相馬市九条の会

憲法九条、今こそ旬

ガザから出てきたばかりの寺畑由美さんのレポート

2009-01-11 23:43:24 | Weblog
Day by day」によれば
攻撃16日目にパレスチナの死者は846人となっています。

「P-navi info」 に
ガザから出てきたばかりの寺畑由美さんのレポート」の記事がありました。
一部引用します。

(引用ここから)

ガザの人たちは、本当に信じられないほどの強さを見せている。子供たちのために、自分の恐怖心は表に出すまいとし、父親と男の子たちは毎日、イスラエル軍の無人機が頭上を哨戒し、空爆と銃撃でひっきりなしに地面が揺れ動く中、一家のための食べ物を探しに街に出ていっている。

(中略)

私の生涯でいちばん長い2週間。6年の間、私の家と呼んできた場所が、まるで安っぽいアクション映画のように、跡形をとどめないまでに破壊されてしまった。私がこれまで暮らしてきたコミュニティ、私の大好きな人たちには、死んだ人をちゃんと追悼する時間もない。ひたすら、まだ生きている人たちの心配に追われる毎日が続いているからだ。

どこにも安全な場所はない。私がラファに住んでいた時には、攻撃にさらされる地域の家の人たちはみな、国連の学校を避難所にしていた。国連の施設なら絶対に安心だと思っていた。でも、もうそんなことはない。これまで何度も繰り返されてきた侵攻と軍事攻撃の際に、ガザの人たちをそれなりに守ってくれていたルールは、もういっさい通用しない。国連の学校にミサイルが撃ち込まれたことひとつをとっても、それは明らかだ。この学校には何百人もの人が避難していた。ミサイルの一撃で40人以上の人が殺された。

日本のメディアからのなんともやりきれない取材を受けていたころ、1台の救急車と2人の外国人スタッフが乗った2台のUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の車が隊列を組んで、殺されたUNRWA現地スタッフの遺体を回収しに向かっていた。この作業はイスラエル軍との事前の調整のもとに進められていた。それにもかかわらず、イスラエル軍は、国連のマークがはっきりと記されている装甲車の1台に銃撃を浴びせてきた。

夜早い時間のミーティングから戻ってきた時に、ガザの人たちに届ける人道支援物資を受け取りにボーダーに向かった国連の車の運転手のひとりが撃ち殺されたということを知らされた。

この心の重さ、このうえない衝撃と信じられないという思いを、いったいどうやって表現できるというのだろう(もう長い間、私自身の心を守るために、シニシズムの鎧をまとうことを学んできた私だったが、今のこの感情はどうにも抑えることができない)。この状況がこんなにも長く続くことが許されるなんて、どうして納得できるというのだろう。

(引用ここまで)

●「マスコミに載らない海外記事」の一月四日の下の記事がありました。

ガザ危機についてのブッシュへの手紙」 2008年12月31日 ラルフ・ネーダー

*この手紙のラルフ・ネーダーの主張は真っ当であると思う。
ウィキペディアによれば、彼は今回の大統領選挙で、
「得票は698,798票、得票率約0.5%であった。」という。
沈黙という形でイスラエルを支持しているオバマに
ラルフ・ネーダーの主張は圧倒的に「負け」ていたということか。

●東京新聞 11日付に下の記事。
ガザ 恐怖と飢餓  親の遺体の前、空腹の子 惨状、国連報告

●日本語で読む中東メディア に
09-01-08 「イスラエル総領事からあきれた声明 カザで民間人の被害は最小限 」(Yeni Safak紙)

*このイスラエルのトンでも発言が世界の「常識」となって流布されませんように。

         投稿者 Avo

【ガザ空爆】現地の声・人間の大地

2009-01-10 23:19:03 | Weblog
10日でガザ攻撃から15日目になりました。
Day by day」によればガザの死亡者は800人とされています。

日本国際ボランティアセンターのサイトに
【ガザ空爆】現地の声・人間の大地 ハンユニス2
の記事がありました。
一部引用します。

(引用ここから)

ガザでは1月7日から、隔日で13時から16時まで、人々が人道支援物資を受けることを可能にするための「一時攻撃停止」が始まりました。夜遅くになって、メディアで働くガザの知人からメールが送られてきて、以下のように今日の様子を教えてくれました。

