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本当の自分
(
tkj
)
2013-02-26 08:05:10
何を求め、どこへ行くのだろう?
って、あるミュージシャンの歌詞を思い出しました。
何も求めず何処に行くのでもない。
もしかしたら、それが部長の『カタチ』かも?と詮索してみたり。。
(前述の歌詞も同意なのかなあ?と、いま思いました)
結構好き。
(
樹生和人
)
2013-02-26 20:26:50
tkjさん、こんにちは。
いつも、コメントをありがとうございます。
元気がでます。
三上部長が
「バイクに乗るのが、好きで、楽しくて、それじゃいけないんですか」と問うた井川義男に、
「それでいいんだ」といったのは、本当にそう思ったのだと思います。(作者のくせに思うってのも変ですが)
でも、三上には「過去」があり、その過去を経由してきた「今=現在」があり、それを、そのまま受け止めようとしているかのように、感じられます。(作者のくせにね)
三上部長もまた「走らずにはいられない」人。
そして、簡単に分かったつもりになど、どうしてもなれない人なのだと思います。
こんな人、そばにいたら結構やっかいだと思いますが、私は個人的には結構好きです。
Unknown
(
かねしん
)
2013-02-27 20:41:20
心に響くストーリーでした。
身が引き締まる想いです。
人生ってなんなんだろうなーという想いを抱きました。
友達。
(
樹生和人
)
2013-02-27 22:38:09
かねしんさん、こんにちは。
かねしんさんにそんなふうに読んでいただけて、光栄です。
柄谷行人という評論家が札幌に講演に来て、講演後、質問に答える中で言っていました。
「孤立する覚悟は必要だ。孤立を恐れないこと。孤立に、孤独に耐える覚悟を持つ人だけが、本当の友達ができるんです。」
三上が言っているのは、そういうことだと、思います。
孤高の2st.乗り
(
ソロ
)
2013-02-28 15:45:27
こんにちは、樹生さん。
今回も、特に走りの描写のライヴ感がお見事でワクワクさせていただきました。
「バイクは独りで走るものだ・・・」
三上さんが言われた言葉、実は僕も、基本的にはそうだよなぁと、ずっと思っています。
複数で走る歓び、楽しみも知っているつもりですのでそのことを否定するわけじゃないですが。
ですので、三上さんの言わんとしていることが何と無く判るような気がしているところです。
彼ほどストイックじゃないですけれど。
三上の身上書
(
樹生和人
)
2013-02-28 21:46:37
ソロさん、こんにちは。
ストーリーのタイトルがソロさんのお名前と重なってしまい…、失礼いたしました。
走りのシーンの文章は、私としてはかなり苦しんで(=楽しんで)書いている部分です。そこをほめていただくと、とてもうれしいです。(私はおだてられて木に登るタイプです^^;)
今回はあるライダーの内面の孤独を書きたくて、この話を書きました。
三上がラストに言う
「独りで、走れ。本当に一人ぼっちだと、分かるまで。」
というセリフは、義男にではなく、自分自身に言っているセリフです。
ちなみに私の中の人物設定では、三上部長は奥さんもいて、今年大学を卒業して就職したお嬢さんもいて、家庭としては非常に円満。
しかし、それは三上が孤独でないことにはならず、三上のあの思いは、一方で常に真実であると思います。
なんて、作者がべらべらしゃべってはいけませんし、作品は作者がどう思おうと、読者によって読まれ、育てられるものなのですが…。
三上の思いは、半分は僕自身の思いでもあるので、共感していただけると、本当にうれしく思います。
僭越ながら
(
ST4
)
2013-12-07 23:03:56
感想書かせていただきます。
カッコをつけないで、感じたありのまま書かせて頂きます。
時に不躾、礼儀を失する事もあるかと思います。
