るりおの部屋

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JIMTOFに行ってきました。

2010年11月06日 | るりお広報室

10月28日から11月2日まで東京ビッグサイトで開催された
JIMTOF(じむとふ 日本国際工作機械見本市)に行ってきました。
毎年、国内と世界中のメーカーから機械部品を作るための工作機械を展示するイベントです。


どうして僕がそんなところに行ってきたのかといえば、説明しだすと少々長くなるので
簡単に言うと、「半強制的に行かざるを得ない事情があったから」という感じです 笑
でも、こういうのは元々好きだし興味もあったので一度は行って見たいなと思っていました。

それに、自分の家系のルーツを辿って行くとどうもモノつくりを得意とする
一族がいたらしく、自分自身もその影響を受けたかどうかはわからないけど
小さいころから機械への興味は半ば執着のようなものがあって、社会に出てからも
ずっとそれで飯を食ってきたというのもありました。

でも、入場料を払ってまでいくのはな~と思っていたら今回無料で入れるというので
ありがたく見に行ってきたというしだいです。

読者の皆さんのカラーとはだいぶ違う内容なので、馴染みがないでしょうけれども
世の中にはこういうのもあるんだな~くらいに見てもらえるといいんじゃないかと
思います。
なんといっても日本はモノつくりの国ですしね。

ゆりかもめのモノレールで国際展示場駅で降りると大勢の人がいました。
というか、始発の新橋駅で乗った瞬間JIMTOFの入場パスを首から下げた日本人や
外国人でいっぱいでした。
それから待ち合わせの場所でほかの人たちと落ち合って会場に入りました。


会場の東京ビッグサイトは広大で、大きく西棟と東棟に分かれていましたが、
結局片方しか見れませんでした。


そこには国内外の大小さまざまなメーカーからこれまたさまざまな工作機械その他商品が
出展されていました。
多すぎてどれから見ていいかわからないくらいでした。
全体的には「マシニングセンタ」という機械が多かったです。










こういうのですが、
なんのことかわからないと思うのでちょっと説明しますと、

工作機械は従来、「穴をあける」「平面を削る」「棒状に丸く削る」などの
作業ごとに専用の機械でしか出来ませんでした。
穴をあけるなら「ボール盤」
平面を削るなら「フライス盤」
棒を削るなら「旋盤」
という具合です。
なので、ある鉄の塊の材料に複数の加工を施す場合は
旋盤に固定して加工⇒外してボール盤に固定して加工⇒外してフライス盤に固定して加工
といった手間が掛かりました。

しかし、「マシニングセンタ」はこれらの加工が一台で出来てしまうので、
一度固定した材料はそのままで、あとはコンピュータ制御の機械が全部やってくれます。
さらに、大きさの違う穴を開ける場合は、従来はドリルの刃を手で交換していたのが、
これも機械が自動的にプログラムに従って交換してやってくれます。

人間がやるのは材料をセットしてプログラムを入力してスタートボタンを押すだけ。
人件費も下がり、人間のやらかすミスも無くなり、人間では難しい加工も出来るようになりました。
これは革新的なことです。
これによって世の中のあらゆる工業製品の質が向上して値段も安くなり私たちの生活も
劇的に豊かになったといってもいいでしょう。
私たちの知らないところで世の中はどんどん進んで行っているというひとつの事例ですね。

これは飛行機の部品です

F1マシンも展示されていました。

日本のメーカー製工作機械でマシンのパーツが作られています。
このメーカーは日本でも最大手のひとつで、ブース面積も最大級でした。
ちなみにこのマシンについてる部品のメーカーで僕も働いていました。
ロゴも写ってます。このマシンの部品の開発にも関わりました。



エコ技術なんかも出てましたね。



車の部品のメーカーからスポーツカーの展示も。

みなさんももし興味がある方は(いないかなー)一度いってみるとおもしろいですよ。







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