アルバム3曲めは「キニシナイ」です。KIINA.の歌唱は公式You Tubeのフルバージョンから。
歌詞は歌ネットより。
20周年コンサートではリズム歌謡をEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)にアレンジしてまったく別の曲のように歌ってみせましたが、こちらは正真正銘の本格的EDMサウンドです。
作詞は柳田しうさん。
作曲・編曲は梅堀淳さん。
サウンドクリエーターATSUSHI UMEBORIのブログ│MOVEMENT
「今、インターネットなどで、いろんな情報が飛び交っていて、フェイクニュースや中傷を信じて行動してしまう人もいる。本来のSNSは正しい情報を送るもの。『目で見て話そうよ』ということをEDMにのせて発信しました」とKIINA.。
その意図をしっかり汲んで、見事なEDMサウンドに仕上げてくださっていますね。
作曲・編曲の梅堀さん、「キニシナイ」をご自身のworkの筆頭に挙げてくださっただけでなく、この作品が近田春夫さんの「考えるヒット」で取り上げられたことにとても感激してくださっています。
週刊文春の「近田春夫の考えるヒット」に「キニシナイ」が取り上げられた!│MOVEMENT
そう!
近田春夫さんが、配信になった「キニシナイ」が気にかかって、改めてアルバム「Papillon」を取り寄せ、「考えるヒット」は原則シングル曲しか論評しないのに、「どうしても書かずにはいられない」といった体で、アルバムと「キニシナイ」を絶賛してくださったのです。
いわく「演歌歌手氷川きよしがポップスで勝負したこのアルバムが、いちいちちゃんと聴かせてくれるのだ」と。
「キニシナイ」曲自体については、前掲の梅堀さんのリンクのとおり「J-popとしての完成度が大変高い作品」と、そしてKIINA.がひとり歌い踊る映像について「氷川きよしの動きに"明治座感"がゼロなのには、目を見張るものがある」「この人はもはや演歌界の大御所といっていい存在であることを考えると、これはちょっと他の人には真似の出来ることではないかも知れぬ」と書いてくださっています。
これは世界基準のフロア感だと。
偉い方が評価してくださったから、というのではなく「キニシナイ」はいちリスナーとして純粋に楽しめる一曲ですね。KIINA.の仕草も表情もいちいち可愛いし。
こういったサウンドを聴くたびに、「男の絶唱」を歌い上げる氷川きよしくんと「キニシナイ」を軽快に歌い踊るKIINA.と、両方を堪能出来る私たちはなんて贅沢なんだろうと思わずにいられません。