「国連の食料配布所にはもちろん人が殺到していたよ。今までは皆、外に出ることなんてほとんどできなかったから。閉まっていた商店もこの3時間だけは開いたのだけれども、店の中なんてほとんど空だし、そこに来て買い物が出来る人なんて、ほんの一握りなんだよ。それからこの3時間の間に、亡くなった人々の遺体がお墓に埋められた。この攻撃の中では、全ての遺体を埋めてあげることも出来なかったんだ。僕にとってはこの180分間のガザの光景は、攻撃の被害と同じくらい、もしくはそれよりも心が痛む光景だった」―そして3時間が経過した後、攻撃が再開されました。

(引用ここまで)

*隔日の13時から16時までの3時間にガザの人々が何をするかがガザの人々にとって今、もっとも何が必要かということでしょう。その一端がわかります。食料と埋葬。攻撃の本質を示しているのではないでしょうか。


これに対して国連も批判的な態度を示しているようです。

国連人権高等弁務官、ガザ侵攻に人道面調査の必要性指摘」 読売新聞 1/10

ところが、以下の記事もあります。

米議会、イスラエル支持を決議 ブッシュ政権と足並み」 日経新聞 1/10

イスラエル市民9割、ガザ攻撃支持 「被害出ても正当」」 朝日新聞 1/10

前掲の「Day by day」のDay15に、家を捨てて、家財道具を馬車に積んで、瓦礫の街を避難する父子の写真が載ってます。
この「戦争」の非対称性を象徴する写真のように感じます。

●「P-navi info 」の10日の記事は
ガザ攻撃14日目 「集めておいて、一度に殺す」』です。

          投稿者 Avo

「国際赤十字が異例のイスラエル批判」記事など

2009-01-09 23:44:36 | Weblog
NPJの「ガザ パレスチナ特集」にリンクの貼ってある記事で、
日本のメディアのものの中からいくつか。


●新聞
国際赤十字が異例のイスラエル批判…負傷者と遺体放置」 読売新聞 1/9
イスラエル軍戦車、人道物資の運搬車両を砲撃 物資配給に重大な支障」 産経新聞 1/9
ガザ、救急車も標的 11台破壊、医療関係者44人死傷」 朝日新聞 1/9
ガザ、犠牲者の3分の1は子供 国連高官」 東京新聞 1/9

●テレビ(動画)
イスラエル軍、国連の車両を攻撃」 TBS 1/9
ガザ攻撃、医療活動に深刻なダメージ」 TBS 1/9
イスラエルのガザ攻撃被害者 募る怒り 傷深く 東京新聞 1/9

「Day by day」によると9日までに
  パレスチナ人死者 760人 けが人 3,100人
  イスラエル死者   13人 けが人   62人 という。

*百歩ゆずって、イスラエルの主張どおり、自衛戦争だとしても
イスラエルの犠牲者が治療も受けられず放置されることがあろうか
病院や救急車が意図的に攻撃されたり、医薬品がたりないなどということがあろうか。
食料も、ミルクも欠乏するなどということがあろうか。
電気も水もない生活などあろうか。
空襲やタンクに攻撃され逃げ場がないなどのことがあろうか。
一ヶ所に集められ、そこを攻撃されることなどあろうか。
国外に自由に移動できない状態で攻撃される生活などあろうか。
犠牲者の3分の1がこどもなどということがありうるだろうか。

これらは「ハマスの宣伝」ではなく、国際赤十字や国連が指摘しているガザの現実です。

●「Pーnavi info」に
ガザ攻撃13日目 死んだ母親と衰弱したこどもたち」の記事がある。

(引用ここから)

英国・インディペンデント紙のベテラン中東特派員、ロバート・フィスク記者は

「これでまた、イスラエルはパレスチナ人の地獄への扉を開けた」

という書き出しを持つ記事で、82年のレバノン侵攻、サブラー・シャティーラ難民キャンプでの虐殺、96年のカナ虐殺、また2006年のレバノン攻撃をあげ、イスラエル軍が今までに殺してきた大半は女性や子どもたちなどの民間人だったことをかいている。それを忘れたのか?とフィスクは書く。

それなのに、「イスラエルはできるかぎり民間人の犠牲を避けるよう最大の配慮を払っている」という古い嘘を多くの西欧の政治家、大統領や首相、編集者やジャーナリストが信じているのが、なんと驚くことか!と書いている。

政治家たちもマスメディアも、過去を忘れ、(いや、忘れたフリをしているだけ?)イスラエルの都合のよいように振る舞う。これがじつは停戦を成立させない大きな要因にもなっていると思う。起きたことは不問にしてはならない。そこからしか和解は始まらない。

(引用ここまで)

投稿者 Avo


ガザ攻撃11日目 こんなことまでするなんて!

