エクセルVBA、マクロで作業の改善!自作青色申告書、確定申告書、会計システム、集字システム等無償提供しています。

主題の申告書類、会計システム、書道の集字システム等の作成とマクロによる作業改善の実績紹介

「確定申告書」の作成を支援するプログラム

2010年02月06日 | ソフト

昨年10月10日の日記で「確定申告書A」をエクセルでプログラミングしたことを書きました。その後エクセルVBAを学習してきましたのでVBAでプログラミングに挑戦しました。(エクセルだけでは入力方法が少々面倒なところもありイマイチの感あり。)

そこでエクセルVBA (エクセル用 Visual Basic for Apllications)でプログラミングしましたので以下に紹介します。(以下の画像にはテストデータが入力されています。)

 

特徴:
1.手書き用帳票フォームに真似て出力帳票を作成しました。
従ってこのプログラムで昨成した帳票(第一表、第二表、その他「明細表」等)は転記することなくそのまま税務署に提出できます。
これら提出用各帳票もワンクリックでプリントできます。


2.そして今回の一番の効果は、なんといっても入力操作が非常に簡単容易になったことです。 一括入力画面(ブラウザ)を設けました。各入力画面で該当する項目にデータを入力した後、「計算」ボタンをクリックすると即時に最終結果(納める税額、又は還付金)が表示されるようになりました。

これによりいろいろなシミュレーションが出来ます。例えば災害があったとき、「雑損控除」と「災害減免額」とどちらを選ぶかというとき、二つのケースを簡単に比較できます。

以上、より汎用性が大きくなり操作も簡単に出来ますのでエクセルの高度な知識経験は必要ではなく、「初心者」でも充分利用出来ます。


又今回はサブシステム(周辺システム)として「配偶者所得計算」と医療費控除での「明細書」の作成も追加しました。


明細表にはデータの発生の都度入力出来るため、労力が分散できます。
プリントした「明細書」もそのまま提出用となります。
効果:
以上大幅な作業の省力化、計算の正確性確保等期待通り(e-Taxに近い?)の効果が達成出来ました。

感想:
①始めの構想、計画が大切、これをしっかりしておかないと、修正ややり直しが多くなり時間がかかってしまう、また、プログラムもいたずらに複雑になり、メンテも困難になります。

②また文法の知識だけでは駄目、やはり論理的思考も必要
学習を兼ねて試行錯誤を繰り返し、何度も壁に突き当たったりして(まったくの単純ミスによるエラーの原因が分からず、何時間も逡巡したり・・・)時間がかかりましたが初期の目標をまがりなりにも達成できたことは大きな喜びです。

学習する上で利用したもの。:
数冊の参考図書
インターネット検索(インターネットは専門分野の非常に多くの質問に答えてくれます。)
エクセルVBAの通信講座受講

今後の予定:
このプログラムの使用者のフォローをする。
来年以降も、法改正等あればそれに準じてプログラムを改正しフォローして行く。

「確定申告書B」のプログラム及びその周辺システムも作成しました。

興味のある方は、 t-hirashima@w2.dion.ne.jp までどうぞ!

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