2015年4月16日(木)『三条へ行かなくちゃ♪~従業員研修旅行 vol.1~』
4月16日はフォークシンガー高田渡さんの命日。
この日、息子の高田漣による『高田渡トリビュートライブ “Just Folks” 京都編』が行われるというので従業員約一名を連れ立っていざ京都へ。
9時40分津山駅発のハイウェイバスに乗り込む。
他の乗客は5名ほど、ハイウェイバスをほぼ貸切り状態^^;
発車と同時に缶ビールをプシュッ!女房も同じく。
(この日、店の方は臨時休業とさせていただきました。皆さまお許しをm(__)m )
ただの旅行なら、ここからしっかり飲んでもいいんだけど、ライブを聴きに行くのが目的、ベロベロで会場入りするのは失礼だし、しっかり記憶に留めておくためにバスの中ではこの一本だけにした。
ちょうど3時間、12時20分京都駅に到着、目前に京都タワーを眺めながら昼食の目的地まで歩くことに。
目指すはにしんそば発祥の店、四条大橋直ぐ東の『松葉』。
地図アプリで検索し、鴨川沿いを歩いて行く。
この鴨川、綺麗に整備されていてとても水流が清々しい。
(津山駅からすぐの吉井川ももっともっと手を入れたらいいのになぁ)
川辺ではギターとバイオリン、ディジュリドゥを吹いている若者も居た。
四条まで歩くにはかなりの距離、途中から地下鉄を利用する。まだまだかなり歩くことになるので体力温存だ。
『松葉』に到着。横には南座、『市川海老蔵 特別舞踊公演』の看板が大々的に揚げられていたがこの日は休館日であった。
お昼時を少し過ぎていたが、松葉の2階は満席だそうで地下へと案内された。
もちろん『にしんそば』を注文。
1861年創業のこのお店、2代目がにしんそばを発案し全国に広まったそうだ。
学生時代、神戸で初めてにしんそばを知り、元々そば好きの私は中でも『にしんそば』が大好きになったのだ。
そして、いつか京都でこのにしんそばを食べたいと思っていたのが実現したのです。
だし巻きたまごも取り、瓶ビールを飲みながらそばが運ばれるのを待つ。
ビールは1本だけのつもりだったが、二人で1本はあっと言う間、2本をいただきました。
『にしんそば』、にしんがデカイ(^^) 甘辛く炊き上げられたにしんはホロリと箸で割れ、口に含むと柔らかくそばの出汁ととても良く合う。
相場からすると少々お高いが、元祖であるため致し方ないか^^; 満足の昼食でした。
お勘定に席を立つと店のおばちゃんが「おおきに」と。
あ、京都へ来たんだなと実感。
さて昼食を終え、いざ三条へ。
ここからはまた歩き。
途中、鳩に囲まれ休憩したり、どこかの通りでは弾き語りをしている青年も見えた。
三条へは、イノダって思うでしょうが・・・
その前に三条川原町通にある『六曜社』。
渡さんはイノダ以上にここへ通っていたそうだ。
コーヒーは、女房殿がホット、私はアイスコーヒーにした。
ここは自家製のドーナツが有名だが、また次回にしよう。
(そう、すでに京都ファンの私は、この時点でまた来ようと思っていたのでした)
今のマスターはオクノ修さん。
渡さんのカバーアルバムも出しているシンガーソングライターでもある方です。
お勘定の時に少しだけご挨拶をさせていただき六曜社をあとにした。
とても雰囲気の良い落ち着いた店だった。
コーヒーを続けて飲むのも何だから、イノダは後の楽しみにとっておき、ライブハウスの下見とホテルへのチェックイン。
ライブハウスは昨年40周年を迎えた、老舗『磔磔』(タクタクと読む)。
磔磔(タクタク)までスマホ片手にテクテクと^^;
縦と横に整然と区画された街は、初めて訪れても大きく道に迷うことはなく、方向音痴の私にはとてもありがたい。
住宅地の奥まったところにある磔磔は、白壁の蔵を改造していて重厚間満点、京都の音楽シーンを70年代から支えてきた貫禄が、その外観からも伝わってくる。
会場の場所も分かったところで、今夜宿泊するホテル『ドーミー イン』へ。
このホテルを選んだのは、最上階に露天風呂、天然温泉の設備があるからだ。
とても綺麗でクリンリネスも行き届き、予約していた部屋も十分な広さ。
最上級とはいかないが、満足感の味わえる宿だ。
ホテルで少し休み、いよいよこの研修のメインイベントへ。
初日16日(木)
津山駅→京都駅→四条『松葉』→三条『六曜社』→富小路『磔磔』→ホテル
vol.2へ続く(^^)/
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2015年4月16日(木)『三条へ行かなくちゃ♪~従業員研修旅行 vol.2~』
ホテルで少しの休憩後、タクシーで三条へ。
遂に来ました、『イノダコーヒ』本店!
