カウンセラー高木裕樹ココだけの話

『自分を好きになる本』(PHP研究所)の著者が語るプライベートセミナー

悩みと上手につき合う方法-シリーズ2(3/3)

2008-07-31 | 魅力ある人間関係の処方箋
上司との関係で

仕事のことで、何かを言われて、

言い返そうものなら

「従えないなら、仕事をやめもらってもいいですよ」

と言われたりするのが普通です。

いくら

上司が気にくわなくても、

上司のものの考え方、

ものの言い方、

しぐさ、

態度などを

変えようとしても

変えられるものではないのです。

「他人と過去は変えられない」

と言われています。

では、どうしたらいいのか、

変えられないもの変えようとするのではなく、

「変えられないものを受け入れる」

ことに徹することです。


ラインホールド・ニーバーは、次のような祈りをささげました。

 「変えられないものを受け入れる心の平安を 

       変えられるものを変える勇気を

          そして、その違いを見極める知恵を」


悩みと上手につき合う方法-シリーズ2(2/3)

2008-07-30 | 魅力ある人間関係の処方箋
しかし、

上司はもってとがんばれ,

さらなる目標設定と

駆り立てられるようにいわれて疲れ果ててしまったのです。

まじめさんは、

自分なりに精一杯している自分を知っているし、

よくがんばってやっている自分も知っている。

しかし、

まだ、さらに、がんばれといっている上司は

わたしの気持ちをわかってくれていないで、

ただ、目標達成とか売り上げとか、

言われても

それに向かうエネルギーがないのが現実のです。

と言ったカウンセリングの内容でした。

まじめさんは、

自分の頑張っていることを

上司に認めてもらい、

わかってもらいたかったのです。

子どもでも同じではないでしょうか。

自分なりに、

一生懸命頑張っているのを

親に認めてもらうことが

次に向かうエネルギーとなるものです。

会社の上司となれば、

仕事に関して命令や指示を仰ぐだけでなく、

報告をしたり、

何かと相談をしたりと

することが多くなるわけですから、

かかわらないで仕事するわけには、いかないのです。



悩みと上手につき合う方法-シリーズ2(3/3)に続く

悩みと上手につき合う方法-シリーズ2(1/3)

2008-07-29 | 魅力ある人間関係の処方箋
さまざまな悩みの中で、

いちばん多いのが、

「人間関係」の悩みです。

「同僚と合わない」、

「女子社員とうまくいかない」、

「上司とうまくいかない」

と言ったものです。

同僚であれば、

距離をおいて付き合うこともできますが、

「上司」は

そういうわけにはいかない事が多いようです。

あるビジネスマンの方をカウンセリングをさせていただいた時に、

「あなたは、どんな時に仕事をやめたくなりますか?」

と尋ねると、

最も多い答えは、

「上司と合わないとき」

といわれます。

私のところに、

カウンセリングに来られた、

生命保険のセールスレディーのまじめさんは、

仕事も一生懸命で、

上司から目標を出されると頑張って達成して、

ほんとに傍目から見ても

「まじめに一生懸命さ」

が伝わってくる働きぶりです。



悩みと上手につき合う方法-シリーズ2(2/3)に続く

悩みと上手につき合う方法-シリーズ1(3/3)

2008-07-28 | 魅力ある人間関係の処方箋
悩みは、90%は、

聴いてもらうことによって解決します。

しかし、

10%は解決しないこともあるのです、

悩みから完全に解放されたい、

悩みを解決したい、

と多くの人々は望むのです。

しかし

完全はありえないことです。

では、

どうしたらいいのか、わたしはそれらの人々に言います、

「悩みを完全に解決しようとする」

のではなく、

「悩みと上手に付き合うことが大切です」

と言っています。

あのメジャーリーグで大活躍のイチロー選手も

自分のバッティングフォームに満足することなく

「悩んでいる」

と言います。

それは、

シーズンオフになると、

若き日のバッティングフォームを見て研究しているそうです。

わたしは、

カウンセラーとして

悩みを持って生きている人が、

悩みと向き合って、

悩みを受け入れて、

悩みと付き合っていくことができるように

助けていきたいと思っています。

あなた自身の悩みと、どう付き合っていくのか

これからのシリーズで何かのヒントになることでしょう。

期待をもってご一読下さい。

悩みと上手につき合う方法-シリーズ1(2/3)

