「Day by day」によれば
攻撃16日目にパレスチナの死者は846人となっています。
「P-navi info」 に
「ガザから出てきたばかりの寺畑由美さんのレポート」の記事がありました。
一部引用します。
(引用ここから)
ガザの人たちは、本当に信じられないほどの強さを見せている。子供たちのために、自分の恐怖心は表に出すまいとし、父親と男の子たちは毎日、イスラエル軍の無人機が頭上を哨戒し、空爆と銃撃でひっきりなしに地面が揺れ動く中、一家のための食べ物を探しに街に出ていっている。
(中略)
私の生涯でいちばん長い2週間。6年の間、私の家と呼んできた場所が、まるで安っぽいアクション映画のように、跡形をとどめないまでに破壊されてしまった。私がこれまで暮らしてきたコミュニティ、私の大好きな人たちには、死んだ人をちゃんと追悼する時間もない。ひたすら、まだ生きている人たちの心配に追われる毎日が続いているからだ。
どこにも安全な場所はない。私がラファに住んでいた時には、攻撃にさらされる地域の家の人たちはみな、国連の学校を避難所にしていた。国連の施設なら絶対に安心だと思っていた。でも、もうそんなことはない。これまで何度も繰り返されてきた侵攻と軍事攻撃の際に、ガザの人たちをそれなりに守ってくれていたルールは、もういっさい通用しない。国連の学校にミサイルが撃ち込まれたことひとつをとっても、それは明らかだ。この学校には何百人もの人が避難していた。ミサイルの一撃で40人以上の人が殺された。
日本のメディアからのなんともやりきれない取材を受けていたころ、1台の救急車と2人の外国人スタッフが乗った2台のUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の車が隊列を組んで、殺されたUNRWA現地スタッフの遺体を回収しに向かっていた。この作業はイスラエル軍との事前の調整のもとに進められていた。それにもかかわらず、イスラエル軍は、国連のマークがはっきりと記されている装甲車の1台に銃撃を浴びせてきた。
夜早い時間のミーティングから戻ってきた時に、ガザの人たちに届ける人道支援物資を受け取りにボーダーに向かった国連の車の運転手のひとりが撃ち殺されたということを知らされた。
この心の重さ、このうえない衝撃と信じられないという思いを、いったいどうやって表現できるというのだろう(もう長い間、私自身の心を守るために、シニシズムの鎧をまとうことを学んできた私だったが、今のこの感情はどうにも抑えることができない)。この状況がこんなにも長く続くことが許されるなんて、どうして納得できるというのだろう。
(引用ここまで)
●「マスコミに載らない海外記事」の一月四日の下の記事がありました。
「ガザ危機についてのブッシュへの手紙」 2008年12月31日 ラルフ・ネーダー
*この手紙のラルフ・ネーダーの主張は真っ当であると思う。
ウィキペディアによれば、彼は今回の大統領選挙で、
「得票は698,798票、得票率約0.5%であった。」という。
沈黙という形でイスラエルを支持しているオバマに
ラルフ・ネーダーの主張は圧倒的に「負け」ていたということか。
●東京新聞 11日付に下の記事。
「ガザ 恐怖と飢餓 親の遺体の前、空腹の子 惨状、国連報告」
●日本語で読む中東メディア に
09-01-08 「イスラエル総領事からあきれた声明 カザで民間人の被害は最小限 」(Yeni Safak紙)
*このイスラエルのトンでも発言が世界の「常識」となって流布されませんように。
投稿者 Avo
攻撃16日目にパレスチナの死者は846人となっています。
「P-navi info」 に
「ガザから出てきたばかりの寺畑由美さんのレポート」の記事がありました。
一部引用します。
(引用ここから)
ガザの人たちは、本当に信じられないほどの強さを見せている。子供たちのために、自分の恐怖心は表に出すまいとし、父親と男の子たちは毎日、イスラエル軍の無人機が頭上を哨戒し、空爆と銃撃でひっきりなしに地面が揺れ動く中、一家のための食べ物を探しに街に出ていっている。
(中略)
私の生涯でいちばん長い2週間。6年の間、私の家と呼んできた場所が、まるで安っぽいアクション映画のように、跡形をとどめないまでに破壊されてしまった。私がこれまで暮らしてきたコミュニティ、私の大好きな人たちには、死んだ人をちゃんと追悼する時間もない。ひたすら、まだ生きている人たちの心配に追われる毎日が続いているからだ。
どこにも安全な場所はない。私がラファに住んでいた時には、攻撃にさらされる地域の家の人たちはみな、国連の学校を避難所にしていた。国連の施設なら絶対に安心だと思っていた。でも、もうそんなことはない。これまで何度も繰り返されてきた侵攻と軍事攻撃の際に、ガザの人たちをそれなりに守ってくれていたルールは、もういっさい通用しない。国連の学校にミサイルが撃ち込まれたことひとつをとっても、それは明らかだ。この学校には何百人もの人が避難していた。ミサイルの一撃で40人以上の人が殺された。
日本のメディアからのなんともやりきれない取材を受けていたころ、1台の救急車と2人の外国人スタッフが乗った2台のUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の車が隊列を組んで、殺されたUNRWA現地スタッフの遺体を回収しに向かっていた。この作業はイスラエル軍との事前の調整のもとに進められていた。それにもかかわらず、イスラエル軍は、国連のマークがはっきりと記されている装甲車の1台に銃撃を浴びせてきた。
夜早い時間のミーティングから戻ってきた時に、ガザの人たちに届ける人道支援物資を受け取りにボーダーに向かった国連の車の運転手のひとりが撃ち殺されたということを知らされた。
この心の重さ、このうえない衝撃と信じられないという思いを、いったいどうやって表現できるというのだろう(もう長い間、私自身の心を守るために、シニシズムの鎧をまとうことを学んできた私だったが、今のこの感情はどうにも抑えることができない)。この状況がこんなにも長く続くことが許されるなんて、どうして納得できるというのだろう。
(引用ここまで)
●「マスコミに載らない海外記事」の一月四日の下の記事がありました。
「ガザ危機についてのブッシュへの手紙」 2008年12月31日 ラルフ・ネーダー
*この手紙のラルフ・ネーダーの主張は真っ当であると思う。
ウィキペディアによれば、彼は今回の大統領選挙で、
「得票は698,798票、得票率約0.5%であった。」という。
沈黙という形でイスラエルを支持しているオバマに
ラルフ・ネーダーの主張は圧倒的に「負け」ていたということか。
●東京新聞 11日付に下の記事。
「ガザ 恐怖と飢餓 親の遺体の前、空腹の子 惨状、国連報告」
●日本語で読む中東メディア に
09-01-08 「イスラエル総領事からあきれた声明 カザで民間人の被害は最小限 」(Yeni Safak紙)
*このイスラエルのトンでも発言が世界の「常識」となって流布されませんように。
投稿者 Avo