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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

どこまでも迂闊なロックマン -夏目漱石「こころ」より2-

こんばんは。

アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。

 

昨日に続き、夏目漱石の「こころ」に登場するロックマンについてご紹介します。

 

「先生」は幼馴染で同じ帝国大学生「K」を自分の下宿に招き入れ

 

そこで人付き合いが苦手で神経衰弱(今の言葉だと「神経症」が近いです)気味な「K」が人と交流する機会を持てるように

 

下宿先の「奥さん」やその娘の「お嬢さん」と話す場を作るよう取り計らいます。

 

ここまでは単なる友情のなせる業でしたが

 

世間知らずの「K」は、最初は「女性とはこんなものだ」と見下していたはずの「お嬢さん」に惚れてしまい

 

しかも「先生」にその思いを訥々と語って来ます。

 

同じく「お嬢さん」を好きな「先生」は「K」の独白に激しく動揺します。

 

しかし、ここまでの流れで既に明らかですが

 

「K」はかなり迂闊な人物であることは間違いありません。

 

この手の話をするときは、まず話をする相手が自分の恋敵でないことを確認する必要があります。

 

同じ下宿先で、自分より長く「お嬢さん」に接している「先生」ですから

 

自分と同じように「お嬢さん」に惚れている可能性もあると考えるのが自然です。

 

そして恋敵に向かって、わざわざ「俺はライバルです」なんて知らせることは

 

この後実際に起こるように、相手に先制攻撃を仕掛られる機会を与えてしまうようなものです。

 

しかし「K」は浄土真宗のお寺で育った「思考」や「精進」で頭がいっぱいの純粋な青年ですので

 

自分が迂闊にも恋敵に重要情報を渡していることに気づいておりません。

 

しかもその後、二人で散歩をしている際に

 

今度は「K」は「先生」に「(俺のお嬢さんへの思いを)どう思う?」と尋ねてきます。

 

そして「(お嬢さんに惚れている・精神的に)弱い自分が恥ずかしい」とまで言い出します。

 

もう・・・迂闊すぎです。

 

まさにロックマンあるあるです。

 

思考と感情とを切り離し、自分の感情を恥ずかしがるロックマンは

 

当然のごとく他人の感情にも鈍感です。

 

・・・しかし、こんな「女の子を思いがけず好きになってしまった!」的な出来事って

 

当時の尋常小学校とかでも普通にあったと思うのですが

 

いったい「K」は尋常小学校時代に何をしていたのでしょうか?

 

好きな女の子はいなかったのでしょうか?

 

そして、その女の子を狙っているクラスメートがいるのかどうか

 

そのあたりの情報収集はしなかったのでしょうか?

 

もう衝撃の迂闊ぶりです。

 

根本裕幸お師匠がおっしゃる通り

 

このロックマンの精神年齢は5歳児レベルです。

 

そして、この5歳児ロックマン「K」はこの後周囲を不幸の渦に巻き込む衝撃の行動に出ます。

 

・・・続きはまた明日。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日も素敵な1日を。

 

****

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