四十路だって…嵐★

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11/4 日経新聞

2011-11-06 01:23:08 | 嵐さん 雑誌・新聞・本

こんばんは

 

こちら、『あゝ、荒野』関連の記事を検索していて、みつけました

読んでいて…

戯曲を読んでいるせいもあると思いますが、うるうるしてしまいました

 

ライターの方が、書き示す場面も想像出来

潤くんが、演じている場面も頭に浮かんできました

ライターさんが、文中『ほめすぎ? そうかもしれない。』と書いていらしゃいます

でも、その言葉にも何かほっとし、そして嬉しくもありました

 

ここには、抜粋した部分だけ載せましたが、記事本文の方はかなりネタばれあります

ネタばれ見たくない方は、ここまでで

以下も読んで下さる方は、是非本記事の方も読んでみて下さい

下げます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【11/4 日経新聞より抜粋】

例によって即席のアイドル芝居というわけか。すれからしのシアター・ゴーアーは失礼ながら少々タカをくくって見ていた。

 あ、あ、あ、ちょっと待って。この人気絶頂の若者はただ者じゃないゾ。

 

あれよあれよ、というまに松本潤のくりだす演技のパンチに押されていたのである。後半30分はロープ際に追い詰められるように打ちこまれる。抑えのきいたボクサーの演技は、一気呵成(いっきかせい)の瞬発力を秘めていた。 血わき肉躍る脂ぎった体ではない。今どきの若者らしい「低体温」の、一見頼りない肉体なのである。ところが松本潤は青白い情念の炎を己のうちに探りあて、一気に燃えさからせる。おそろしく残酷、同時に胸しめつけられるほど哀(かな)しい。獰猛(どうもう)さに優しさが、優しさに獰猛さが宿る。
 
~中略~
松本潤は5年前、同じ蜷川演出でみた「白夜の女騎士」(野田秀樹作)から長足の進歩だ。チンピラ風のたたずまいが似合うだけでなく、知的でセリフによどみがない。怒りに暗さがないのは時代のせいでもあろうが、感情を殺したところで不気味さがわき、ゆがんだ破滅衝動が走る。そこが現代的だ。
 
練り上げられ、整った舞台ではない。演技がすべて見事なわけでもない。けれど見終わって忘れがたい余韻がある。「怒れる若者たち」の作品が「怒らない若者たち」の時代の役者に手渡されたとき、秘められた憤怒が一瞬の光を放ったからだろう。

 

日経新聞