私の店の常連さん達も結構ここを訪れていて、お話を伺う度に羨ましく思っていましたが、やっと念願が叶ったのだ。
店内はホテルのロビーを思わせるようで広くゆったりとしている。
ウェイトレス、ウェイターもキビキビと接客していて、その姿を見ているだけでも気持ちいい。
店内の一番奥、中庭の見える席に座り、コーヒーは『アラビアの真珠』を。
この後のライブ中には食事が出来ないだろうから、ローストビーフサンドを取る。
コーヒーもしっかりコクがあり、サンドイッチも美味しい。
席からは赤白チェックのクロスが掛けられたテーブルがある中庭が見渡せる。
そう、ここで坂崎幸之助さんと渡さんが『コーヒーブルース』をやった場所だ。
YOUTUBEにもアップされている。
https://youtu.be/iW_okWaHHss
三条堺町のイノダ、また来よう。
今度はビールとカツサンドかな^^;
さて、イノダを後にライブハウス『磔磔(タクタク)』へ例によってテクテク^^;歩いて向かう。
下見をしておいたから、迷うことなく富小路へ。
途中、錦市場を横切る。
観光客で凄い賑わいの通りで、明日のお土産はここで買うことに決めた。
6時半開場の磔磔へは、6時前に着いた。
ほぼ一番乗り。
新しく出版された渡さんの日記『マイフレンド』を購入、開場を待つ。
少しずつ人が増え、開場前には100人位になっている。
自由席なのでよい席を取ろうと、入り口の前、最前列で待っていたが、入場は整理番号順とのこと。
チケット番号が整理番号となっており、私は117番、ガックリ^^;
これは立ち見も覚悟しなくてはと思っていたが、入場すると運良く前の席が空いていてスタッフの方が2列目を案内してくれた。
これはラッキー、ステージが目の前だ。
そしていよいよ開演。
磔磔のオーナー、そして同じく京都の老舗ライブハウス『拾得』のオーナー、漣くんがステージへ上がり30分ほどのトークショー。
渡さんの若かりし頃の面白い話が聞けた。
そしてトリビュートライブ、蓮くんは渡さんが愛用していたカスタムギターを抱えている。
あの14フレットより上はフレットが打ち込んでないヤツだ。
1曲目は『仕事さがし』、渡さんがライブの1曲目でよくやった曲だ。
アイスクリーム、コーヒーブルース、おなじみの短い手紙、etc 全曲高田渡だ。
ブラザー軒ではギターをエレキに持ち替え。
えらくちっちゃなエレキだなと思ったら、なんと田端義夫と同モデルをヤフオクで落としたものだそう。
これがいい味出していて、ブラザー軒がピタリとハマっていた。
恥ずかしながら、この歌に涙してしまった。
ソロでの弾き語りは渡さんを思い起こさせ、バンド編成では漣くんの音楽性がしっかりと伝わるナイスアレンジだった。
会場は超満員、立ち見も出ている。
以外だったのは女性客も多く、若い女の子も沢山居た。これは純粋に漣くんのファンなのかな。
私たちの年代のオーディエンスは明らかに渡さんファンだね。
ライブ後のサイン会では長蛇の列、私も並んでポスターと本にサインをもらった。
岡山・津山から来たこと、そしてフォーク酒場をやっていることを伝えて握手。ミーハーなんです^^;
いつか津山へ来てくれないかな、などと思いつつライブ会場を後に。
すでに弦楽器のマルチプレイヤーとして有名になっている漣くん、彼の音楽性には渡さんが今も息づいていると感じられた。
この後も各地で行われるこのトリビュートライブの成功と、ますますの活躍を祈っています。
次は遅い夕食。
『奧野和憲と北村将吾』さんに教えてもらった居酒屋『常木屋』へ。
もうひとつ教えてもらっていた『お数家いしかわ』はオーダーストップの時間が早かったので常木屋さんを選んだ。
焼き鳥が美味しい!
