新立川交通の一番の特徴は労働組合の存在です。
会社側と議論し、働く人を守ろうとする意識の高い会社です。
その自浄作用の強さと、面接時の部長の人柄で新立川交通に転職しようと考えました。
会社に入り、研修期間に労働組合の話しを聞く機会が与えられます。
確かに労働組合の強い存在を感じました。
他のタクシー会社にいた人であれば、新立川交通の労働組合の取り組みはとても魅力的に感じるものです。
しかしそこで、一つの疑問も抱きました。
ここまで労働組合が会社と議論して喧嘩して、労働者の立場を守ろうとするのは…
ひょっとして元々の会社の方針が酷かったからではないか？
労使交渉の結果、今は丁度良い節理であったとしても…
根本的な会社の体質には問題があるのではないか？
とは言え、労働組合を許されない会社に在籍していた私にとって、これだけ強い労働組合を持つ会社は魅力以上の何者でもありません。
疑問は抱きつつも、そのまま会社に在籍する道を選んでしまいました。
そして…
私が抱いていた疑問は…直観は…まさに直観の通りそのものでした。