★★★
「007 Casino Royale」
監督:マーチン・キャンベル
出演:ダニエル・クレイグ、エバ・グリーン、マッツ・ミケルセン、カテリーナ・ムリーノ、ジュディ・デンチ
007なりたてのジェームス・ボンドが巨大テロ組織に挑む、シリーズ21作目。賛否両論(どちらかというと否論多め)の中、ジェームズ・ボンドなりたてのDクレイグがマッチョな体で6代目ボンドを見事演じています。
『最初の任務は、自分の愛を殺すこと』という、若干ネタバレなタイトルはありなんでしょーか。まー、長期シリーズ化されてるだけに、奇抜なストーリー展開は無理なのはしょーがないですね。
ただしそんなハンデの中、本作では、巨大テロ組織、資金源の運用を担当する別組織、そして英国政府、という3者による利害関係を作って、少し人間関係を複雑にしたり、後半にいくつか用意されているどんでん返しなど、結構がんばってます。新米007のJボンドも2度ほど死にかけるしね(しかもかなり格好悪く死にかけるところが笑えます)。最後の最後まで休まることのない展開で結構楽しめました。
アクションに関しても、近年出てきている大作映画と見劣りしない迫力でした。比較したくなるのが「M:i:III」ですが、DクレイグとTクルーズ、アクションではDクレイグに軍配をあげたいと思います。体も相当鍛えてるみたいだし。ただし、顔のアップでは圧倒的な惨敗。歴代のボンドと比べると、Sコネリー、Rムーア、Pブロスナンに次いで4番手かな。今後の活躍によってはランキングあがるかもかも。「ジャケット」で頭壊れた患者役だったけど、今後はがんばって欲しいものです。
で、一番のアクションシーンは、最初の爆弾犯との追いかけっこ。そこまで逃げるかってくらい、逃げる男の身のこなしが見事。「マッハ!!!!」を思い出したよ。メインのカジノでのポーカーは、ルールがわからなくて若干困った。
残念なことと言えば、007お馴染みのおもしろスパイグッズがあまりなかったこと、Eグリーンを始め、女優陣の脱ぎが足りなかったこと、ぐらいでしょうか。
あと、やたら混んでたので、前から2列目の端っこで観たのが、首がつらかったこと。指定席を買うために窓口の行列に並んでいたら、前に割り込みしてきた卑怯なオッサンが、隣の席で観ててむかついたこと、も追記しておこう。
黒幕ばかりでよくわからない部分もありましたがエバ・グリーン可愛いから許す。
シゲお勧めのドリーマーズ チェックしてみます。
カジノのルール教えて。