又、自分はモノづくりの人間なので人として真剣に作り込んだ何かにモノを述べる時は真剣でないと失礼かと思いますので、長文になると思います。ときにはいいなあとか、純粋な感想もあると思います。
先に言い訳をします。決して悪意や他意はありませんので。
自分は樹生さんと会った事は無く、又まだまだ初心者ですがライダーとして、人、自然等、周囲の事象に敬意をもって接しておられる樹生さんを勝手に尊敬しております。あくまで勝手ですので聞き流して下さい。直接的に言葉で表すことではないと思っていますので。では。
まず読み物として・・・大好きです。
理由は、個人的に特定の方の描く歴史小説が好きです。
司馬遼太郎さんや、北方謙三さんの作品です。
物語の最初に情景を作り、一瞬にしてその世界に入り込ませてくれて、ある時は主人公、ある時は敵、仲間にその世界観に浸らせてくれる。
又、人として、男として、女性として大事なものを色濃く持ち合わせているのも時代作品の特徴で見ていて気持ちがいいです。
樹生さんの作品は正に・・・です。(笑)
情景が豊かで、他の作品で言うと「雨のモノローグ」で言うならば読み始め、最初は本当に自分も暗い気持ちになる(笑)
「ラーメンナイト」で言うならば、お前はホントにいい奴だな!トラウマ振切って逡巡なく命掛けやがって!不器用に惚れやがって!頑張れよ!というふうです。
「ソロ」では現在進行中でバイクに乗る事とは?というまだまだ解ける見込みのない自分の状況から、時折自分と重ねつつ楽しみ考えさせられながら読ませて頂きました。
義男は若く、上には上がいることもまだ気付いていない赤く燃え、未だ内なる自分との戦いに気付いていないのか?
三上は深く、青く燃え、内なる戦いなのか、自分が自分である為なのか、自分にはわかりませんでした。ただ三上にも何故バイクに乗るのか、何故走り続けるのか答えが見つかっていないのだと感じました。
誰しもが持っている感情に例えると、義男が情念、三上が理念、但し義男の比ではない程の情念と向き合うことで得た理念。どちらも介在しているが、自分はどちら側の人間なのか?
と考えてしまいました。
義男はそのままのバイク人生で幸せなのにきっかけを与えてしまった三上。義男はこの先、知った以上は大小あれど、バイクに乗る度に伴うこのままで良いのかという罪悪感。自分のせいではあるけれど、義男の道の扉は三上に開けられてしまったのですね。可哀想ではあるけど、向き合えば幸せ、この先どちらを選ぶのだろう?とても気になります。
などと、考えるまで情景に浸れる表現の豊かさ、「樹生さんは懐が深いなぁ」と。
又、ライディング(バトル?)の濃密なリアリティの塊のような描写がとても引き込まれました。
時折垣間見えるライダー哲学に納得させられ、ライディングテクニックに自然に「こうやるのか?」と手足を動かし、時に主人公、時に峠のパーキングのチョイ役(?)に樹生さんがいて、
「あ、居た!」とニヤけながら、拝読致しました。
現在色々読み進めていて、ご迷惑でなければ、度々感想を投稿させて頂きたいです。
投稿する度に長文で申し訳有りません。
できるだけ控えるよう努力します。
コメントありがとうございます。
(
樹生和人
)
2013-12-08 16:08:05
ST4さん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。
ST4さんの真摯な姿勢に敬意を覚えます。
どんな内容であれ、真剣にコメントしていただけることは、作者としては本当に有難くうれしいことです。
そしてお褒めいただき、本当にうれしいです。
義男と三上の違い、「情念」と「理念」という言葉は、私自身思いつかなかった言葉でしたが、言われてみると「そうだ…!」と思います。
その理念は数々のつらい思い出の中から醸成され、鍛え上げられてきたもの。
私の中で、バイクで走るということに対する拘りがあり、それがどんなものか、自分でもよくわかっていないようで、でも、最近のどのバイクメディアに描かれるものともしっくり来ないような気がして、そうしたフィーリングや理念のようなものを、バイクで走るあのライブ感とともに、私は書きたいのかもしれません。
