Nonsense

旅行日記

九州一周旅行7日目(2003/09/10)

2006-04-07 03:45:01 | 九州一周旅行

九州一周旅行7日目(2003/09/10)

 今日の目的地は実家。実際おそらく100キロちょいしかないから、一昨日の誓いを思い出し、ゆっくり帰ることにした。というか、福岡に来て思うのが、やっぱりガソリン代安い。田舎に行けば行くほど需要が少なくなるから、その分価格を吊り上げなきゃいけない、ってことなんだろうか。とはいえ、都会になればなるほど地価が高くなるはずだから・・・とかいろいろ考えつつも、僕は福岡でよかった!とかわけわからないことを考える。そうこうしてるうちに、宗像市に入った。しかし、その途端にが降る。しかもかなり激しい雨。なんとなく響きがいいので僕はこれを『宗像地獄』と名付けて、昨日買ったカッパを着て余裕で走った。そして、宗像市を抜けて福岡市に入ると一転雨がやんだ。僕の帰還を喜んでいるかのようだった。いよいよ僕の旅もあとわずか。ここで、自分にお疲れ、って意味でガストでパフェを食った。別にチョコレートパフェが好きなわけじゃないけど、普段食わないもんやからな。そういうもん食うと気分もちょっと変わる。ほんと疲れたなぁ、でもよくやった!とか思ってしばらくくつろいだ後、いよいよ実家に向かい走り出した。そして、30分くらいして家に着いた。帰ってみれば、今までの旅が嘘だったかのような現実が待っていて少し萎えた。でも、バイクのメーターにはたしかにその跡2019キロ(くらいだった気がする。よく覚えていない)が残っていて、僕の記憶にも残っていて、何より今後の自分の人生に残っていくもんだと思う。旅ってのは素晴らしい。またどっか行こう。次は四国一周でもしてみるかな。


九州一周旅行6日目(2003/09/09)

2006-04-07 03:38:22 | 九州一周旅行
九州一周旅行6日目(2003/09/09)
 今日の目的地は国東半島にあるYH。地図で見た限りでは結構距離ありそうな気がしたので、時速45キロを越えない範囲で軽快に行くことにした。しかし、実際にはそんなに距離がなかったらしく、14時には国東半島を廻りきっていたらしい。途中、海を眺めたりしてくつろいでいたにも関わらずだ。しかも、どうやら気付かないうちにYHを過ぎていたらしい。さぁどうしよう、戻るか、進むか。ここで、僕は進むを選択した。しかし、進むとなると次のYHは北九州。かなりの距離がある。昨日の誓いなんか気にしてたら絶対に着かない、ってことで全速力で北九州に向かう。しかしここで、僕に大きな邪魔が入った。。しかもすごい雨。バイクで走ると、雨は痛い上に体温を急激に奪う。最初はすぐやむだろうと思っていたが、一向にやむ気配がないのでコンビニでカッパを買った。すると店の人が一言、『頑張ってくださいね。』この一言は本当に大きい。一気にやる気出た。・・・・がしかし、そんな気合いとは裏腹に雨はひどくなる一方で雷まで出る始末。このまま行くと死にそうなので、ガストで食事を取る事に。こーゆー時にドリンクバーはありがたい。ひたすらコーヒー、ココアを飲み体をあっためて、雨がおさまったところでまた出発。しばらくは雨もやんでいたが、また振り出す。しかも一段と激しい。更に言うと国東半島から先の地図を見てこなかったし、もう確認しようにも地図がない。とにかく進んでいるが、自分の進む道の先に何があるかはわからない。おまけに雨がひどくて5メートル先もよく見えないような中、すぐ隣をでっかいトラックが猛スピードで走ったりする。ちょっとでも接触すれば死ぬ、そんな中必死こいて走る。すると、100メートルくらい先で雷が落ちる。しかも、連続して数回落ちる。さすがにこれには僕も参った。とにかく叫んでりゃ寒さの震えと怖さの震えから少しは解放される、ってことで『うぉーっ!!』とか、『消えろー!!』とか、『死ねー!!!』とか叫びながら走った。そして、雨もおさまってきたところで福岡に入る。ここまで来ればもう僕の庭のようなもの。多少暗くなっても、不安は軽減される。そんなこんなでぐる~っと広く福岡を廻って北九州市へ。しかし、北九州のYHの場所がわからなかった。もうここまできたら旅の最後になることは明らかだったから、今日はもう諦めて豪華にビジネスホテルに泊まることにした。途中、風俗の呼び込みにあったりして、さすが北九州!とか思いながら、入ってみたい気持ちを抑えつつビジネスホテルへ。しかし、そこは北九州。警察の話だとビジネスホテルでの盗難事件とか強盗事件が絶えないとか。よっし、じゃぁ寝なきゃいいじゃん!!と思ったのも束の間、今日は疲れたのですぐに寝入ってしまった。あぁ、この旅も今日が最後になるんだ・・・・。

