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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆旅笠道中〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬6

「股旅演歌名曲選」4曲目です。

https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-30920.html

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/57616/

 

創唱者は東海林太郎さん。昭和10年公開の映画「東海の顔役」の主題歌として歌われたそうです。この映画は市川右太衛門さん(北大路欣也さんのお父さまですね)主演の清水の次郎長のお話だそうですから、「旅笠道中」は次郎長を歌った曲ということになりますね。

 

東海林太郎さんは、秋田県のご出身。元々は音楽学校でバイオリンを勉強したかったそうですが、お父様の大反対にあって早稲田大学に進学、卒業後に満州の小さな町の図書館長に赴任するも、一念発起日本に戻ってきてクラシック歌手を目指しました。

ある日レコード会社から渡されたのは「赤城の子守唄」の譜面。高田浩吉さんの主演映画の主題歌として制作されたものでした。

「自分はクラシック歌手。ヤクザの世界は自分には分からない」と断わろうとした東海林さんに、詞を書いた佐藤惣之助さんが「ヤクザになった人間は、皆農家の次男三男。農家も継げなくて生きるために仕方なく徒党を組んでる。これは男の泣ける歌なんだ」

東海林さんは譜面を受け取り、自分はどんな曲もクラシックの唱法を貫いて歌おう、燕尾服でブラームスの子守唄を歌うような気持ちで歌おうと決めたのだそうです。

 

Kiinaを演歌に導いてくださった本間先生が、東海林さんにお会いした時に「歌は心で歌うものですよ」と教えられたと、「きよしへ」の中で書いてらっしゃいましたね。

建て替える前の秋田県民会館の裏手に「赤城の子守唄」の歌碑がありましたが、今はどうでしょうか。

東海林さんには同県人として格別の思い入れがあるため、ご紹介が長くなりました。これでもだいぶ端折りましたσ^_^;

 

で、その東海さんが歌われた「旅笠道中」に戻りますが()、「そうか、これは次郎長の歌だったんだ」と分かっただけで、自分の中の次郎長のイメージで聴くことが出来ます。

Kiinaの自然体の歌唱、特によく響く低音部の音の伸ばしが気持ちよいです。

チャレンジステージのリハーサル風景。「旅笠道中」2コーラス目の歌い出しで中断になって、カメラに気がついてこちらを見ていましたね。「旅笠道中」というとKiinaのあのお顔が目に浮かびます。

コメント一覧

せり
こんにちは。橋さんはど真ん中世代ですが東海林太郎さんはテレビで見てたかなあ。私の世代は歌番組は玉置さんの「ロッテ歌のアルバム」でその後は黒柳さんのベストテン等でしたから。VTRでは直立不動で歌われるお姿を拝見したことはありましたが。「潮来笠」「旅笠道中」ほんと偶然ですね。
とねりこ
まったくの偶然ですが、今日の「歌謡スクランブル」前半で橋幸夫さんの「潮来笠」が、後半は「東海林太郎作品集」で「旅笠道中」や「赤城の子守唄」が流れます。
本当に偶然ってあるんですねえ。

東海林太郎さんが歌ってらっしゃる姿をテレビなりで見たことがあるのは、ギリギリ私世代までで、Kiinaのカバーで初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。

そういえば東海林さんの「すみだ川」も、KiinaはCDにこそ入れていませんが「BS日本のうた」でよく女性歌手の方とデュエットしていましたね。
美人歌手の方と並んで絵になる若手歌手はKiinaしかいなかったので、引っ張りだこで。
で、間奏で見つめ合うと会場から悲鳴が(笑)
元布団の中のお母さん
おはようございます
本間先生も、東海林太郎さんも、信念があって凛としていらっしゃいますね
氷川演歌も、清々しくて明るくて
爽やかで、きよしくんが出演される番組は、たくさんの生の公演を観に行けない方々にも、夢と癒やしを届けられたと思います
今、なかなかお姿が見られない休養期間こそ、皆さん、じっくりCDを聞き直して下されば、嬉しいですね💕
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