素人の書き散らしではありますが、どの作品にも思い入れがあります。
これからも感想をお聞かせください。
短くても、長くても、大歓迎です。
即時性と軽快さを売りにするブログではないので、ぱっと読む方には気軽に、じっくり読む方にはしっくりとお読みいただき、気が向いたときに、一言でも、長文でも、コメントいただけたら、光栄に思います。
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って、あるミュージシャンの歌詞を思い出しました。
何も求めず何処に行くのでもない。
もしかしたら、それが部長の『カタチ』かも?と詮索してみたり。。
(前述の歌詞も同意なのかなあ?と、いま思いました)
いつも、コメントをありがとうございます。
元気がでます。
三上部長が
「バイクに乗るのが、好きで、楽しくて、それじゃいけないんですか」と問うた井川義男に、
「それでいいんだ」といったのは、本当にそう思ったのだと思います。(作者のくせに思うってのも変ですが)
でも、三上には「過去」があり、その過去を経由してきた「今=現在」があり、それを、そのまま受け止めようとしているかのように、感じられます。(作者のくせにね)
三上部長もまた「走らずにはいられない」人。
そして、簡単に分かったつもりになど、どうしてもなれない人なのだと思います。
こんな人、そばにいたら結構やっかいだと思いますが、私は個人的には結構好きです。
身が引き締まる想いです。
人生ってなんなんだろうなーという想いを抱きました。
かねしんさんにそんなふうに読んでいただけて、光栄です。
柄谷行人という評論家が札幌に講演に来て、講演後、質問に答える中で言っていました。
「孤立する覚悟は必要だ。孤立を恐れないこと。孤立に、孤独に耐える覚悟を持つ人だけが、本当の友達ができるんです。」
三上が言っているのは、そういうことだと、思います。
今回も、特に走りの描写のライヴ感がお見事でワクワクさせていただきました。
「バイクは独りで走るものだ・・・」
三上さんが言われた言葉、実は僕も、基本的にはそうだよなぁと、ずっと思っています。
複数で走る歓び、楽しみも知っているつもりですのでそのことを否定するわけじゃないですが。
ですので、三上さんの言わんとしていることが何と無く判るような気がしているところです。
彼ほどストイックじゃないですけれど。
ストーリーのタイトルがソロさんのお名前と重なってしまい…、失礼いたしました。
走りのシーンの文章は、私としてはかなり苦しんで(=楽しんで)書いている部分です。そこをほめていただくと、とてもうれしいです。(私はおだてられて木に登るタイプです^^;)
今回はあるライダーの内面の孤独を書きたくて、この話を書きました。
三上がラストに言う
「独りで、走れ。本当に一人ぼっちだと、分かるまで。」
というセリフは、義男にではなく、自分自身に言っているセリフです。
ちなみに私の中の人物設定では、三上部長は奥さんもいて、今年大学を卒業して就職したお嬢さんもいて、家庭としては非常に円満。
しかし、それは三上が孤独でないことにはならず、三上のあの思いは、一方で常に真実であると思います。
なんて、作者がべらべらしゃべってはいけませんし、作品は作者がどう思おうと、読者によって読まれ、育てられるものなのですが…。
三上の思いは、半分は僕自身の思いでもあるので、共感していただけると、本当にうれしく思います。
カッコをつけないで、感じたありのまま書かせて頂きます。
時に不躾、礼儀を失する事もあるかと思います。
又、自分はモノづくりの人間なので人として真剣に作り込んだ何かにモノを述べる時は真剣でないと失礼かと思いますので、長文になると思います。ときにはいいなあとか、純粋な感想もあると思います。
先に言い訳をします。決して悪意や他意はありませんので。