九州一周旅行5日目(2003/09/08)

2006-04-07 03:29:16 | 九州一周旅行
九州一周旅行5日目(2003/09/08)
 今日の目的地は別府のYH。今日は昨日より更に距離が短いと思われる。そして、絶対迷う事はないだろうと思われる一本道。ってことで、気分がいいのでいつも以上に軽快に走る。途中北上川(名前がわからない川)に立ち寄る。これまたすごく綺麗な川だった。『川』というより『小川』というのがふさわしいくらいの川。時間もあることだし、川の中に足を突っ込んでみた。9月とはいえまだ暑かったこともあり、すげぇ気持ちよかった。そしてしばし、自然とたわむれてから(?)、また走り出す。しかしそんな陽気な気分でしばらく走っていると、背後からものすごく嫌な気配が。そう、警察だ。2度目ともなれば気配に勘付きやすくなるのかな、今回は64キロでとめられた。34キロオーバー。・・・・しかし、今回も九州一周を企んでいることを知ると、『注意』でとどめてくれた。ホント田舎の警察って何でこんなに優しいんだ!?とか思いつつも、宮崎県警様様でございますと繰り返した。とはいえ、さすがに昨日今日と2連チャンってことで、これからはゆっくり行こうって誓った。そして海岸線をゆっくり走っていると、あっけなく別府についた。おそらく今までで一番早い到着だったと思う。しかし、ここで問題が。別府のYHはちょっと入り組んだところにある。やっぱり例の如く迷う。そしてまた警察のお世話になることにした。しかし、知らないらしい。(知っとけよ!)そこで、近くのおばちゃん達に聞いては進み、聞いては進み、を繰り返しているうちにやっとYHに到着!!ここのおっちゃんは親切で有名な人らしく、またスタッフの姉ちゃんもすげぇ綺麗で、来て早々いいところだなぁって思った。で、せっかく別府に着たので泥湯に入りに行くことを勧められた。しかもなんと、混浴らしい(スタッフの姉ちゃんがめっちゃ強調してた)。そうとあれば、行くしかない。そしていざ入ってみると、ホントに数人だけど女の子がいて、旅5日目という開放感もあってそのうちの一人に話しかけてみた。最初は結構微妙だったけど、その人も旅をしてる人らしくて、旅の話(やっぱり民家)とかで結構盛り上がった。仲良くなったし、アドレス交換とかしようかなぁとかも思ったけど、その日限りの出会いってのもいいもんかな、って思ったんで聞くのはやめた。そんで気分いいままYHに戻ろうとしたら、また迷ってYHに帰れなくなった。温泉でかいたいい汗が一転、冷や汗に変わった。でも、道に迷うのはもうお手のもの。道を聞いては走り聞いては走り、を繰り返してなんとか無事帰り着いた。その後、スタッフの姉ちゃんと他の客とおっちゃんとで、旅の話で(やっぱり民家の食いつきがよかった。)盛り上がって話しつくしたところで寝た。旅は素晴らしいね。そして、混浴という文化を生み出した日本という国も。ついでに言えば、関西人で且つ左利きの女性(スタッフの姉ちゃん)も。

九州一周旅行4日目(2003/09/07)

