カミナリ雷太と青い手紙 その3
次の日です。
飛行機の機長さんは時間通りの飛行に満足していました。
「今日は雲もない飛行びよりだな。昨日とは大違いだな、だが、もう少しでカミナリ様にぶつけてしまうところだったからな。」
機長さんの体がブルッとふるえました。
「あれは何だろう?雲ではないようだがこちらに向かって来る。」
機長さんは前方の物を見つめています。
「うわー、なんだ、なんだ?」
青い空に浮かぶ怪物ですが、よく見ると、それは巨大なパンダです。飛行機にどんどんと近づいてきます。
機長さんは、「ウワワー、ぶつかる!」と目をつぶり両足を踏ん張りましたが、パンダはぶつかりませんでした。
そっと目を開けると飛行機は何事もなくパンダのお腹の中を、耳をツーンとさせて通り過ぎていきました。
機長さんはホッとしてふり向くと、カミナリの雷太がおなかを抱えて大笑いです。
「なんていたずらなカミナリ様なんだ!手紙で文句を言ってやる。」と、機長の泉さんはプンプン怒っていましたが、あんなにあわてた自分にもちょっぴり可笑しくなり笑ってしまいました。
それから何日かして、一通の青い手紙がヒラ、ヒラと飛行機から落ちてきたのをカミナリの雷太は見ていました。
つづく
次の日です。
飛行機の機長さんは時間通りの飛行に満足していました。
「今日は雲もない飛行びよりだな。昨日とは大違いだな、だが、もう少しでカミナリ様にぶつけてしまうところだったからな。」
機長さんの体がブルッとふるえました。
「あれは何だろう?雲ではないようだがこちらに向かって来る。」
機長さんは前方の物を見つめています。
「うわー、なんだ、なんだ?」
青い空に浮かぶ怪物ですが、よく見ると、それは巨大なパンダです。飛行機にどんどんと近づいてきます。
機長さんは、「ウワワー、ぶつかる!」と目をつぶり両足を踏ん張りましたが、パンダはぶつかりませんでした。
そっと目を開けると飛行機は何事もなくパンダのお腹の中を、耳をツーンとさせて通り過ぎていきました。
機長さんはホッとしてふり向くと、カミナリの雷太がおなかを抱えて大笑いです。
「なんていたずらなカミナリ様なんだ!手紙で文句を言ってやる。」と、機長の泉さんはプンプン怒っていましたが、あんなにあわてた自分にもちょっぴり可笑しくなり笑ってしまいました。
それから何日かして、一通の青い手紙がヒラ、ヒラと飛行機から落ちてきたのをカミナリの雷太は見ていました。
つづく
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