2009-01-08 17:30:39 | Weblog
「P-navi info」に
ガザ攻撃11日目 こんなことまでするなんて!」の記事がありました。
一部引用します。

(引用ここから)

6日(火)、ガザ攻撃11日目はそれまでより一層血塗られた日となった。国連(UNRWA)の学校に避難していた人たちがいっぺんに40人以上も殺されたのだ。そもそもガザの住民に「避難」を呼びかけていたのは、イスラエル軍だった。しかし、ガザから出ることのできない住民たちは遠くにいくこともできず、 UNRWAの学校へと大勢が避難した。5日にこの移動のことが報道され、UNRWAの担当者も学校を開放し、できるだけのことはするとコメントしている。

その避難先にイスラエル軍からの攻撃が行われたのだ。ジャバリヤ難民キャンプの学校では40人ほどが殺され、子どもの犠牲者が多いという。さらにもう一校、ガザ市の小学校にも攻撃が行われ、こちらでは3人が殺されている。人びとが避難しているところに砲弾を撃ち込むなんて、あまりに残虐で言葉がでない。イスラエルの言う「民間人の犠牲を避ける」なんてどこからでてくるのだろうか。

イスラエルのリヴニ外相はこの攻撃について質問され、「あまりあることではない」と答え、武装グループが民間人のなかに紛れていることを主張している(人口密集地のガザで武装メンバーと民間人が住み分けているなんてできないことだ)。イスラエル軍は学校から攻撃をしかけるパレスチナ武装メンバーの映像を公開したが、それは2007年のものだった。(ロイターより)

この攻撃によって、ガザでの犠牲者はいっきに増加し、殺された者は600人を超えた。時事通信では死者が子ども160人を含む635人、負傷者2900人と報じている。

避難した先に攻撃を行ったのは、今回、これが最初ではない。

6日早朝付のIMEMC Newsは、ガザ市近郊のザイトゥーン地区で、アル・サムーニ家の7人(うち子どもが4人)が砲撃で殺されたことを報じているが、サムーニ家に避難するように命じたのは、イスラエル軍で、そこには最低20人の人が集まっていたという。まさにその場所に攻撃がなされた。

また、葬儀の会場に人が集まっていたときにも攻撃が行われ、4人が殺されている。このような攻撃はガザで数回報告されている。( Israeli offensive continues, over 577 killed and 2,700 wounded より)

「人を集めて、そこに砲弾を落とす」――手早くたくさんの人を殺せる方法だとしか思えない。

(引用ここまで)

なお、この記事の末に
「参考地図: ガーディアン紙による攻撃状況を示すガザ地図 (下に赤で示されている「Day11」とかのボタンをクリックすると、その日(攻撃×日目)の大まかな状況が地図に表れます。」とあります。

クリックすると攻撃の日にちごとにボタンがあって、そこをクリックすると
その日の攻撃状況がわかる地図がありました。
写真や動画も見られました。

●「P-navi info」の今日のページ
ガザ攻撃12日目 また一家が殺されている
このページの末尾に
「今日読んだ、価値ある文章へのリンクをいくつか。(たくさん翻訳が出ていて、これはとてもありがたいことです)。」として、価値ある文章へのリンクがのってます。

この中の一つ「パレスチナ情報センター」のサイトには沢山の「価値ある文章」が翻訳されています。

              投稿者 Avo

ガザ 新しい写真集の紹介

2009-01-07 18:20:41 | Weblog



NPJに新しい写真へのリンクがありました。

Gaza war ... Against all the people shareefsa's photo ~1/2

悲惨な現実が写されています。
上の写真もその中の一枚です。相当な枚数です。

「P-nave info」に「攻撃10日目 攻撃のなかにいる人たちの顔」の記事がありました。
冒頭にリンクされている写真は、昨日掲載しようかどうか迷って、止めた写真でした。
冒頭部分を引用します。

