田口頼和の公式ブログ|陶芸日記

田口頼和の公式ブログは、私の陶芸活動や焼き物の魅力を紹介します。陶芸の素晴らしさが、たくさんの方に伝われば嬉しいです。

有田焼が人気の理由

2024年03月13日 | 陶芸日記
こんにちは、陶芸講師の田口頼和です!

今日は有田焼についてお話しするよ!日本の有名な陶器で、なんと300年以上の歴史があるんだって!有田焼は世界中で人気で、その理由はなんだろう?そうだ!有田焼は美しいデザインと高い品質で有名なんだよ!そして、その技術は代々受け継がれてきたんだ。

実は、有田焼の製造にはたくさんの手間暇がかかるんだって!それに、有田焼は毎年新しいデザインが出るから、いつも新鮮な魅力があるんだよ!あなたも有田焼の魅力に取り憑かれちゃうかも!さあ、有田焼の世界へダイブしてみよう!

田口頼和


焼物知識!陶芸作品の修復と保管方法を解説

2024年02月29日 | 陶芸日記
こんにちは、陶芸講師の田口頼和です!

陶芸作品は、その美しさや歴史的な価値から、多くの人々に愛されています。しかし、長期間にわたる使用や保存によって、傷や劣化が生じることがあります。ここでは、陶芸作品の修復と保管方法について詳しく解説します。



【陶芸作品の修復方法】

陶芸作品の修復には、以下のような方法があります。

接着剤による修復
接着剤を用いて、割れたり欠けた部分を接着する方法です。この方法は、比較的簡単に修復できますが、接着剤の種類や使用量によっては、修復部分が浮き上がってしまうことがあります。

穴埋めによる修復
欠けた部分を粘土などの素材で埋める方法です。この方法は、接着剤に比べて修復部分が目立ちにくく、自然な仕上がりになります。

補強による修復
補強材を用いて、弱点となっている箇所を補強する方法です。この方法は、接着剤や穴埋めだけでは修復できない場合に有効です。ただし、補強材を貼り付ける際には、作品のデザインやバランスを損なわないように注意する必要があります。



【陶芸作品の保管方法】

陶芸作品を長期間保管するためには、以下のような方法があります。

温度や湿度に注意する
陶芸作品は、高温や乾燥、湿度の高い場所に置くと、変形やひび割れの原因となります。また、急激な温度変化も避ける必要があります。保管場所は、温度や湿度が一定で、直射日光が当たらない場所が望ましいです。

直接触れないようにする
陶芸作品は、指紋や皮脂などの汚れがつきやすく、保管する際には直接触れないようにすることが重要です。作品を保管する場合には、専用の袋や箱などを用いることをおすすめします。

定期的にメンテナンスする
陶芸作品を保管する場合には、定期的にメンテナンスすることをおすすめしています。陶器はメンテナンスすることで、長持ちします。焼物を大切にしましょう。

陶芸講師
田口頼和

粘土の基本!陶芸の粘土の種類を解説します

2024年02月20日 | 陶芸日記
おはようございます。
田口頼和です。

陶芸の粘土は、種類や特性によって使い分けが必要です。それぞれの種類の粘土を知り、どのような作品に向いているかを理解することで、より効率的かつ良質な作品を作り出すことができます。以下に、主な陶芸の粘土の種類とその特性、使い分けのポイントを紹介します。



粘土の種類
・赤土
・白土
・黒土
・グロス土
・スリップ

粘土の特性

赤土:熟成すると非常に硬くなるため、削ることが困難。吸水性が高く、乾燥が早いため、割れやすい。焼成すると、茶色から赤褐色になる。

白土:吸水性が低く、柔らかいため、割れにくい。細かい質感があり、彫刻などの精密な作品に向いている。焼成すると、白色からクリーム色になる。

黒土:吸水性が低く、熟成すると硬くなるため、削ることが困難。高温で焼成すると、非常に硬くなるため、磁器などの作品に向いている。

グロス土:高温で焼成すると、非常に光沢がある。絵付けに向いており、色がよく出る。

スリップ:液状の粘土で、模様や模型作りに向いている。高温で焼成すると、固まるため、陶器の装飾に使用される。

陶芸講師
田口頼和

【釉薬特集】陶芸・焼物の釉薬の種類を解説!

2024年01月16日 | 陶芸日記
陶芸講師の田口頼和です。

今月は釉薬特集です!陶芸とは、粘土を形作り、焼成して器や芸術作品を作り出す技術です。釉薬とは、陶器の表面に塗布する薬剤で、素焼きした陶器の表面に滑らかで光沢のある表面をつくり出したり、装飾効果を加えるために用いられます。釉薬には様々な種類がありますが、以下では代表的な釉薬の種類について説明します。



透明釉
透明釉は、陶器の表面に塗布されると光沢のある、透明な仕上がりになります。透明釉を用いることで、陶器の素材や色合いを活かすことができます。

白釉
白釉は、白い仕上がりを目的として用いられます。素焼きした陶器に塗布することで、美しい白い光沢をつけることができます。

青磁釉
青磁釉は、青い光沢をつけることができる釉薬です。元々は中国の陶器で用いられたものですが、日本でも多く使われるようになりました。

赤釉
赤釉は、赤い色合いをつけるための釉薬です。素焼きした陶器に塗布することで、赤い光沢が生まれます。

緑釉
緑釉は、緑色の光沢をつけることができる釉薬です。独特な質感を持つ釉薬で、茶器や花器などに用いられます。

灰釉
灰釉は、灰色の光沢をつけることができる釉薬です。繊細な陶器に使用されることが多く、北欧などで広く使われています。

今回は基本的な釉薬を紹介しました。あなたもお気に入りの釉薬を見つけてくださいね!

陶芸講師
田口頼和

備前焼が大好き!日本人に愛される陶器です

2024年01月12日 | 陶芸日記
陶芸講師の田口頼和です。

最近、備前焼についての問い合わせが増えてきました。

備前焼は、日本の代表的な陶磁器の一つであり、その風格ある美しさや独特の味わいが多くの人々に愛されています。以下に、備前焼の魅力を紹介します。

備前焼の独特な風合い
備前焼は、その焼成時の独特の気泡や、鉄分が含まれた土が焼けることで生まれる変色など、自然な風合いが魅力的です。また、酸化や還元焼成の過程で、釉薬が流れることで、独特な模様が生まれることもあります。これらの特徴は、備前焼が美術品や食器など多様な分野で愛される要因となっています。

備前焼の歴史と伝統
備前焼は、京都や奈良の古寺の建築材料としても用いられており、歴史的な価値が高いことでも知られています。また、茶道の発展に貢献した千利休が愛用したことでも有名で、茶道具としても広く用いられています。備前焼は、日本の陶磁器の中でも最も古い歴史を持ち、豊かな伝統を継承しています。



備前焼の実用性
備前焼は、その頑丈で耐久性のある性質から、食器や茶器などの実用品としても愛されています。また、日本の季節や文化を表現する模様やデザインが施された器など、多彩な種類があり、どのようなシーンでも活躍してくれます。

備前焼の多様な作品
備前焼には、鉢や茶碗、花入れ、花器、香炉、花立てなど多くの種類の作品があります。また、現代的なデザイン性が高く、和洋折衷なデザインのものや、モダンなデザインのものなどもあり、多くの人々に愛されています。

以上のように、備前焼は、その独特な風合いや歴史と伝統、実用性や多様な作品の魅力から、多くの人々に愛されています。

陶芸家
田口頼和