二億年ほど昔に生きていたプロガノケリスというカメがいるのですが、このカメは頭を甲羅の中に引っ込めることができなかったといいます
なぜなら、首に突起したホネがあったからです。
カメの多くは危険な目に遭うと、首を甲羅の中に引っ込めて身を守っています。
しかし、頭があまりにも大きくて、甲羅の中には入れないというカメもいるとか。
そのカメは、大きな頭をしていることからオオアタマガメという名前がついています。
中国南東部、ベトナム、ミャンマーなどに生息しているカメで、甲羅の長さは20~30センチです。
その甲羅は平坦でなめらかで、背甲に比べて腹甲はかなり小さく、四肢を自由に動かすことができます。
長い尾を持ち、なんとそれを枝に巻き付けてぶら下がることができるんだそうです
1分間に8メートルという速さで走ることもできるんだそうです。
四肢と尾は甲羅の中に入れることができますが、頭は大きすぎて入りません。
そこで、頭を守るために、頭にも甲羅と同じようなものをつけています。
つまり、頭にヘルメットをつけて身を守っているのです。
このカメは、かぎ爪のようなくちばしを持っていて、シューシューと音を立てて相手を威嚇したりします