映画「Ribbon」は、のんさんが脚本、監督、主演を務めた初の劇場用長編映画です。
樋口真嗣監督は平成ガメラシリーズや「シン・ゴジラ」の特技監督で、監督を務めたシン・ウルトラマンの公開も5月に控えています。
(この投稿は、NB Press Onlineさんのネット記事をもとに、自分の記憶と記録を交えて構成しました。)
登壇の挨拶の後、のんさんが、「それでは、対談させていただきます。」と切り出します。
今日は司会者が質問するのではなく、のんさんが進行役のようです。
写真は、NB Press Onlineさんから拝借しました
のん
以前、私がレギュラー出演しているラジオ番組に来ていただいて、その時にお話して以来ですかね。公の場では。
樋口監督
(俺は)あることないこと偉そうに話してたね。それがブーメランのように帰ってきた(笑)
このラジオ番組というのは、2020年11月15日に放送された『INNOVATION WORLD ERA』のことですね。
のん
樋口監督とお会いしたのは、私が19歳、20歳くらい時で、私が自主映画を撮ってて、その時にアドバイスをいただいんです。
お二人の出会いは、そんなに前だったんですね。知りませんでした。それから8、9年の時を経て同じ映画でタッグを組むことになるとは、なんて運命的な出会いだったんでしょう。
のん
“のん”になってからで、「生賴範義(おうらいのりよし)展」の時に樋口監督が呼んでくださって、音声ガイドで。
樋口監督
重たい主題もあって、音声ガイドの収録時に(自主映画を作っていた頃とは)ちがう!と。“死”や“業”の表現力が「のんちゃん、すごいな!!」って。
のん
なるほど。(私は)この年齢にしてはいろんなことを経験してますね。
(会場笑)
この言葉は、のんさんが言うと重みを感じますね。のんさんの度重なる苦労を考えると笑っていいものか迷うくらいに。でも、今ののんさんはこの不条理な圧力を糧に強くなりました。
樋口監督
片渕須直監督の『この世界の片隅に』はその前?後?
のん
後だったのかな。
樋口監督
『この世界の片隅に』を観た時に、「やられた!!」みたいな。片渕さんに、のんちゃんのいいところ全部持っていかれた!って。あの年の授賞式で鉢合わせして。
のん
そうですね。ゴジラがいて(笑)
樋口監督
片渕さんが受賞スピーチしている時に俺の携帯が鳴る、わざとじゃない(笑)
2017年2月8日の「第59回ブルーリボン賞」の授賞式のことですね。
ちなみに、同じ年の2月15日「第71回毎日映画コンクール」表彰式では、こんなシーンがありました。
のん
今回、映画『Ribbon』の特撮で入っていただいたわけですが、オファーが来た時、どう思われましたか?
樋口監督
「いいですね、OK!」って監督に言われたら「ありがとうございました」という仕事なので、「(のん監督に)OKもらえるかな?」って(笑)
のん
えっ?そんなスタンスだったんですか?大監督なのに。
樋口監督
のんちゃんができることであれば、俺がやる必要はないし。のんちゃんがやれることを俺がやったらギャラ泥棒なんで(笑)
このあと、それまで「のんちゃん」「のんちゃん」と親しげに(気安く?)話していたことに気付いた樋口監督が、激しく動揺して「あ、“のんちゃん”じゃない“監督”だ!監督、監督、監督だ!」と自分に何度も言い聞かせていたのがとても面白かったです。
でも、結局そのあと、すぐに「のんちゃん」に戻ってしまうんですけどね。
NB Press Onlineには、CGと特撮の違いや撮影の苦労話など、トークショーの様子が詳細にまとめられていますので、ぜひ
こちら
https://nbpress.online/archives/62484
からご覧ください。
特撮大好き人間の僕にしたら、樋口監督は憧れの人。その監督と、僕が愛してやまないのんさんとのトークショーですから、とても贅沢な時間を過ごせました。
トークショーの後で、撮影タイムを頂けました。
Ribbon 劇場情報
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=ribbon1106
映画「Ribbon」公式サイト
https://www.ribbon-movie.com/
のんさん公式ホームページ
https://nondesu.jp/
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