大社レコード

2019年2月24日(日)
「二月のブルース」
蔡忠浩(bonobos)
優河

早川義夫さんが好き

2010-08-19 | ライヴ
早川義夫さんの歌が大好きです。
1984年頃、遠藤ミチロウさんがカバーした“われた鏡の中から”で早川さんを知ったのだけれど、
その頃の早川さんは音楽業界から離れ、書店を経営されていました。
そんな早川さんが1994年に音楽業界に復帰し、アルバム「この世で一番キレイなもの」を発表。
赤裸々な歌に僕の心は震えました。度肝を抜かれました。
自分をありのままに歌っている早川さんの姿がメロディ、歌詞の一つ一つに表れていました。
たましいの重さ、厚さ、美しさを感じさせてくれる歌たちがあったのです。


「この世で一番キレイなもの」

 弱い心が 指先に伝わって
 痛々しいほど ふるえてる
 みんなの前で 裸になって
 縮こまってる みじめな僕

 なぜに僕は 歌を歌うのだろう
 誰に何を 伝えたいのだろう
 もっと強く 生まれたかった
 しかたがないね これが僕だもの

 この世で一番 キレイなものは
 あなたにとって 必要なもの
 僕らを包む 壮大な宇宙
 ひとしずくの泪 求めあう命

 キレイなものは どこかにあるのではなくて
 あなたの中に 眠ってるものなんだ
 いい人はいいね 素直でいいね
 キレイと思う 心がキレイなのさ


早川さんの歌にはウソがない。
ここでそう書いても、実際に聴いてもらわないと、分かってもらうことは難しいとは百も承知です。
どうか来て、見て、聴いて、感じて欲しいのです。
ピアノと声だけのシンプルな形で生み出される歌を是非聴きに来てください。



 歌を歌うのが 歌だとは限らない
 感動する心が 音楽なんだ

 {「音楽」の一節(アルバム“歌は歌のないところから聴こえてくる”収録)}



聴いてもらえたなら、きっとあなたの心に音楽が響くと信じてます。