コリアな気持ち

2006年までのブログ

韓国シリーズ

2004-11-01 00:03:00 | Weblog
シリーズの最中にシリーズのことを書かないのは、
あまりにも不健全(?)なので少し。

日本のスポーツ紙で韓国球界について取り上げられる機会というと、
どうしても大記録達成や何か問題があった時になってしまうのは、
まぁしょうがないところ。

今回のシリーズも「3引き分け」ということで記事となり、
そう韓国球界に関心がない日本在住の人から、
「3引き分けらしいね」と言われる。
一昨年は延長15回まで、22時30分を超えて新しいイニングに入らない、
昨シーズンは延長12回まで、
今季は12回と4時間を越えて新しいイニングに入らないという決まり。
シーズン中と同じルールでシリーズに突入したところ、
「シリーズ3引き分け」となった。

シーズン中の引き分けも多いことについて、きちんと調査した訳ではないが、
考えられる原因として「終盤決め手に欠く」のがひとつと思う。
投手の分業制は確立しているが、その起用法に一貫性が日本ほど明確ではない。
結果、最も信頼できる抑え投手の後に、他の投手を投入し追いつかれるケース、
また、下位打線の役割が不明確で、各チームとも控え選手のレベルが高くなく、
チャンスを迎えての「とっておきの代打」が送れない。
今季は各チーム戦力の均衡がとれ、順位争いが熾烈だったが、
抜きん出るチームもなく、それぞれの特徴が見えにくいシーズンでもあった。

一時代を築いた選手達が不調で、派手なプレーを好む韓国のファンには
物足りなかっただろうが、ペヨンス(サムソン)、オジェヨン(ヒョンデ)、ソンチャンシク(ハンファ)
といった投手たちのピッチングはなかなか見ごたえがあった。

ヒョンデの3勝2敗3引き分けで迎えた第9戦。
先発はサムソンがキムジンウン、ヒョンデがオジェヨン。
左腕・オジェヨンは球離れが遅く、第5戦ではチョドンチャンに
不用意に投じた一球をスタンドに運ばれた以外は、
サムソン打線にまったくバッティングをさせなかった。
オジェヨンが抑え、調子をあげてきたシムジョンスが一発を放ち、
ヒョンデが2年連続のVを決めるか?
それともサムソンが第10戦に持ちこむか?
いずれにしても接戦を予想。まさか引き分け?なんてことも…
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