知多半島は世界の点、地上には無数の点がある。点と点を結ぶと線になる。線形の各地紹介が知多半島への恩返しである。

各地の魅力は故郷を見直すきっかけになる。日本産業の海外進出はやがて、すべての道は日本に通じると言われるようになるかも。

知多半島のご先祖様

2019-01-01 20:30:26 | 日記
知多半島出身の偉人は多い。
何と言っても於大である。言わずとしれた徳川家康の生母である。
於大がまだ15才頃、知多半島の農民に綿の種を渡し、これを栽培して綿を収穫すれば
現金収入が得られると教えた。
これぞ、今で言うと、地域起こしである。この地域起こしは大成功している。
綿づくりは、川の少ない、乾燥した知多半島の丘陵地帯に、コメ、麦以外の農作物によって
地域を豊かにしただけではない。綿織物の産業を起こしている。
また知多の石川紡織がトヨタの創始者である豊田佐吉の自動織機開発にも関わっている。
この長い歴史を通して、名もない人たちが互いに協力、また協調する風土もある。

日本にはトヨタ以外にも優れた企業は多い。しかし、企業内部で内ゲバが度々起こるとどうなりますかね。日産は自動車の国策企業として発展してきた。ところが、度々のお家騒動で、実力を十分に発揮できていない。大衆の間に協調がないと、企業の中枢でも内ゲバとか逆噴射が起きてしまう(日本会議)。日本の国内政治でも同じである。組織でも権力でも内ゲバで収拾がつかないときは、先祖還りしかない。その意味で於大は知多半島のご先祖であると言える。