(引用ここから)

先ほどこんな写真を見た。見るからに愛らしい幼児が3人すやすやと眠っていて、思わず頬を撫でてしまいたくなるような気持ちにさせられる。だが、この子どもたちは布でくるまれている。そう、ガザ攻撃で殺された子どもたちなのだ。それに気づいた瞬間、涙がこぼれていた。
(この写真は
http://www.imemc.org/article/58334
               にあります)。

この子どもたちは月曜の朝、イスラエルの戦闘機からミサイルを浴びせられ、7人の家族が殺されたうちの5人の子どもたちのようだ。ガザ全面攻撃に入ってから10日目、殺されたガザの人は534人、負傷させられた人は2530人(うち重体が300人)になったと報じられている。地上侵攻が始まってからは、 80人ほどが殺され、そのうち70人が民間人だという。

この数字が恐ろしいのは数が多いことだけではなく、そこにある一人ひとりの姿も見えなくなっていることにあると思う。誰が、どこで、どんな人生を送っていて、どんなふうに傷つけられたのかがほとんどわからない。

(引用ここまで)

なお、この末尾に
「イタリアのla Repubblica紙のフォト・ギャラリーが、印象に強く残る顔をたくさん出している。この顔を多くの人にじっとみつめてほしい。」として

ガザ。悲劇に巻き込まれた顔、顔> '09, 1.5

のリンクが貼られています。

ブログ「低気温のエクスタシーbyはなゆー」で
ユーチューブのガザ関係の動画が数本見られます。

             投稿者 Avo

ガザ 1月4日記事二つ+残留する外国人

2009-01-06 16:15:08 | Weblog
●「Message from Gaza ガザからの叫び」が5日に更新されています。
二つのメールのうちの一つを引用します。

(引用ここから)

【メールその24】
日時 : 2009年1月4日(日) 19:41
件名 : ミサイルの雨と真っ暗闇のガザ

  ガザで、私たちは、雨のように降り注ぐミサイルと砲弾の集中砲火の真っ只中にいる!
  今は完全な暗闇だが、その闇を破って無人飛行機やヘリコプターの唸る音が聞こえてくる。通りは無人だ!
  ときどき、救急車と消防隊のサイレンが聞こえる!
  ガザ北部の市民は自宅からガザ市西部に逃げ、ゼイトゥーン地区の者たちは西部に逃げている!
  市民にはなすすべがないというのに、彼らのことなどおかまいなしだ!
  彼らを守るものは何もない。今日、救急医療士3人が死ぬ。ほかの命を救おうとしているさなかだった。
  一昨日も、医師1人と救急医療士が殺された。今夜、携帯の電話網は完全に麻痺している。地上電話は、回線状態は悪いが通話可能だ!
  夜明け前、ガザの空のいたるところに黒煙の雲があった! わぁぁぁぁぁ、
  たった今、足元で地面が揺れた! ボーーーーーーン!



●日本国際ボランティアセンターのHPの
パレスチナ現地からに情報」のページへのリンクがNPJに載ってました。

「【ガザ空爆】現地の声・地上戦の開始」

の最初の部分を一部引用します。

(引用ここから)

2009/1/4

地上戦が始まったとのブレーキング・ニュースが入ってきたのは、昨夜20時ごろ。ニュース画面は歩兵が侵攻していく様子を伝えていて、あまりに不気味な様子に身震いすらします。1月4日夜21時ごろ、子どもの栄養改善事業で JVCが一緒に働いている国際NGOのスタッフ、モナさんと電話がつながりました。お母さんの家で、皆が集まって夜を過ごしているとのこと。11月に、娘さんが結婚したばかりなのですが、彼女とご主人も来ていました。「彼女たち夫婦はネッツァリームから近いところに住んでいるでしょう。だから、避難してきたのよ。今晩はここに泊まらせて、明日は様子を見るわ」

ネッツァリームは、以前ユダヤ人入植地があった地域です。2005年夏に入植地とイスラエル軍は撤退しましたが、その入植地跡に、今朝からイスラエル地上軍が入ってきているのだそうです。

