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商工会議所を知ってもらおう!という奮闘日記

日々の仕事や想ったこと、商工会議所が何をしているとこかを
事例を用いて発信できたらといいなと思います。

売れる商品、売れない商品

2020-02-22 12:00:00 | お仕事
とある会議がありました
あくまでも、私個人のまとめや想いです


良いものを作れば売れる
という、時代は終わったと言われて
何年たつんだろう…

OEMでやってきた製造メーカーには
厳しい局面だと思います

独自技術があって独占です
っていうところは別かもしれませんが
ほとんどはそうではない

うちの技術すごいだろー!
って作っても売れません

お客さんが求めてるから
作りました。は少なからず売れます

△プロダクトアウト(前者)
◯マーケットイン(後者)

後者でも売れないものは売れません
プロモーションが必要だから
気づいてもらえなければ意味がありません

消費者が求めているものを
つくって
ブランディングして
みつけてもらい
共感してもらうプロモーションの
仕掛けづくり

ということでしょうか

言葉で言われると、
そうそう!そうよね!!って思うんです。そんな話になると共感するんです。
でも、
実際に消費者が求めているものって?
どうやって見つけるの?
どうやってつくるの?
がついてきて足止めをくらいます

プロモーションならクラウドファンディングも有効かもしれませんね

◯◯といえは●●!
チョコレートといえばGODIVA
GODIVAとつけばコンビニスイーツも
2倍近くの値段でも受け入れられます
これがブランドの力ですよね

小規模事業者ならコンサルタントのような人を雇うことができない
ツテもない

かといって、商工会議所の指導員や職員が何とかできるものでもない
でも、何とかしたい!という想いは持ってますよ!!!!!!

なので、消費者目線での感想はお伝えできると思います
◆より●の方がいいのでは?
赤より青の方がいいのでは?
◯◯円はやすすぎるから△△円にしたら?
出来るか出来ないかはわからないけど
と前置きをして
※※できるなら※※※ができるのでは?
とかとか

でもね、この提案というか、できるのでは?を出すのが難しい。
ポンポンと出てくるものではないので
訓練です。
色々なことに興味をもつこと
会話、雑談をすること
何であれはあーなんだろう?
何であの色?形?とか、
看板やチラシのキャッチコピーとか
チラシのレイアウト
他の職員に感想を聞いたりします
何で私はこれを衝動買いしたのか
背中を押したのは何なのか
感じたことをメモしていくといいと
思います

少し脱線しました

事業者の方は
異業種の方との交流をもつ
何社かのグループをつくりディスカッションする
補助金を活用する
国の制度を利用する(ミラサポ、よろず等)
ミラサポは商工会議所の職員が原則帯同するのでその後は商工会議所 職員を頼ってください(業種によっては難しいかもしれませんが)
よろずは希望すれば商工会議所 職員も同席可能なはずです

この会議は永遠続くようですが
私が引き続き会議に出るかはまだ判りません
引き続き出るようでしたら
まとめや感想をお伝えします。


質問攻め

2020-02-12 12:00:00 | お仕事
相談所に異動になって
事業者さんからの問合わせで
即答できない場合は
先輩指導員に質問し、
ちょっと怪しい回答だなと思ったら
裏をとるためにこっそり
行政や関係機関に問合わせをしてました

最初は問合わせされたことだけ確認していました

質問しているうちに
こういう場合はどうなるのか?
それをしないとどうなるのか?
原則ってことは例外があるの?
など、気になってきて突っ込んで質問するようになりました(逆の立場だと嫌だろうなと思います)

先輩指導員の方は
・前は~だったけど改正されてるかもしれないから
・念のために△△に問合わせしてみて
・また後でその結果を教えて
・併せて、●●の場合はどうなのかも
聞いといて
と言えば大丈夫


事業者さんに回答したときに
新たにくるであろう質問に備えて
突っ込んだ質問をしてみてください

もし、新たに質問がなかったとしても
あなたの知識として蓄積されていきます

行政や関係機関に電話をした場合は
対応してくれた電話口の方の
名前を聞いてください
追加で質問があったとき等に役立ちます

過去にあまりにも掘下げて質問するので
上司に代わります
と上席の方にかわっていただいたのが
申し訳なかったと思いました
私の上司にその旨を報告すると
苦笑いしてたので、やりすぎたんだなと
思いました
あの頃は何も知らずに質問していたこと
どこをおさえておけばいいのかが
わからなかったんですよね…





クラウドファンディング

2020-02-10 22:04:40 | お仕事
略して『クラファン』
すごく簡単にいうと

金融機関を頼らずにネットを通じて
直接支援者の方から資金調達ができる仕組み

ふとしたことから
CAMPFIERのプロジェクトの支援者になった案件があって
定期的にメールマガジンが届くのを
見てると、私のどストライクなものが
あって、思わず支援してしまいました
ハンディプリンターです
紙だけじゃなく、皮や布にも印刷ができるという代物

