マルファン症候群だけど理学療法士

医療従事者だけど患者でもある。手術の体験や日々の生活について書きたいと思います。

あなたは『自分の死』を考えたことをありますか?

2019-07-06 22:11:06 | 日常
突然、こんなタイトルですみません。

最近、『自分の死』を考える機会があったので書いてみました。

私が『自分の死』を考えたのは2回。

1回目は6年前、急性大動脈解離で緊急手術をした時・・・

2回目はつい先々週のことです。
深呼吸した時に左胸部に疼痛があり、痛みがなかなかひかなかったため、気胸かなと思い、救急を受診。
結果的に胸膜炎だったのですが、その時に左肺尖部に嚢胞があるとのことで呼吸器内科を紹介されました。
軽い気持ちで呼吸器内科を受診したところ、先生から「これはちょっと・・・」「もしかしたらPPFE(特発性上葉優位型肺繊維症)かもしれないので、調べてみましょう」と言われたのです。

言われたときはなんか、茫然としてなにも考えれなかったんですけど、診察室を出たら急に涙が止まらなくなって・・・
私は呼吸リハビリに携わっていたこともあり、肺線維症がどのような病気かわかっていました。難病で、予後が良くない病気。治療法はなく、進行を少し遅らせる程度がいまの医療の限界。

子供を成長する姿を見れないのか・・・妻と子供は私が死んだらどうやって生きていくんだろう・・・
不安ばかりが頭の中を駆け巡って、数日はそのことばかり考えていました。

1週間後の診察で血液検査で詳しく調べて、結果的に肺線維症ではなく、術後の合併症(胸膜の癒着などにより肺実質に負担がかかって嚢胞みたいになっている)ではないかということでした。

6年間と今とでは背負うものが違います。夫として、父親として、家族をしっかりと養っていかなければなりません。
まだまだ簡単に死ねません。

今回の件で、改めて生きることのありがたみを感じることができました。
毎日毎日を一生懸命過ごしていきます。





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