Social Walker. -Cogito ergo sum-

日々の日常から感じるコト・モノ・ヒト・情報をあっけん的私考blog。

海外から見る日本の動き

2012-07-26 | Weblog
Blog更新をしないと強制的に広告表示をされてしまうので、更新しちゃうぞ。
タイトルに"海外から見る日本の動き"なんて大きなことを書いてしまいましたが、
海外に居て客観的に日本の情報が入ってくるのは、日本に住んでいた時には感じる事のない感覚です。

さて、僕のメインフィールドは飲食業界なので海外に居ながら日本と比較する事が多々あります。
とゆーよりも、日本の飲食業界をベースに世界の外食産業を見ているといった感じです。
昨日『ガイヤの夜明け - 常識破りの外食革命~高級フレンチ 格安の秘密~』をオンラインで見ました。
やはり渡航前、渡航後もずっと感じている嫌悪感は、日本の飲食業界(特に居酒屋、牛丼チェーンなど)は価格に執着しすぎではないかと思います。
飲食業界だけではないでしょう。どの業界でも各社競って価格を安くする事に注力している傾向が見られます。
果たして海外ではどうか?確かに不況で価格を下げる戦略はもちろん存在します。
ただ日本の様にレストランなどが、良いサービス/美味しい料理/良い雰囲気で価格も安い!
なんて事はあり得ないのです。"安かろう悪かろう"が当たり前。
日本の様に価格帯はどんどん下がっていくのに、提供するモノの質は変わらないなどあり得ないのです。
ここが日本の問題点の一つではないでしょうか。利用する人たちが"ある一定のサービス"は当たり前だと思っている事。
これは提供する側にとっては恐ろしいことです。海外では、"良質のサービスを受けるにはお金をしっかり払う"が当たり前なのですから。
この辺りはチップ制はとてもわかりやすく、素晴らしいシステムだと思います。

もう一点、これは個人的な感覚なのですが"時間のスピード"はすごく重要ではないかと思います。
日本(特に東京)の時間スピードが早いというのではなく、業界の市場の動きが早すぎるのです。
簡単にいうと流行廃りが早い。飲食業界のトレンドマップなどを見ると流行の移り変わりが簡単にわかります。
そしてすぐに廃る。トレンドが生まれた瞬間に他社が模倣して、市場に溢れて返ってしまうのが問題です。
しかし、日本の市場で生き残っている企業の戦略、戦術などは海外でも十分通用すると思います。
むしろ、日本の飲食業界の切磋琢磨は凄まじいので海外でその力を活かす事は可能ですし、
実際に日本以外で事業展開をして成長し続けている企業もたくさん存在します。
それはなぜか?
海外の市場にはまだまだ"スキマ"がある事と"時間の流れ"が日本のソレとは違うと言うことです。
全然わけのわからない例えですが、頭に浮かんだので書きましょう。

あなたは小学生です。夏の絵画コンクールで絵を書かなければいけません。
書いた人から随時、街の商店街で展示され、早く書けば優勝する可能性が確実に上がります。


日本の市場は、皆いかに上手に、早く、目立つ様に"向日葵"を描くか。
だって夏ですもの。夏といえば向日葵(流行)でしょ。

海外の市場では、皆が向日葵を描かない。
だって日本じゃないもの。奇麗なバラでも、可愛いチューリップでもなんでも良いんです。
その絵を気に入ってもらえそうな人が居る場所に展示すればいいのです。
そもそも"早く書けば優勝する可能性が確実に上がります"に気が付いていない市場も多い。

日本に帰る頃には時間感覚がすっかり狂っているだろうと思います。
ユル~いのも悪くないもんですね。
サービスなんて期待しちゃダメなんですよ。カナダも先進国の一つですが。
当たり前を当たり前と思わない!以上!

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