アルバム・オリジナル曲2曲めは「お江戸のさのさ」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=pO-VafGdHGY
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/256303/
この曲は「オリジナル・コレクション〜時代物・音頭の世界〜」にも収録されていますね。
「さのさ」は端唄の一種で、明治期に流行したそうです。
こうした歌は何の気なしに口からこぼれた言葉に節をつけたように聴こえるので、一見簡単そうですが、本当に歌唱力のある人が余分な力を抜いて歌うのでなければサマになりませんよね?
Kiinaは本当に小唄、端唄がお上手!
演歌でもポップスでもなく、いわゆる俗謡の発音、発声法で歌ってみせられるところが、本当にお見事です。
明治座公演では、華やかなリズム歌謡の「愛の翼」から一転、黒地に赤い薔薇を大きくあしらった粋な着流し姿に疾替えして登場。一瞬にして劇場を江戸情緒漂う和の世界に変えてしまいました。
薔薇の花の付いたマイクはそのままで、まったく違った洋と和の世界を描き分けてみせるという、Kiinaでなければ出来ない見事な演出でした。
そう言えば、「浜町傾げ傘」もやはり明治座公演に合わせて作られたんでしたね。
日本橋という土地柄が端唄に合うんでしょうね。
演歌、ポップス、ロック、シャンソンから端唄まで。薬箪笥のように何でも揃っているKiinaの歌の引き出し。
「ズンドコ部と限界突破×サバイバーだけじゃありませんよ〜!」と世間の人に教えてあげたいです。