2008-07-27 | 魅力ある人間関係の処方箋
わたしは、この話を聞いて

「なるほど」と思いました。

それは、人の気持ちをよく分かっているからです。

小さいことにこだわらずに、

くよくよしないで生きることができたらと思いますが、

「くよくよしてしまう」

気持ちがあるのです。

その気持ちを見事に言い当てている点です。

つまり、

わたしたちの人生でも

「くよくよ」してしまうこと、

「悩みは」つきものです。

どんな人でも、必ず悩みを抱えて生きています。

わたしも、カウンセリングをさせていただいておりますが、

ほとんどの方は

「悩みの解決」

を望んでこられるのです。

つまり、悩みから解放されたいということです。

その悩みに苦しんでいる気持ちをじゅうぶん共感し、

「わかろうと」

努めて聴かせていただきます。

そうすると、少しは気持ちが落ち着くようです。


悩みと上手につき合う方法-シリーズ1(3/3)に続く

悩みと上手につき合う方法-シリーズ1(1/3)

2008-07-26 | 魅力ある人間関係の処方箋
人間は、生きている限り

「悩みのない人」はいないのです。

「悩みがある」と言うことは一生懸命、

本音で生きている証拠です。

「人間関係の悩みであり」、

「仕事の悩みであり」、

「健康の悩みであり」、

「老後の悩みであり」、

「収入の悩みであり」、

「恋の悩みであり」、

生きている以上はさまざまな悩みは尽きないものです。

「小さいことにくよくよするな」

という本がベストセラーになりました。

しかし、その本を読んで

「前向きに元気が出た」

「希望が与えられた」

と言う人も多くいたと聞きました。

しかし、

「小さいことにくよくよしないほうがよい」

と分かっていても、

「くよくよしてしまう」こともある

という人もいたのです。

その話を聞いたかたが、それではと言って本を出されたそうです。

その本は、

「くよくよするあなたのために」と言う本です。

それが、何とよく売れたそうです。


悩みと上手につき合う方法-シリーズ1(2/3)に続く

ひきこもりシリーズ3コミュニケーションの回復を目ざして(3/3)

2008-07-25 | 魅力ある人間関係の処方箋
第4の秘訣は、

「なりきる」

ことです。

つまり、

まだ、なっていないことでも、

「すでになった姿をイメージ」して

「なったかのように行動する」ことです。

わたしはセミナーで

「社長になる人は、社長になる前に社長になっている」

と言うのです。

それは、

社員のうちからすでに社長のようにふるまって行動しているから、そうなるのです。


第5の秘訣は、

「自分に語る」

ことです。

口癖という言葉があるように、

繰り返し 繰り返し 自分に語り続けることです。

語ったことが現実化するからです。

第6の秘訣は、

「継続する」

ことです。

何事もすぐには身につくことはないので、

「コツコツ、カツ、コツコツ」

と継続することです。

第7の秘訣は、

自分に対するご褒美と励まし

を与えることです。

新たな習慣を身につけることによって

自分をいつくしみ、

ほめてご褒美をあげる

ことを忘れないことです。

自分の対するご褒美は、

新しい習慣を身につけていく励みになりますし、

何よりも

楽しみながら身につけることができるのです。

今こそは、

新たな習慣を身につけたいと願っているあなたにとって

「今がはじめる最高の時です!」

ひきこもりシリーズ3コミュニケーションの回復を目ざして(2/3)

