久しぶりに詩ができた。
◇ 塩むすび ◇
高田君家のお母さんが 握ってくれた塩むすび
大きなお皿に山盛りにして 炊き立てのアツアツご飯で
中身は何にも入ってない ただのおむすびだけど
お母さんの優しいぬくもりが ギュっと詰まった塩むすび
近頃流行のおむすびは 海苔もパリパリ具も豪華
だけど冷たく並べられていて 何のぬくもりもない
中身は何にも入ってない ただのおむすびだけど
アツアツ手塩で握ってくれた 高田君家の塩むすび
中身は何にも入ってない ただのおむすびだけど
お母さんの優しいぬくもりが ギュっと詰まった塩むすび
高田君家の塩むすび
お母さんの塩むすび
◇
ちなみに、ここに出てくる高田君家は高田渡さん家ではなく、小学校からの私の友人である高田君のこと。
中学生の頃、休み前になると泊まりがけで高田君家へ遊びに行って、朝まで歌ったり、喋ったりしたものだ。
そして少し眠った後、必ず出てきたのが高田君のお母さんが握ってくれた“塩むすび”なのだ。
アツアツの炊きたてご飯で握られた塩むすびは本当に美味しかった。