最近、葬儀の現場も変化をみせています、以前から葬儀の規模の縮小化がありました、これは当たり前にしての事であり亡くなる人が高齢になれば親族も減り参列される人も減り規模が小さくなるのです。
でも最近はコロナウイルスの渦中で葬儀の小規模化が急速に進み参列者の数が以前よりいっそう少なくなりました、これには葬儀社側もコロナ対策をしなければならないし小規模化に対する策もなかなか難しくなっています。
このような状況の中で葬儀を行わない方達も目立ってきています、この様な方達は亡くなられた方に対してどの様に想っているのでしょうか?
葬儀はどの様な形であれその後の故人に対しての供養はどの様にされているのか心配です、宗教にとらわれず故人(先祖)に対して自分達の納得のいく形で無理をしないで供養をしてくれればいいのですが・・・
最近ではスマートフォンが普及しインターネットでの葬儀の紹介サイトが流行っています、どこへ電話をしていいかわからない、葬儀社の電話番号がわからない、葬儀費用わ抑えたいなどわからない事などがあればスマートフォンでその場で調べればインターネットの紹介サイトにつながるようです。
紹介サイトもビジネスですから仕方ないとは思うのですが電話での会話で葬儀の内容を決めてしまうのは無理があると思います。
親族・身内が亡くなり、その亡くなられた方の葬儀と言うのはたいへん重要でたいそうな事の内容を電話で決め登録業社に紹介をして葬儀全体を任せる事で遺族は満足した葬儀になるのでしょうか。
そのプランには数種類ありもっともらしく聞こえの良い名前が付けられています、葬儀に関して何もわからないお客様が電話でそれらしく勧められれば内容を把握出来ないままに決めてしまうと思います。
紹介をされた業社の担当者も葬儀の説明を詳しくしないまま紹介をされた内容だけの説明で事を進めるパターンが多いようです、このようなケースで遺族の方は本当に満足しているのでしょうか、故人に対しての気持ちが癒されているのでしょうか。
私の経験では半数以上の方がプランの変更をされました、と言うことは大まか半数以上の方が思っていた葬儀ではなかったのではないでしょうか。
それに最近では故人を送るのに霊柩自動車を使わずに寝台自動車を使って送っているのが目立って来ています、葬儀が終わり最後に故人を火葬場へ送るのは霊柩自動車なのです、葬儀を作業として行えば遺体を運ぶのが目的となります、言葉を変えれば物を運ぶ作業でしかありません。
葬儀は作業ではありません!故人の魂(霊)を安住の地へ送る最初で最大の儀式(セレモニー)であり身内を亡くされた遺族はたいへん大きなショックを受けています、その大きなショックを和らげる為の葬儀(セレモニー)でもあるのです、作業で行っていいわけがありません。
寝台自動車は病院などに亡くなられた方をお迎えに行くように作られています、霊柩自動車は亡くなられた方の体を運ぶだけでなく亡くなられた方の魂(霊)も一緒なのです、だから霊柩自動車なのです。
葬儀を担当する方は遺族の気持ちを聞き遺族が望んでいて遺族が満足するお世話をして頂きたい、そして葬儀とは何かを考えて頂き葬儀の本質を学んで頂きたいと思います。