「地上軍は主にガザ北部からガザ市にかけて入ってきていると聞いているわ。以前も、何かがあった時には入植地を境に、物や人の移動ができなくなったことが多くあったわ。ネッツァリームに地上軍が入ってきたことで、またガザが分断されてしまった。だから、南のラファから支援が入ってきたとしても、ガザ市までは入ってくることができないのよ」と、不安げに続けます。

(引用ここまで)

*********************************

NPJに下の記事へのリンクがありました。
イスラエルの地上侵入直前の記事です。
この人たちの力で「実相」がからくも伝えられます。
一部引用します。

(引用ここから)

私たちはここに残る」
外国パスポート保持者、ガザにとどまることを決意


2009年1月2日 ガザ
ISM ( International Solidarity Movement、国際連帯運動) のプレスリリースより
************************************************************
  イスラエルは外国のパスポート所持者に対し例外措置として、安全のためガザを離れることを許可しているが、ガザにとどまりパレスチナ人と運命をともにすることを選んだ外国人たちがいる。

  アルベルト・アルケ (スペイン) は救急車に同伴して病院から報告を続けてきた。

  「イスラエルはガザの人々に対して自分たちがおかしている罪を目撃されたくないのです。国際ジャーナリストや支援団体はここにはいません。ぼくらがガザを去ってしまったら、いったい誰が、ぼくたちが今、目にしているこの戦争犯罪を証言するのですか。
  12月28日、ぼくは、ラマとハヤー・ハムダーンの二人の姉妹の瀕死の目を見つめました。ラマは4歳、ハヤーは12歳、二人はイスラエルのミサイルに殺されました。ぼくがそこに認めた彼女たちの人間性は、ぼくたちの人間性と何一つ違ってなどいない。ぼくたちの命は彼女たちの命より価値があるのですか?」
アルベルト・アルケ――国際連帯運動

(中略)

ガザのパレスチナ人は、イスラエルが課している封鎖のせいで世界から孤立しています。今、私たちにはここを離れる機会が与えられましたが、ガザの人々にそのような選択肢などないのです。
  ガザの家族たちと連帯してここにとどまること、それはイスラエルの暴力がおぞましいまでに増大しているなかで決定的に重要なことです。
  私は封鎖の影響をこの目で見ました。民間人に対して現在進行形で振るわれている暴力も見ています。私たちはイスラエルの違法な政策の犠牲者たちの側に立ち続けます」
シャロン・ロック――国際連帯運動

(引用ここまで)
 
             投稿者 Avo

ガザからの叫び 「緊急に!」(4日付)

2009-01-05 10:37:54 | Weblog
NPJの
Message from Gaza ガザからの叫び」が更新され、1月1日~4日の記事がUPされています。
4日の記事を紹介します。

(引用ここから)

緊急に!
2009年1月4日 13:12 (現地時間)

  毎分、爆発音が聞こえる。1回あるいは2回、3回のこともある。
  この状態がここ15時間以上続いている。戦車、大砲、戦艦。
  UNRWA職員のフサイン・オーダ・アル=アイディ (58歳) が戦闘のまっただ中に釘付け状態にされている。イスラエルの戦車複数が彼の自宅の周りを直径1キロ以上の円を描くように動いている。
  彼は昨晩、10時半、砲撃を受けた。家族5人が重傷を負っている。だが、イスラエルの戦車以外、誰も彼に近づけない。
  彼の家には電気も水も食糧もない。彼の家族たち、母親と彼の二人の兄弟の家族が一部屋にすし詰めになっている。20人以上だ。フセインを緊急に援けなければ、そして怪我人を避難させなければ。

(引用ここまで)

●国連安全保障理事会でリビア提案の即時停戦を求める議長声明案が米国の反対で合意できなかったという。

●毎日新聞の
麻生首相:年頭記者会見の全文」の記事の中で麻生首相はイスラエル軍のガザ侵攻について問われて

(引用ここから)

この問題は、これはなかなか簡単な停戦というようなことに至らないだろうというのは、私も世界中の識者とほぼ同じ意見を持っております。長い話で、もともと(イスラエルがパレスチナ側から)ロケットを撃ち込まれた話からスタートしておりますんで。あのー、それに対する報復ということになりますんでー、そういった意味では、事のスタートからなかなか話はまとまりにくいであろうと思っています。