2008-07-24 | 魅力ある人間関係の処方箋
第1の秘訣は、

「心に決意する」ことです。

身近なことで言いますと、

毎朝6時に起きることを習慣とするためにすることは、

目覚まし時計を6時にセットすることです。

そして、目覚ましがなったら考えず、すぐ起きて、

顔を洗い歯を磨き、服に着替え、行動を開始するのです。

そのためには、

前の晩に必ず、明日の朝6時に起きると決意して寝ることです。

「心の決意」からはじまるのです。


第2の秘訣は、

「例外を認めない」

ことです。

新しい習慣を身につけるためには、

言い訳や自己正当化をして例外を認めないことです。

人はどうしても楽をしたくなるものです。

新しいことを身につけるために、

代価を支払って自己を鍛錬することです。

第3の秘訣は、

「宣言」

することです。

あなたの家族や友人に宣言することです。

これから身につけようとすることを

まわりに人々に伝えてることによって意志が強固になるのです。

人は、語ったように行動するからです。



ひきこもりシリーズ3コミュニケーションの回復を目ざして(3/3)に続く

ひきこもりシリーズ3コミュニケーションの回復を目ざして(1/3)

2008-07-24 | 魅力ある人間関係の処方箋
「習慣」とは、

「刺激に対する条件反射」

という意味があります。

習慣は、子供の頃からの一定の刺激に対する一定の反応によって培われる。

つまり、

第1に、ある出来事がその人の考えに影響を与える。

第2に、その考えに基づき行動が起こされる。

第3に結果となって現れる。

この3つのプロセスの繰り返しが、

新しい習慣を身につけていくのです。

新しい習慣パターンが身につくスピードは、

思いの強さと行動に移すまでの決断によるのです。

ダイエットする人は多くいるが、

成功する人は多くはないのです。

Aさんが、病院に行ったとき

お医者さんに

「今の体重を落として、健康管理に努めなければ早死にする」

との忠告がありました。

突然の死に対する予感に恐れが行動を変えたのです。

食生活を改め、

運動をはじめ、

たばこをやめたのです。

今まで、

繰り返しダイエットに挑戦しても達成できなかったことも

みごとに達成したのです。

しかし、

この行動の原動力は

「恐怖心」

によるので一時的な刺激によるもので

長続きしないことが多いのです。

では、

一時的ではなく

習慣となる行動パターンを身につけるための

7つの方法を紹介いたします。


ひきこもりシリーズ3コミュニケーションの回復を目ざして(2/3)に続く

ひきこもりシリーズ2-ひきこもりの家庭について(2/2)

2008-07-23 | 魅力ある人間関係の処方箋
カウンセリングをさせていただきました 35歳のAさんですが、

両親が自分たちの役割を果たすために忙しく、

エネルギーを使っているように思った。

彼はこう言いました。

「それは、家族がお互いのにそれぞれの役割を演じていて、

そこには

『人間同士のつながりがなかった』

『あなたはお兄ちゃんでしょ』

『大人なんだから』

『頑張ってやりなさい』

といわれた言葉は、

長男という役割を演じるために

言われた言葉だったにすぎず、

親は子どもが学校に行かないと怒る、

それは、親が望んだ役を子どもが演じないから怒ったのであった。

家庭でそれぞれの役割を演じているだけであって、

みんなが本音を生きていることなく、

家族がお互いにばらばらだった。

自分はそれを見ないようにして生きた。

家族のつながりがないと思いたくなかった」。

と語ってくれたのです。

「人生は舞台あなたは名優」と言った方がいますが、

あなたが

「名優」

として演じることも大切ですが、

どんな時も

自分の気持ちをしっかりと表現することができる

「人生の主役」

を生きることで、

本音のコミュニケーション(心の交流)がなされるようです。

効果的な自己表現は、家族を暖かな雰囲気に変えていくものです。

その秘訣は、

「わたしは」を主語に

「わたしは・・・・・・です」

「わたしは、つらいんです」

「わたしは、嬉しいんです」

というように、

日々の生活の中で心がけてまいりましょう。