実は仕事を始めた先週、末に仕事で大正の鶴町に行ってん。
大正の鶴町っちゅう、陸の孤島(僻地)に実はワシ5年以上棲んでた事があって…
その当時勤めてた会社も鶴町にあってんな?
で、その会社には10年以上居って、多少なりの愛着もあってん。
当時、会社の会長ヤスオちゃんが全く会社の経営に疎いド素人で(笑)、その息子(次男坊)のシンちゃんが専務で、実質会社を廻しててんけど…
長男坊のダイちゃんはヤスオちゃん(親父)と喧嘩して、会社を離れ、後に車のディーラーに成り…
次男坊のシンちゃんは1回東京の会社に就職するも、エリート揃いの中で挫折し、出戻りでダイちゃんと入れ代わる形で会社に。
三男坊のトシヒロはワシとタメ。
実質会社の現場を仕切る人間で、家族(兄弟)ぐるみの会社に10年以上居って、内情とかも勝手知ったる状態に成ったワシ。
リーマンショックがあった時、それに左右される仕事で、激減して喰うて行けへんく成って、当時専務のシンちゃんにトータル20万位借りてたんやけど…
一向に仕事の回復の兆しがなく、結局返さんと辞めた(笑)
勿論シンちゃん了承済みの上。
その3つ歳上のシンちゃんにその近くに仕事があった日、辞めてから10年以上経ってるのに電話を掛けてみてん。
ワシが辞めた後、ヤスオちゃんが死んで、シンちゃんが会社の社長に成ってから勿論1回も逢うてない。
携帯番号も当時のまんまかどうか判らん状態で、一か八か一種の賭けで掛けたところ…
「はい○○(苗字)ですけど…」
と、眠たい声のシンちゃんやってん(笑)
で、ワシ開口一番に「シンちゃん?」と声を掛けたら…
それだけしか云うてへんのに10年以上逢うてへん、声も聴いてへん筈のシンちゃんが…
一発でワシの名前を呼んだのでビックリ(笑)
「おう、よう判ったな?」とワシ(笑)
ワシとシンちゃんの10年の付き合いで、基本シンちゃんとはタメ口。
一緒に仕事した時期があって、ワシに劣ってると判ってからは、関係なしにタメ口に(笑)
一発でワシと判ったシンちゃんが「どないしたん?」と電話越しで云うから、「シンちゃん今日仕事か?」とワシ。
「何でや?仕事やで」と云うから「仕事か~、ワシ今日仕事で(会社の)近く迄来てるから居ったら、昼寄ったろ想うてんけど…?」とワシ。
その時は普通に云うててんけど、翌々考えたら…「寄ったろ想うてんけど」て(笑)
何様や(笑)
まぁ、昔からシンちゃんとはそんな感じ。
10年間そんな感じで来たから、辞めてから10年以上逢わへんくても今更変われないっちゅうか、急に余所余所しくも出来ひん。
シンちゃんも「元気か?現在何しとんねん?何処に居るん?(家は何処や?)」とワシに10年前と同じ感じで話してた。
因みにシンちゃんから辞める時も今回の電話の時も借りた20万の話しは一切出ず。
コイツ、仕事は大した事あれへんけど、結構付き合い易いヤツやねん(笑)
やからこそ、リーマンショックで仕事かま激減せぇへんかったら辞めへんかったやろうし、現在でも居ったと想う。
嫌で辞めた訳でも、会社(シンちゃん)と揉めて辞めた訳でもなく…
何なら辞める時もシンちゃんに停められた位の関係性やったから、ワシにこの会社の悪いイメージや後味悪さはない。
残念ながら逢われへんかったけど、「また来たらエエがな」とシンちゃん。
「また」って何時やねん、ワシも仕事で鶴町に来る様な事がなければ、わざわざ僻地に行く気なんてあれへんがな。
相変わらずエエ加減やな~?コイツ(笑)
と想いながら10年以上振りの電話を終えたワシ。
逢われへんかったけど、電話で話せて善かったわ。