〇 Apple Musicをもっと楽しく！ iPhoneの「パーソナライズ」機能を活用しよう。
米Apple（アップル）の定額制音楽配信サービス「Apple Music」が日本に上陸したのは2015年7月1日。筆者は初日から使い始めた。当初は、他の音楽配信サービスと比較しながら使っていたが、ここ数年はApple Musicしか使っていない。かなり満足している。
Apple Musicは、iOSや他のアップル製端末のOSのアップデートに併せて、たびたび機能が追加されてきた。2021年6月にはロスレスや「空間オーディオ」での配信に対応した。このような大きなアップデート以外にも、実は細かく機能が追加されている。
今回は「パーソナライズ」機能を中心に、Apple Musicをより深く楽しめるiPhoneの使い方を紹介しよう。
お気に入りの曲だけをまとめて聴く。
「iOS 17.2」のアップデートで、iPhoneの「ミュージック」アプリに「お気に入りの曲」プレイリストが追加された。同時期にアップデートされた「iPadOS」や「macOS」でもこの機能を利用できる。
お気に入りの曲プレイリストには、ユーザーが「お気に入り」をオンにした楽曲が自動的に追加されていく。意外に思われるかもしれないが、これまでiPhoneやiPadのミュージックアプリでは、お気に入りにした楽曲を後からまとめて聴くことはできなかった。お気に入りは、自分の好みを学習させてリコメンドの精度を上げるためだけに使用されていた。
画1、「iOS 17.2」以降で、「お気に入り」をオンにした楽曲が自動的に追加される「お気に入りの曲」プレイリストが利用できるようになった。
画2、お気に入りは、楽曲画面の☆マークをタップしてオンにする。画面はオンにした状態。
お気に入りの曲プレイリストがプレイリスト一覧画面に現れない場合は、ミュージックアプリの設定で「ライブラリを同期」がオンになっているかどうかを確認してほしい。オフからオンにして、同期処理が済むと現れるはずだ。
なお、パソコン版ミュージックアプリとiPhoneを同期させれば、お気に入りの曲プレイリストのような使い方はこれまでも可能だった。具体的には、パソコン版ミュージックアプリの「スマートプレイリスト」機能で条件を指定してお気に入りを抽出し、「iCloudミュージックライブラリ」を介してiPhoneと同期させる。
画3、お気に入りの曲プレイリストを利用する際は、「設定」→「ミュージック」とタップして表示された画面で「ライブラリを同期」をオンにしておく。
お気に入りをオンにした楽曲を自分の音楽ライブラリーに追加したくない場合は、上記の画面で「お気に入りの曲を追加」をオフにしておこう。
