週の真ん中の水曜日です。
水曜日は、とても気分が落ち込みやすい危険な日でして
御多分に洩れず、本日私の気持ちは落ち込み気味です↓
そんな気持ちをかき消すように"ultra soul"を聴きながら出勤しました。
「そして羽ばたくウルトラソウル♪」に続くのはこの曲”GOLD”。
ベスト盤を聴いていたので、リリース順に曲が並んでおり、
”ultra soul”の次が”GOLD”でした。
"ultra soul"は世界水泳のために書き下ろされた曲ですが、
この”GOLD”はそのアンサーソングというか、試合が終わった選手たちを
讃える目的で製作された曲です。
ただ、個人的にはアメリカ同時多発テロが起きた頃に発売された曲なこともあり、
"GOLD"のイントロのバイオリン？を聴くと、何だかあの凄惨な事件を思い出してしまいます。
（特に「透き通る鐘の音のように 寂しげな世界に響け」のフレーズがそれを連想させます。
歌詞を書いた稲葉さんにそんな意図は全く無かったはずですが・・・）
曲の内容は、コンセプトそのままに選手の健闘を讃える内容でして
歌詞の主人公が選手である「あなた」がくれた真新しい勇気や無垢な情熱に感動し、
「あなた」の心の平和を祈り、
「あなた」を何も心配せず明日へと無邪気に進めと応援し、
「あなた」を最後まで見届けると誓います。
全力で「あなた」を応援してくれている一曲です。
曲の発売当時の私は、駆け出しのサラリーマンで不安がいっぱいの日々を過ごしていましたが、
この曲はそんな自分を励ましてくれているような気がしました。
そして、この歌詞がもう一つ面白いのは、間奏部分だけ歌詞の視点が「あなた」側に映るところです。
欲望にも期待にも不安にも
絶対押しつぶされない
・・・アスリートだけではなく、プレッシャーと戦っている
全ての人に向けられた言葉ですよね。
もしかしたら、稲葉さん自身にも向けられていたのかも知れません。
私も、最近でこそあまりなくなりましたが、若い頃は仕事の一つひとつの場面で
プレッシャーを強く感じてまして、
その度にこの歌詞を聴きながら「よーし絶対押しつぶされないぞ！」と思ったものです。
・・・しかし、今振り返ると何をそんなにプレッシャーに感じていたのか思い出せないんですが。
過去の感情って、忘れてしまうものですね。
でもこの歌のお陰で、そういう感情を感じていたことだけは覚えています。
最近の心に響く歌詞は、むしろ最後の方でして、
羽にくるまれて寝るように
ひたすら最高の時を思え
・・・うーん、柔らかい羽にくるまれて、最高の瞬間を思いながら眠りたい！
そして最高の瞬間＝仕事で目標達成して、テニスがめちゃくちゃうまくなる を味わいたい！
そう思うようになりました。
同じ曲でも時とともにフォーカスする場所が変わるのが、稲葉さん歌詞の味わい深さですね。
いい感じにオチがついたので？、私も羽にくるまれてそろそろ寝ようと思います。
そして、目覚めたらGOLDの歌詞の終わりのように
新しい日々が始まります。
目覚めた明日も、楽しい一日でありますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な一日を。
