅白で聴き(熊本在住)感動して良かったと言ってくれました。
全国区の公共放送さん(笑)には期待です😆
チャチャチャ
おはようございます。「紫のタンゴ」演歌歌手と言う職業が特別なのでしょうか。ポップスも歌謡曲系もそんな曲は嫌だと言うファンはいないような気がします。ただキイナのファン層が年代が上で理想の息子(男性)をKIINA.に求めたと言うのでしょうね。歌手と言う仕事と色々な役をする俳優とどこが違っているのでしょうか。

歌う事が大好きで芸能界に戻って来てくれたKIINA.彼を好きで待っていてくれた人達が推しを続けてKIINA.と同じ考えの方々が一緒に歩いて行く。これで良いと思います。一人の人として頑張っている人を悪く言うのは間違っています。「紫のタンゴ」KIINA.の堂々とした歌唱、素晴らしいと思います。
せり
おはようございます。「紫のタンゴ」まさに湯川先生がKIINAの為に作って下さった作品ですね。男でも女でもないKIINAという唯一無二の存在。かおりさんもおっしゃっていたようにいまだに旧態依然の部分もある演歌歌謡界に一石を投じる唯一無二の存在感。ファンのカスタマーハラスメントはKIINAのみならずいろんなところに見られますね。ご自分の理想とする存在ではなくなった時にはバッシングではなく静かに身を引いてほしいです。KIINAを丸ごと愛するファンの応援でKIINAの歌の道を胸を張って歩んで行って欲しいです。
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