一風かわったもの、目新しいものが
好きでして…5月に到着予定なので
今から楽しみです

他のプロジェクトをみていると
目標50万円に対し、3800万円集まっているものがありました
380万円かと思い、いや、コンマの位置が違う!と3度ぐらい見てしまいました
それは、今までにありそうでなかったもので、極限まで薄くした財布

単価14000円~×2600人
店頭に並べてもそれだけ売れるかと言えばわからないですよね

それが短期間で、となると…
それがクラウドファンディングの魅力かもしれません

一方で、目標に達しないプロジェクトもあったりで、いかに消費者にみてもらえるか、共感してもらえるか、支援したいと思ってもらえるか
に、つきますね

資金調達を全面に出さずに
広告宣伝としてやってます!
っていう事業所さんを何社か知ってますがうまいこといってる気もします


あ、
商工会議所の職員でしたら日商イントラでfeelNipponを見てみてください









人見知り

2020-02-10 12:00:00 | お仕事
基本、人見知りです。
出来たら初めましての人と話したくない。

のですが、
職場の人には信じてもらえない…

人と接することが少ない事務職を希望したのに
気づけば、人と接することがメインの部署に配属されて、今に至ります。

異動になったときは、苦痛でしかなかった。

経営指導員って肩書きがイヤだった。
だって、何も指導できないもん!
記憶が正しければ、2回は打診を断った。
先輩指導員は相談者と楽しそうにお話しもできてて、ちゃんと相談に対応ができてる。
私にはムリ!!『経営指導員』て名刺に書かないで!!!
と本気で思ってた。

今でも経営指導員って肩書きは重い。
でも、今は色々な人とお話できるのは
すごく楽しく感じれるようになってるのも事実。

相談に対応して、聴きたかったことの半分も聴けない時が多くて
それからは、これを絶対に聴こう!って事前にメモしてからのぞむこともシバシバ。
(事前メモは今もしています)

慣れてくると、発せられた言葉に対して
突っ込んで質問できるようになる。
雑談を交えつつ本音を聴き出せたという手応えがあったときも増えてきた。

その差は何か、考えた。
私の場合は
それは自分の心の持ち方だった。
業種やその人に興味がでると話が弾む。
難しい、苦手と思うと手応えなし。

それに気づいてからは
相談室に入るとき、距離が縮まってない相手のお店や会社に入るとき、『オープンハート』『よっしゃ気合いいれるぞ!』が合言葉に。
(心の中で言ってますよ。たまにほっぺたパチパチ叩いて気合いいれてますが)
自分がウェルカムですよ!って思うと相手に伝わるから。

勝手にネーミングしてるけど
『オープンハート』これ、オススメ。
なんとなくね、意識してるとね自分の中の扉の開き具合が感覚でわかるようになってくる。
あー、今閉じてるなー
おっ?今日は全開だなー


あ、思い出した。
これもオススメ。
先輩に『女優?俳優?になれ』みたいなこと言われてから、
『商工会議所の私』に変身してるかも。

言われた時は、体調悪くても顔にだすな。って意味だったんだけど、
衝撃的だったので、応用してます。


経営者指導員って?

2020-02-08 12:00:00 | お仕事
全国の商工会議所、商工会に設置されています。
人数は都道府県によって異なりますが、
私の所属している商工会議所は上限がありません。一定の資格を保持していれば、誰でもなることが出来ます。

H27年現在で少し古いですが7,020名の経営指導員が全国にいます。
配属替えなどもあり、実際に経営指導に携わっている方はもう少し少ないと思います。


●そもそも商工会議所、商工会って?

「地域総合経済団体」です。
よくわからないですよね?
私もそうでした。
一言で表すと、「地域の商工業の活性化」のための組織です。
地元の祭りやイベントのチラシに名前が入ってることが多いので、一度見てください。
主催、共催、協力のどれかに入っていると思います。

今までは、そのイベントで活性化してたのかもしれません。
多様化する時代の中で、「集団支援」から「個社支援」にシフトチェンジしてきています。
政府も「伴走型支援」をするように指針を出しています。

販促したいという相談があったとして

今までは
HPつくりましょう、闇雲にDM流しましょう
でいけていたかもしれません

これからは
地域性やターゲット、そのお店や会社の良さを洗い出し、そのお店や会社にあった内容で
事業計画を作り実践し、チェックし修正し、また実際。いわゆるPDCAサイクルを用いて事業を遂行していく。
結果的にはHP作成やDM発送になるかもしれませんが、分析することでより効果的なアプローチができると思います。

そのお手伝いをすることがこれからの経営指導員に求められてくることになります。

そのためには、地域の商工業者の方々のよき相談者になること、相談者にが抱える問題や課題を解決するツールを提案できるか、適切な専門家を紹介できるか、経験をいかに積むかが重要になってきます。

そんな経営指導員になりたいと思います。