taro's "mono" magazine

限りない物欲、限りある小遣い…男には、それでも買わなければならない”モノ”がある

#10 "THE ROLLING STONES"

2006-04-08 23:34:41 | ☆☆☆☆☆モノ

 今回は”来日記念”ということで『The Rolling Stones』関連のモノを紹介しようと思う…とは言っても、今日4月8日現在はすでに全公演を終えて、とっくに日本にいないわけだが…

 思い起こせば20数年前、テレビの深夜枠でなぜかCM抜きで放送された81年のライブツアーの記録映画を見て以来、飽きることなく聴き続けているストーンズ…
 学生の頃行ったアメリカ(グアムだけど…)でも、ゴルフや射撃に興じる友人を尻目に、一人ダウンタウンのレコードショップに出掛け、レコード(当時は国内外で価格差が3倍ほどあった)やグッズを買いあさった
 そのうちの1つが下のジャケットのワッペン…
 ショーケースに入っているのを「ROLLING STONES ! THIS ONE , PLEASE!」と何度行っても通じない
 しまいにゃ店員に向かって大きくベロを出すという、キケンなボディ・ランゲージまで駆使して買ったモノだ

 ところがアメリカ(だからグアムなんだけど…)から日本に帰ってくると、「ミックがソロで来日する、しかもチケットはSOLD OUT」という、思わず肛門が弛緩しそうな事実を知った
 が、神は自分を見捨てていなかった
 名古屋の追加公演が決定!しかもチケットを取る電話があっさり繋がり、前から5列目でミックを拝むことができたのである
 
 さてこのツアー、実は”ギターはジェフ・ベック”のハズだったのだが、リハーサルから本気モードのミックについていけずに降板し、代わりにこれまた有名なギタリスト(らしい)ジョー・サトリアーニってのが担当したのだが…
 コイツがまるでわかってない。セットリストの8割がストーンズの曲だというのに、ド派手な原色のストラト(しかもネックまで真っ赤)でワケわからないメタルなリフを弾き、ジャンピング・ジャック・フラッシュではあろうことかベロを出してライトハンドを見せるというオナニストぶりを発揮しやがった

 一方、同時期に来日したロン・ウッドのツアーのセットリストは、ホンキー・トンク・ウィメンと数曲の定番ブルース以外はすべて同行したボ・ディドリーの選曲だったのだが、これは潔くて良かった

 「やっぱギターはキースじゃなきゃなー」なんて思ってたら、ホントにストーンズが来ちゃったのが90年だ
 朝一番でチケットぴあに並び、前から3番目で販売開始を待っていたのだが…受付シートの連番は「6」だった…
 『おいコラ、店員!勝手に1~3番を押さえてるんじゃねーぞ!』

 そんな思いで取ったS席も、現地(東京ドーム)に行ってみれば1階スタンド席最後列…しかも2日前に追加公演が入ったため、”ストーンズライブ史上最初の3日連続公演”の3日目になってしまった。果たしてこれは良かったのかどうか…

 そして今回の”A Bigger Bang Tour”…ここで一番欲しかったのは、『ゴールデンサークル席』のチケット(55K円也)だった
 しかし、「いったいドコがゴールデンサークル?」というのが直前までわからなかった。しかも今回の招聘元のドコの馬の骨だかわからないJECインターナショナルという(たぶん)会社が、『チケット代振り込んだ順に受け付け』という、誰が見ても「もしかしなくても…取り込み詐欺?」と思うような発売方法をとりやがったため、「詐欺に遭ったときに被害が大きないように…」と、S席(それでも18K円)にしてしまったのだ…

 当日、セットの一部に設置された”ゴールデンサークル”で、ステージを見下ろすように我が世に春を謳歌していた連中…
 「オマエラ、バカじゃねーの?ハシャギ過ぎだよ」と言いながらも、ホントはすぅーーーーっごくうらやましかった…

 今度は絶対、あそこで見てやる!だから…頼むからウドーで呼んでくれ!


*所有欲:最近、ライトオンとかでストーンズTシャツを売ってるのを見ると泣ける
*機 能:そんなものはハナから求めていない
*価 格:商品を入れるビニール袋が有料なのには仰天した
*総合点:それでも☆☆☆☆☆だ

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