花ざかりの廃園

If you celebrate it,  it's art.  if you don't,  it isn't. 

落日

2014年11月15日 | 思い出すことなど、ほか


太陽の運行が、最後にクヌギの葉を照らしている。ぼくの影は東に伸びた。
これから、別の空を照らすのだろう。



”遠くへ! もっと遠くへ行こう!  ―― 暗い落日の光を受けて、

 私は見るのが好きだ、 野原で私の影が大きく伸びて、進んでいくのを。”

  (ヴィクトル・ユゴー / 「落日」第3詩の冒頭より)

(関連)

地上の片隅

2014年11月03日 | 思い出すことなど、ほか


 ”私は自分に似た魂を探していたが、見つけることができずにいた。地上のあらゆる片隅をさぐってみた、

  が私の忍耐も無益であった。 しかしながら、私は一人ぽっちでいつづけるわけにはいかなかった。

  私の性分を肯定してくれる誰かが必要だった、私と同じ考え方をする誰かが必要だったのである。

  朝だった、 太陽はそのすべての華麗さをあらわにして地平線に立ち昇った、 すると私の眼にもまた・・”

                     (二の歌 / Les Chants de Maldoror 、豊崎光一訳)より 
 
 
 この頃、屋外というか野外で落ち着いて本が読める場所、というのを探している。
 理想は上のような場所だけれど(ちょっと遠い)、実際はいまのところ下の場所だ。(自転車で5分)