アルバム「生々流転」の掉尾を飾るのは、オリジナルロックの「白い衝動」です。初回限定盤にMVが付いています。
歌詞は歌ネットより。
どっしりとした正統派演歌の「生々流転」「北の一番船」から始まり、歌謡曲寄りの「はぐれ夢」「ヨコハマブルース」「かもめの街」「紅ドレス」、母の愛を歌った「あれから」「母」、軽いポップス寄りの「明日はいい日」「Call Me Kii」、深く激しい恋をバラードに乗せた「恋、燃ゆる。」「枯葉」と、このアルバムにはしっかりとした流れがありました。そのゴールとなるのが激しいロックナンバーの「白い衝動」です。
見事に計算し尽くされたセットリストですし、1枚のアルバムでひとりの歌手がこうまで違ったジャンルの曲を、しかも一曲ごとに発声法まで変えて完璧に歌いこなすのは、KIINA.以外には不可能なのではないでしょうか。
「アルバムの最後にすべてを真っ白に戻して終わろうと思って」とKIINA.。そしてまたここからスタートする鐘の音が印象的です。
氷川きよし、すべて真っ白に戻そうというロックナンバー「白い衝動」MV公開 | BARKS
このMVでは真っ白な衣装ですが、この年のスペシャルコンサートでは黒のボンデージ、翌2021年念願叶った有観客のポップスコンサート「You are you」では赤を基調にしたボンデージの攻めの衣装で、どちらでも本編最後のナンバーとしてこの曲を選び、本当に楽しそうに歌っていましたね。
ひょっとしたら"ロックシンガーKIINA."を一番自然体で見せているのが「白い衝動」なのかもしれないと、そんな気がしてきました。