(日時) 2008年10月31日(金) 18:00
(場所) 本町「なみうち」
(出席) 青夏、如水、京、渓翠、恒坊
(3分吟)
「めがね」 碧井渓翠選
ばあさんの目になっている孫の指 恒 坊
眼鏡の奥から光る今日の月 如 水
父さんが王手をかける鼻メガネ 恒 坊
秀 乱視ですそれでも君の目がすてき 青 夏
秀 近眼もいいなこんなに丸い愛 京
秀 こぼれ萩終わったことはもう見ない 青 夏
特 素通しのめがねわたしを見てくれぬ 青 夏
「ざる」 雪田如水選
父さんの安木節など見せられぬ 恒 坊
こんなにも大きな愛が洩れるざる 青 夏
どんぐりころころまじめに落ちるざるの底 青 夏
ざあざあと愛が逃げ出す荒いざる 渓 翠
うわばみとざるの夫婦でウマが合う 渓 翠
農の汗集めてざるがはち切れる 青 夏
どっちが幸せ残った方と落ちた方 京
しゃっきりとしめた新そばザルに盛る 渓 翠
踊り場のどじょうすくいが終わらない 京
ざるも俵も祖父母の職人芸光る 青 夏
宴会の最後を飾る安木節 恒 坊
秀 夫婦愛すくいきれない私の掌 渓 翠
秀 猿蟹合戦ざるいっぱいの恨みごと 青 夏
秀 天ざるにしようボーナス少し出た 恒 坊
特 どうしてもあなたは僕の手を抜ける 恒 坊
「指」 田沢恒坊選
みよちゃんがそっと指切りした案山子 京
十指みな翔びたがってるノラの朝 青 夏
五本指ソックスはいて整える 渓 翠
指切りをしようとしない友がいる 渓 翠
手をついてお出迎えするマイダーリン 渓 翠
承けた血の匂いにむせる指の反り 如 水
雪国のヒロインになる小指から 青 夏
秀 三つ指の妻におどろく午前二時 青 夏
秀 不器用を見せずに細く白い指 如 水
秀 君が噛む人差し指がうずき出す 渓 翠
特 背を這う指がフォルテッシモになる 京
「さらさら」 菊池 京選
一筆啓上わたしを忘れないでよね 青 夏
夫との間の川に澱む砂 渓 翠
こうなれば親子兄弟みな捨てる 恒 坊
天使の輪サラサラヘアーうちの彼 渓 翠
エジプトで砂漠のバラを手に入れる 渓 翠
さらさらと指から落ちる恋しずく 青 夏
秀 あっさりと入ってしまうラブホテル 恒 坊
秀 僕とキミの真ん中にある春の川 恒 坊
秀 幸せがこぼれるような砂時計 渓 翠
特 散骨希望君住む町に吹く風と 青 夏
「ねだる」 工藤青夏選
おねだりの目に負けたがるジジとババ 渓 翠
欲しくない訳じゃないさと凪の海 京
エビねだりタイもついでに手に入れる 渓 翠
ダイヤモンドはいらないきみが全てです 恒 坊
おねだりの下手な妻ですキスしてね 渓 翠
親分が弱い姐御の横座り 恒 坊
デザートに七味アイスでしめてみる 渓 翠
愛ねだるすねの傷口乾かない 渓 翠
秀 ボーナスは甘え上手な妻のもの 渓 翠
秀 ティファニーの前で女房が動かない 恒 坊
秀 右斜め45度に手を伸ばす 京
特 風船がほしくて父にぶら下がる 恒 坊
軸 もう一度声が聞きたい彼岸花 青 夏
(場所) 本町「なみうち」
(出席) 青夏、如水、京、渓翠、恒坊
(3分吟)
「めがね」 碧井渓翠選
ばあさんの目になっている孫の指 恒 坊
眼鏡の奥から光る今日の月 如 水
父さんが王手をかける鼻メガネ 恒 坊
秀 乱視ですそれでも君の目がすてき 青 夏
秀 近眼もいいなこんなに丸い愛 京
秀 こぼれ萩終わったことはもう見ない 青 夏
特 素通しのめがねわたしを見てくれぬ 青 夏
「ざる」 雪田如水選
父さんの安木節など見せられぬ 恒 坊
こんなにも大きな愛が洩れるざる 青 夏
どんぐりころころまじめに落ちるざるの底 青 夏
ざあざあと愛が逃げ出す荒いざる 渓 翠
うわばみとざるの夫婦でウマが合う 渓 翠
農の汗集めてざるがはち切れる 青 夏
どっちが幸せ残った方と落ちた方 京
しゃっきりとしめた新そばザルに盛る 渓 翠
踊り場のどじょうすくいが終わらない 京
ざるも俵も祖父母の職人芸光る 青 夏
宴会の最後を飾る安木節 恒 坊
秀 夫婦愛すくいきれない私の掌 渓 翠
秀 猿蟹合戦ざるいっぱいの恨みごと 青 夏
秀 天ざるにしようボーナス少し出た 恒 坊
特 どうしてもあなたは僕の手を抜ける 恒 坊
「指」 田沢恒坊選
みよちゃんがそっと指切りした案山子 京
十指みな翔びたがってるノラの朝 青 夏
五本指ソックスはいて整える 渓 翠
指切りをしようとしない友がいる 渓 翠
手をついてお出迎えするマイダーリン 渓 翠
承けた血の匂いにむせる指の反り 如 水
雪国のヒロインになる小指から 青 夏
秀 三つ指の妻におどろく午前二時 青 夏
秀 不器用を見せずに細く白い指 如 水
秀 君が噛む人差し指がうずき出す 渓 翠
特 背を這う指がフォルテッシモになる 京
「さらさら」 菊池 京選
一筆啓上わたしを忘れないでよね 青 夏
夫との間の川に澱む砂 渓 翠
こうなれば親子兄弟みな捨てる 恒 坊
天使の輪サラサラヘアーうちの彼 渓 翠
エジプトで砂漠のバラを手に入れる 渓 翠
さらさらと指から落ちる恋しずく 青 夏
秀 あっさりと入ってしまうラブホテル 恒 坊
秀 僕とキミの真ん中にある春の川 恒 坊
秀 幸せがこぼれるような砂時計 渓 翠
特 散骨希望君住む町に吹く風と 青 夏
「ねだる」 工藤青夏選
おねだりの目に負けたがるジジとババ 渓 翠
欲しくない訳じゃないさと凪の海 京
エビねだりタイもついでに手に入れる 渓 翠
ダイヤモンドはいらないきみが全てです 恒 坊
おねだりの下手な妻ですキスしてね 渓 翠
親分が弱い姐御の横座り 恒 坊
デザートに七味アイスでしめてみる 渓 翠
愛ねだるすねの傷口乾かない 渓 翠
秀 ボーナスは甘え上手な妻のもの 渓 翠
秀 ティファニーの前で女房が動かない 恒 坊
秀 右斜め45度に手を伸ばす 京
特 風船がほしくて父にぶら下がる 恒 坊
軸 もう一度声が聞きたい彼岸花 青 夏