昨日の記事で、ネガティブ・ポジティブのバランスについて書いていたら
表記の歌詞を久しぶりに思い出しました。
土屋礼央さんは、もしかしたらタモリ倶楽部やFC東京のサポーターとしてご存知の方も多いと思いますが、
れっきとした歌手です笑
2000年代は、当時流行りのアカペラ番組「ハモネプ」出身のアーチスト”RAG FAIR”として活動していました。
ただ、パーソナリティとしてもかなり才能がありまして
2004年ごろにはオールナイトニッポンのパーソナリティをしていました。
その時に遺憾無く発揮された「人生の何気ないシーンを取り上げて、さりげなく人に寄り添う/励ます力」の一つが表題曲でして
オールナイトニッポンの主要なリスナーである受験生向けの応援ソングです。
「応援ソング」というと、大事マンブラザーズバンドの「それが大事」に代表されるような
頑張れ、負けるな、やり抜け
のようなメッセージが王道ですが
この曲は表題通り、受験生が抱える「不安」をそのまま受け止めます。
不安がいつもより 笑いかける
ありがとう あなたのおかげで 一息つけます
・・・と、感謝してみせるのです。
不安は誰でも感じる感情であり、悪い感情ではなく、あなたを危険から守ってくれるものである。
だから、避けたり感じないようにするのではなく、一息ついて感謝してしまおう。
という、見事な発想の転換です。
歌詞は続いて「不安」を「我が子を心配する親」のように扱います。
不安も世話焼きで ここまで来て
わかりましたよ
目をつぶって 周りに聞こえないように
「不安」を「ここ(受験会場)」までついてくる親のように見据えることで
不安を客観視し、そして感謝して手放しましょう という
心の世界でよく言われる「感謝と手放し」がセットで語られます。
この「感謝と手放し」の対象としてもっともよく語られるのは「親」と「パートナー」ですが
実は不安のようなネガティブ感情に対しても使えるという
心の世界の専門家的には衝撃の発想が、歌詞の一文でサラっと語られます。
しかし、どんなに難しい心理学の専門書を読むよりも
「不安は『心配したがりの親』のようなものなんだね」
「ここまでついて来てくれて、ありがとね」
・・・そう思うことの方が、実際の受験生にとっては何倍も役に立つはずです。
私が「悩みの答えは流行歌の歌詞に書いてある」と思うのはこういうところでして
どんなに難しい理屈をこねるより、メロディに乗せた一言の歌詞の方が
聴いた人の心を掴んで、勇気や希望を与えます。
こういう歌詞を直感的に書ける土屋礼央さんって、やっぱり凄いんだなと
久しぶりに思い出して感動してしまいました。
私も日曜日の試合に向けて不安がいっぱいですが
この歌詞を思い出しながら一息つこうと思います。
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本日も強引にステマを挟みました笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末を。