明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

女性の人生あるあるに直面 -連続テレビ小説「エール」より-

音さんは椿姫のヴィオレッタ役を奇跡的に射止めましたが

 

練習中に妊娠が分かり、つわりで練習に2週間出られなくなるという

 

まさに働く大人の女性が経験される「両立の壁」を体験しています。

 

裕一に向かって「あなたは家で仕事ができるんだから、代わってよ」と当たる音さんや

 

そんな音さんに「できるものなら代わってあげたいけど・・・」とうろたえる裕一の姿は

 

もはや当時の夫婦像の枠を大きくはみ出ており

 

今どきの夫婦の問題を見ているようでした。

 

しかも、体調が思う通りにならないだけでも苦しいのに

 

千鶴子からの「強欲が過ぎる。もっと周りのことを考えてほしい」との手厳しい一言をもらったり

 

憧れのオペラ歌手の環さんに「本当のプロって、子どもが死にそうでも舞台に立つ人のことを言うの。

あなたにその覚悟はある?」と凄まれたりなど

 

「女性の敵は女性」と言わんばかりの女性陣からの畳み掛けに

 

音さんのメンタルはパニックに陥ってしまいます。

 

先ほども書きましたが、もはやこの描写は当時の妊娠中の女性ではなく

 

今の働く女性の悩みと同じです。

 

いわゆる「マタハラ」に象徴される出来事ですよね。

 

子どもが出来ることはこの世における最高の幸せの一つのはずですが

 

それを機に、今までの仕事仲間(今回は学校ですが)の応対が一気に変わってしまう。

 

大変残念ですが、今の日本の企業社会でもごく普通に起きていることです。

 

そして、その周りの冷たい応対や無理解を払い除けるため

 

必死に子どもを抱えて働き続ける女性の先輩たちは以前からいましたし

 

今も様々な女性が同じ道を辿っています。

 

それを目の当たりにした後輩女性たちが

 

「私はあそこまで頑張れない・・・」

「私はそこそこでいい・・・」

 

・・・こう思って萎縮してしまうケースも多いです。

 

私自身は、人生でやることを仕事とテニスに絞ってしまいましたので

 

どちらかと言うと千鶴子さん派ですが

 

全てを欲しがる音さんのことは、すごいし羨ましいと思います。

 

音さんにはぜひヴィオレッタ役をやり遂げて欲しいですが

 

舞台の主役が練習を2週間休んだら、普通は降板させられちゃいますよね・・・

 

音さんはこれからどうなるんだろう・・・

 

明日も固唾を飲んで見守りたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日も素敵な1日を。

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