2006-04-07 03:27:45 | 九州一周旅行
九州一周旅行4日目(2003/09/07)
 今日の目的地は宮崎のYH。今日も天気がいい。おそらく今日は今までの中で一番距離が短いだろうから、気持ちゆっくり行くことにした。そして、今回は迷うこともなくひたすら走れた。しばらくすると、桜島が見えた。せっかくだから、ってことで結構近くまで行ったは行ったんだけど、思ったより感慨深くもなくてがっかりだった。これなら阿蘇の山の方がすげぇ!って思ったくらいやし。でも何しろ桜島あっての鹿児島だからな、一応その土地の名物だし、まぁ見てよかったと思う。ただ、写真を撮り忘れたのは失敗だった。そして桜島も見たことだし、宮崎に向かう。軽快に走っていると、後ろにパトカーがいるのに気付いた。しかし時既に遅し。さっそく止められた。警察の口調が嫌味たらたらなのは、どこの県でも変わらなかった。でも一つ福岡と違ったのは、すげぇ優しかった。捕まったのが72キロで、42キロオーバー。普通なら違反金ではなく罰金として扱われ、家庭裁判所にも出頭しなきゃいけないらしい。でも僕が九州一周を企んでいることを知ると、そりゃ裁判所出頭は酷だ、ということで『注意』に留めておいてくれた。これが福岡だったら有無を言わさず出頭せよ、だから、それを考えると鹿児島県警様様でございます。無事解放されてからはしばらくゆっくり走って、それからまた軽快に走った。そして宮崎に。途中モアイとかくだらないものを見つつ、目的のYHに着く。しかしここでまたしても、休業日。ホント僕の無計画振りには脱帽だが、そんなことでいちいち時間をとられている暇はないので、大学の友達に近くの宿を探してもらうことに。すると近くにビジネスホテルがあるらしかったので、そこを探して泊まることにした。探している途中、ヤンキーカップルに声かけられた。原付で九州一周とかが珍しかったらしい。旅の話(民家に泊まったとか)をすると、むっちゃ楽しかったらしくてメシを一緒に食おう、ってことになってガストで一緒に飯を食った。そして、最後に『頑張ってくださいね』って言われた。やっぱり田舎の人間の暖かさには驚かされる。福岡だったらまずないだろうな。しかし、話に夢中になりすぎてそこに地図を忘れてきた、ということに後で気付く。でも、もう旅も半分以上終わってるからなくても大丈夫だろう、ってことでそのホテルを見つけてチェックイン。初ビジネスホテル、ってことでそれなりにテンションは上がったけど、特にすることもなかったので、テレビを見ながら(有料番組のお試し時間を有効に活用しつつ)今日は寝た。今日は鹿児島県警のおかげで成り立っているので、鹿児島県警には足を向けて寝られないな、とか思ったけど、実際には鹿児島に足を向けて寝ていた。ごめんなさい。

九州一周旅行3日目(2003/09/06)

2006-04-07 03:26:58 | 九州一周旅行
九州一周旅行3日目(2003/09/06)
 今日の目的地は鹿児島のYH。おそらく今回の旅の中で一番長い距離だろうと思われるので、朝早く出発することにした。何しろ田舎の人間は朝が早いこともあったし(笑)ってことで、おっちゃんに近くのガソリンスタンド教えてもらって、そこでガソリン満タンにして出発。阿蘇の山ってのはホント雄大だと思った。山を見てれば自分のちっぽけさがよくわかる。俺もあんくらいでっかく生きたいもんだ。・・・とか思いながら山を見ながら走っていたら、事故りそうになった。危ない危ない。でも、旅ってのはつくづく自分に向き合えるよなぁと思った。それ以外やることないからかもしれんが。そして無事峠を越えて、熊本市へ。今までが山道だっただけにすげぇ都会に見えた、と同時にひどくつまらない道だった。都会を走るのは福岡でも出来ることだからな。面白くもなんともない。ってことで、熊本市は全力疾走で行くことにした。熊本市を抜けるとあとはひたすら海岸沿いに南下するだけ。よし、あとちょっとだ!とか思ってると、『鹿児島まであと197km』とかって看板があって思いっきり萎えた。100キロ以下になってから看板を出して欲しいもんだ全く。途中スタンドでガソリンとオイルを入れてもらってると、店のおっちゃんにクソ怒られた。原付で九州一周するのに、バイクの知識がゼロに等しかったから・・・。実際出発前までは、走行距離200キロくらいしかいってなかったからね。正直自殺行為だとさえ言われました。まぁ、そんな逆境(?)にも耐えてなんとか鹿児島市についた。鹿児島市も無駄に都会だった。やはり旅には向かない。でも、ガソリンの値段の高さはやっぱり田舎だった。とはいえ都会になると道がわかりずらくなって、例の如く迷った。そしていかにも迷った~的なオーラを出しつつ地図を眺めていると、花屋のおっちゃんが声かけてくれた。田舎の人間は心があったけぇなぁ。そして、しばらくして今日のYHが見つかった。そして部屋をとって、指宿温泉に入りに行った。さすがは温泉街、近くには『チャイナパブ』とか、いかにもなところが結構あった。旅の非日常性を考えると行ってみるのもいいかな、とかも思ったりしたけど何しろ金なかったので諦めた。(今思うと、無理してでも行っておけばもっとネタが出来たのに・・・とか思うが、やっぱり初めての一人旅で、しかもその頃は人生ネタに走ってなかったので、根本からして無理な話だったと思う。)今日も一日頑張った!!

