晩秋である。牧水の歌「白玉の 歯に染みとおる 秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり」を心の中で暗唱しながら、崖上の小さな庵の床机に座り、月の昇るを待ちながら、松葉焚く五徳で燗をした大吟醸の杯を傾けている。
ターグ仙人は長野県佐久市岩村田近くの出身。牧水は大正11年10月、信越線御代田駅から岩村田へ向かい、そこの佐久ホテルに逗留(とうりゅう)、数々の作品を残した。仙人は、酒の味も知らない頃、牧水の作品の何たるかも理解せずに、彼の作品を眺めていたわけである。
牧水は一日一升程度の酒を呑んでいたと言われる。死因も肝硬変。夏の暑い盛りに死亡したが、死後しばらくしても腐臭がしなかったため、「生きたままアルコール漬けになったのでは」と、医師を驚嘆させたという。
海外航空事故があると、日本人の死体だけは腐らないそうである。理由は加工食品から多量の「腐敗防止剤」を摂取しているからだそうである。(-_-#)
月が昇った。酩酊の目には月光が朧になる。さて、下界に向かい絶唱するぞ・・
「幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく」牧水
ターグ仙人は長野県佐久市岩村田近くの出身。牧水は大正11年10月、信越線御代田駅から岩村田へ向かい、そこの佐久ホテルに逗留(とうりゅう)、数々の作品を残した。仙人は、酒の味も知らない頃、牧水の作品の何たるかも理解せずに、彼の作品を眺めていたわけである。
牧水は一日一升程度の酒を呑んでいたと言われる。死因も肝硬変。夏の暑い盛りに死亡したが、死後しばらくしても腐臭がしなかったため、「生きたままアルコール漬けになったのでは」と、医師を驚嘆させたという。
海外航空事故があると、日本人の死体だけは腐らないそうである。理由は加工食品から多量の「腐敗防止剤」を摂取しているからだそうである。(-_-#)
月が昇った。酩酊の目には月光が朧になる。さて、下界に向かい絶唱するぞ・・
「幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく」牧水