ゆばを使った料理も、奥野君おすすめの厚揚げもめちゃ美味しかったです、大満足。
お腹を満たし、ビールもしっかり飲んだ。
ホテルまでタクシーを使って帰り、9Fにある温泉で疲れを癒し、女房殿も途中脱落なくしっかりと研修旅行初日を終えた。
初日16日(木)続き
ホテル→イノダコーヒ本店→ライブハウス磔磔→下京区神明町『常木屋』→ホテル
vol.3へ続く
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2015年4月17日(金)『三条へ行かなくちゃ♪~従業員研修旅行 vol.3~』
研修旅行最終日、2日目はオプションとして観光^^;
京都まで来たのだから一応観光地も訪れておかなくてはということです。
朝の8時頃起床、一番にまずお風呂。9Fの天然温泉・露天風呂へ。
さっぱりと汗を流したあと、1Fのレストランで朝食バイキング。
京の食材を使った料理も楽しめるとのことなので、事前に予約しておいた。
ホテルのバイキングってがっかりの場合もあるけれど、今回は満足感のある料理でした。
ご飯は筍ご飯で(おかわりもしっかりしました)、生湯葉の刺身、万願寺とうがらしの炒め煮など、京都を手軽に味わえた。
(ひとつ残念だったことは、夜のサービスで夜鳴きそばの無料サービスというのがあったのだが、これはホテルに戻った時間が遅かったため食べることは出来なかった)
この朝食バイキングには女房殿も満足であったようだ。
食事を済ませ、コーヒーを部屋に持ち込みしばし休憩。
11時にチェックアウトを済ませ、京都駅まで歩き、そこからバスへ。
向かうは観光地『清水寺』、奈良時代末期に開山されその後創建された日本を代表する寺院のひとつですね。
観光客の多さには誠びっくりさせられた。
傍から聞こえてくるのは中国語や韓国語ばかり、ほとんど外国人か修学旅行生なのである。
着物姿の女性も沢山いたが、やはりレンタルの着物をまとった外国人であった。
一通り観光を済ませ、清水道を歩いて降りる。
この通りも凄い人だ。
坂を下っていると、生ビールの看板が見えた。
そろそろ喉も渇いてきていたので、ひと休みすることに。
牛串でビールを一杯。
またまた鴨川へ出、川沿いを歩いて四条まで。
京の風物詩『納涼床』の設置が始まっている。
納涼床には90軒もの店が並ぶそうで、いつか夏の時期にも訪れてみたいものだ。
その後、新京極のアーケードを抜け(入ってみたいと思わせる面白い店が沢山あった)錦市場へ。
この錦市場、400年の歴史があるそうで、狭い通りに一杯の観光客がひしめいている。
ここで少し買い物をし、昼食へ。
下りながら蕎麦屋を探す(今度は普通の蕎麦屋でにしんそばが食べたいと思ったのだ)。
四条通りを少し下った貞安前之町に『そば処 永正亭』を見つけた。
店内に入ると、いかにも普通の蕎麦屋さん。
松葉と違って地元の方が多いようだ。
値段も高くない、味も松葉と遜色無し。
女房殿はさすがににしんそばを二日続けてはと天ざるであった。
さて、楽しかった研修旅行もこれにて終了。
バスの時間に余裕を持って、タクシーで駅へ向かう。
待ち時間の間は駅の構内にあるカフェバーで休憩。
煙草が吸えるというので、店外に設置されたテラスに席を取り、ビールとポテトフライ。
あー、美味い。
後は津山へ帰って店を開けなきゃ。
二日目17日(金)
ホテル→京都駅→バスで五条坂→清水寺→鴨川沿いを徒歩で四条まで→新京極→錦市場→そば処 永正亭→京都駅→津山
以上、全旅程無事終了
一日店を臨時休業して行った京都。
とても楽しい二日間が過ごせた。
日頃何もしてやれない女房殿にも、いいリフレッシュとなったと思う。
おかげで、ジャックダニエルズ3Lに溜めた貯金は空になってしまったが・・・^^;
また一から貯金して満杯になったら、また研修旅行にでかけるとしよう。
何年後になるかわからないけどね。
\(^o^)/