九州一周旅行2日目(2003/09/05)

2006-04-07 03:23:52 | 九州一周旅行
九州一周旅行2日目(2003/09/05)
 今日は阿蘇のYHが目的地。朝飯として、兄貴の彼女から頂いたというカステラを食った。朝に甘いものはホント元気が出て助かる。お礼として(?)ゲーセンで兄貴とプリクラを撮ってから、出発。気分もいいし天気もいいから、今日は島原半島あたりをぐる~っと広く廻ってみることにした。国道私道関係なしに。ただ、私道を選んだのは間違いだった。道なき道を進み、すぐ横は崖だったりする。一歩間違えば。でも、昼間ということもあり怖くもなんともなかった。私道をしばらく進むと、国道につながり海岸線をゆっくり走った。時々海(速水湾?)を見ながら。ホントこんな綺麗な海はみたことないってくらい綺麗だった。海の匂いも好きだったし、かなりテンション上がった。そんなこんなで島原半島にさしかかると、見渡す限り広い道路だけだった。道以外何もない・・・。ここでガソリン切れたら終わりだな・・・とか思いつつも、まぁそんときゃそんときだってことで、道に迷いつつもゆっくり進む。しかし、ゆっくり行き過ぎたため(迷いすぎたため?)諫早市に着いた時にはもう16時をまわっていた。今目的地までちょうど半分くらいの距離を行った頃。間にあうはずない。ってことでそっからは、法定速度を明らかに越えてひたすら走る。段々と暗くなってきて、焦りながらも必死に走る。そして山の中に入ったものの、今度は深刻なくらい道に迷う。寒さも山の中だとこたえる。途中猪がバイクにぶつかってくる近くに鹿の死骸が転がってる。車もほとんど通らない。そんな中で遂にガソリンが切れるという最悪の事態おまけに携帯は電波届かない。。。夜の山に独りってのは辛かった。静か過ぎて逆に不気味だった。こんな中で野宿とかしたら死ぬんちゃうか、とかマジで思った。バイクを押して歩いて探しに探してやっと見つけたYHも、本日休業みたいな感じで入れなくて、自分の旅の無計画ぶりにほとほと嫌気がさす。まわりに民家もない。あまりの寂しさと寒さでちょっと叫んでみたけど、意味無いし疲れるだけだからすぐやめて民家を探して歩き出した。1時間くらいかな?歩いててやっと一軒だけ民家があった。けど当然光は消えてて寝てたみたいだった。でも、こっちも必死。とりあえず交渉だけはしてみた。最初は当然キレられた。22時過ぎてたからね。でも、涙しつつ土下座とかもしてたら最後は許してくれた。泊めてくれるだけで嬉しかったのに、いつの間にかおばちゃんも起きててメシ作ってくれた。猪の肉が入ってるらしい。生まれて初めて食った猪は最高に美味かった。単に腹減ってただけかもしれないけど。人の優しさを思い知らされた一日だった。 (多分、これは誰に言っても半信半疑だったりすると思う。僕自身相当弱ってたからできたことだし、今同じことできるかって言ったら絶対できないと思う。まず泊めてくれるはずが無い、って理性が働くと思うし。でも、あの時はできた。あの頃は若かったのかなぁなんて思う。)

九州一周旅行1日目(2003/09/04)

2006-04-06 20:32:32 | 九州一周旅行
九州一周旅行1日目(2003/09/04)
 今日は長崎県の兄貴の家が目的地。前日飲み会で朝5時までカラオケで歌っていたこともあり、眠くてしんどいから事故だけには気をつけなきゃな、と思って出掛けた。やっぱり気持ちいいよな、9月っていってもまだまだあちぃから、風切って走るバイクはホント気持ちいい。とりあえず今日は佐賀を通り越して長崎に行くわけだから、一応佐賀でもちょこっと見所に立ち寄ってみることにした。それが、呼子波戸岬。友達曰く、なかなかのところらしい。ただ後で他の友達に聞いたら、是非七つ釜にもいくべきだったのに・・・ということらしい。いつか行ってみよう。で、呼子はイカ食っただけだけど、イカの活け作り1800円は高すぎると思う。でも、普通にうまかった。波戸岬は、すごく綺麗な浜辺(?)だった。空の青海の青砂の茶色(?)とのコントラストはホントありえなかった。多分、行った日がよかったのもあるだろう。そして長崎に入り、何度か道に迷うこともあったけど、途中警察のお世話にもなり(道を聞いただけ)、何とか兄貴と会う予定の長崎大学に着くことができた。けど思うに、長崎まであと40キロの看板が出てからの40キロがクソ長かった。絶対あれは40キロじゃない。まぁ、そんなわけで兄貴の家に向かい、そこで飯を食った。スパゲッティだった。シャワーも浴びられてサッパリできたし、なかなかに幸先好調な感じだ。