自分は樹生さんと会った事は無く、又まだまだ初心者ですがライダーとして、人、自然等、周囲の事象に敬意をもって接しておられる樹生さんを勝手に尊敬しております。あくまで勝手ですので聞き流して下さい。直接的に言葉で表すことではないと思っていますので。では。
まず読み物として・・・大好きです。
理由は、個人的に特定の方の描く歴史小説が好きです。
司馬遼太郎さんや、北方謙三さんの作品です。
物語の最初に情景を作り、一瞬にしてその世界に入り込ませてくれて、ある時は主人公、ある時は敵、仲間にその世界観に浸らせてくれる。
又、人として、男として、女性として大事なものを色濃く持ち合わせているのも時代作品の特徴で見ていて気持ちがいいです。
樹生さんの作品は正に・・・です。(笑)
情景が豊かで、他の作品で言うと「雨のモノローグ」で言うならば読み始め、最初は本当に自分も暗い気持ちになる(笑)
「ラーメンナイト」で言うならば、お前はホントにいい奴だな!トラウマ振切って逡巡なく命掛けやがって!不器用に惚れやがって!頑張れよ!というふうです。
「ソロ」では現在進行中でバイクに乗る事とは?というまだまだ解ける見込みのない自分の状況から、時折自分と重ねつつ楽しみ考えさせられながら読ませて頂きました。
義男は若く、上には上がいることもまだ気付いていない赤く燃え、未だ内なる自分との戦いに気付いていないのか?
三上は深く、青く燃え、内なる戦いなのか、自分が自分である為なのか、自分にはわかりませんでした。ただ三上にも何故バイクに乗るのか、何故走り続けるのか答えが見つかっていないのだと感じました。
誰しもが持っている感情に例えると、義男が情念、三上が理念、但し義男の比ではない程の情念と向き合うことで得た理念。どちらも介在しているが、自分はどちら側の人間なのか?
と考えてしまいました。
義男はそのままのバイク人生で幸せなのにきっかけを与えてしまった三上。義男はこの先、知った以上は大小あれど、バイクに乗る度に伴うこのままで良いのかという罪悪感。自分のせいではあるけれど、義男の道の扉は三上に開けられてしまったのですね。可哀想ではあるけど、向き合えば幸せ、この先どちらを選ぶのだろう?とても気になります。
などと、考えるまで情景に浸れる表現の豊かさ、「樹生さんは懐が深いなぁ」と。
又、ライディング(バトル?)の濃密なリアリティの塊のような描写がとても引き込まれました。
時折垣間見えるライダー哲学に納得させられ、ライディングテクニックに自然に「こうやるのか?」と手足を動かし、時に主人公、時に峠のパーキングのチョイ役(?)に樹生さんがいて、
「あ、居た!」とニヤけながら、拝読致しました。
現在色々読み進めていて、ご迷惑でなければ、度々感想を投稿させて頂きたいです。
投稿する度に長文で申し訳有りません。
できるだけ控えるよう努力します。
コメントをありがとうございます。
ST4さんの真摯な姿勢に敬意を覚えます。
どんな内容であれ、真剣にコメントしていただけることは、作者としては本当に有難くうれしいことです。
そしてお褒めいただき、本当にうれしいです。
義男と三上の違い、「情念」と「理念」という言葉は、私自身思いつかなかった言葉でしたが、言われてみると「そうだ…!」と思います。
その理念は数々のつらい思い出の中から醸成され、鍛え上げられてきたもの。
私の中で、バイクで走るということに対する拘りがあり、それがどんなものか、自分でもよくわかっていないようで、でも、最近のどのバイクメディアに描かれるものともしっくり来ないような気がして、そうしたフィーリングや理念のようなものを、バイクで走るあのライブ感とともに、私は書きたいのかもしれません。
素人の書き散らしではありますが、どの作品にも思い入れがあります。
これからも感想をお聞かせください。
短くても、長くても、大歓迎です。
即時性と軽快さを売りにするブログではないので、ぱっと読む方には気軽に、じっくり読む方にはしっくりとお読みいただき、気が向いたときに、一言でも、長文でも、コメントいただけたら、光栄に思います。