想いと感謝と

この度はCapsule9『花音－カノン－』
全ステージ満員御礼で公演できることが出来ました。


主催の多々良さん。
スタッフの皆様。
共演者の皆様。

そして応援してくださいました皆様。
お忙しい中、また雨で寒空の中でも劇場に足を運んでご観劇してくださいましたお客様。

本当ありがとうございました。


震災から1年

思うことはそれぞれ違うと思います。

「一言」とか「一文字」とか「要は」の言葉では語れない、片付けられない気持ちや想いがあります。


今回の役はドキュメント番組スタッフのカメラマン

個人的にですが。
テレビを見ていたとき、当時インタビューを放送する方々に嫌悪感を持ったことがあります。

しかし。
この役をいただき、脚本を読んだとき改めて考え、思い直してみました。


『伝える』


ってなんなんだろうと


アセビの開口一番の台詞


「俺は撮りたいです。」


難しかったです。


報道とドキュメントは違うかと思いますが伝えることに変わりはないと感じてます。

撮るのも人間
撮られるのも人間
それを見るのも人間

伝えなければ

考えてもらえない
思ってもらえない
感じてもらえない

100人中99人が見たくないとか、そんなことやめろとか言われても残りの1人が元気になったり希望を持てたりしたらその1人の為に俺は撮る。

そんな想いも含み演じました。

それを信じて。



終演後にお客様から
「観にきてよかった。」
「もっと沢山の人に観てもらいたい。」
と多くの有り難いご感想をいただき、本当にやってよかったと思いました。





……あ
個人的な話になってしまいすみません



東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。


まだまだこれからです。
忘れません。
個人としても。
役者としても。

やれることをやり続けたいです。




最後に

この作品に出会えたこと
この作品を通して皆様に少しでも思い、考え、感じてけいただけたこと
伝わったこと
嬉しく思うとともに
感謝の気持ちでいっぱいです。


ありがとうございました！




アセビ役
小埜裕介