(引用ここまで)

これが、まもなく安保理議長国になる国の総理大臣がこの程度の認識。長屋の八ッつぁん、熊さんの世間話に大家が解説してるのと同じじゃありませんか。「世界の識者」とワシは同じ考えで、話はまとまりにくいって。「長い話で」といいながらハマスの自家製ロケットでの攻撃から始める。その前にある本当の「長い話」なんかないように。イスラエルの自己防衛ってのの、どこが「長い話」ですか。「長い話」らしいけど、興味が無いので憶えられなかったというところでしょうか。今後、この方に「国際貢献」なんてことを説教されたくない。

**********

派遣村のボランティアレポートが
ブログ「とね日記」にありました。

「ボランティアどうだった?」
「いろいろ考えさせられたよ」
「ふーん、そうなんだ・・・」
って感じで、沈思させられる内容です。

*マスコミも連日取り上げていますが、カメラマンは来ているがレポーターは来ていないとか。映像は流すが、解説は公式発表だけといういつものパターン。

年越し派遣村でお手伝い

今日も派遣村でお手伝い

1月4日の年越し派遣村レポート


投稿者 Avo

派遣切り NHK 【視点・論点】

2009-01-04 21:28:37 | Weblog

NHK 【視点・論点】

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視点・論点 派遣切り (湯浅誠)


イスラエル軍、ガザ地上侵攻開始 北部で激しい銃撃戦

2009-01-04 07:51:55 | Weblog
朝日新聞に
イスラエル軍、ガザ地上侵攻開始 北部で激しい銃撃戦」の記事がでました。

(引用ここから)

イスラエル軍は3日夜(日本時間4日未明)、イスラム過激派ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を開始した。イスラエル軍が明らかにした。

(引用ここまで)



「空爆下のガザ、電話で様子を聞きました」

2009-01-03 23:38:33 | Weblog


ブログ「パレスチナ子どもキャンペーン」に「空爆下のガザ、電話で様子を聞きました」の記事がありました。

一部抜粋して引用します。

(引用ここから)

アムジャッドさん(12・31)

ちょうど発電機を1日1時間だけ回して携帯電話をチャージしたところにこの電話を受けたのでよかったです。電気のない影響で、水道も私の家にもまったく来ないので買いに行くしかありません。しかしお金がない、また出歩くのが危険すぎるので買いにもいけない、ということで多くの人が満足に水もない状態です。

外国の援助は少しづつ入ってまいますが、「殺し続けて、ちょっとだけ薬を入れてまた殺し続ける」という状態です。エジプト国境から重症患者の一部は出国できたようですが、そもそも危険すぎて患者を動かすことができないと聞いています。

今日も攻撃で20名が死亡、うち2人は子どもでした。シファ病院も攻撃目標になりました。イスラム大学も攻撃され、もう無差別攻撃に近い状況です。モスクは二つ破壊されました。

ガザの人がハマスのロケット攻撃に腹を立てているか?というご質問ですか?
私自身は平和を望んでいますが、イスラエルによる攻撃は、まったくバランスが取れていないので、ロケット攻撃を支持している人はたくさんいます。何よりもこんな状態ですから、ガザの人は現在団結していて、ハマスもそれ以外もありません。そして、イスラエルが地上攻撃の準備を終えたという噂を聞いていますから、私たちはそれをとても恐れています。

医薬品だけでなく、市民生活でも、子どものミルク、衛生用品その他全てが足りません。日本の人たちが、抗議行動をしてくれたと聞いて、見捨てられてないと知って、とてもうれしいです。


≪ガザ封鎖解除署名を継続しています。≫
●署名サイト
●署名用紙のダウンロード(PDFファイル)

(引用ここまで)

●写真について
空爆下のガザの写真のサイトを昨日、紹介しましたが、NPJに[下記の動画・写真は衝撃の強い場面もありますので、考慮してご覧ください]との注意書き付きで紹介されていました。

Israeli missile strikes on Gaza and the Palestinian response
(55 pictures) Guardian
」1/1 更新

冒頭に掲載した写真はその中の一枚です。

●なお、ガザの状況の歴史的経緯を「Arisanのノート」の記事
ガザ地区の状況」がコンパクトに解説しています。

投稿者 Avo