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僕とゲンタマとの出会い ~平野敬洋~

2006-12-12 23:18:15 | 個人の想い
「ふてくされてた」春のこと。
その頃の僕はとにかく、やさぐれていて、何をやっても面白くない、つまらない、下らない。
写真のようなブスっとした顔をして街を歩いて、「世の中、味気のないガムのようだ」と口ずさめば、春の陽気にホトトギスが「アンタのガムがなんなのよ」と泣いて飛ぶ。
桜のピンクがなんだかいやらしく見える。
そんな春でした。

そんな時、ゲンタマのPJリーダーと名乗る男から電話がかかってきて、「本を作らないか?」と、誘いを受けました。
いつもウンコと女の子の話しかしないのに、その時の彼の発言は、どこか突拍子もなく、そしてなんだかわくわくしてしまうワンダーワードで、僕は戸惑いながらも「うん」と答えました。

春の桜が、とてもキレイな、ピンク色でした。

小学生からグループ行動というのが苦手で、学校行事で遠足に行けば、気付くと一人で歩いてる。
皆でワイワイする文化祭でも、気付けば、ひとりで校内を回ってる。
体育祭の昼休みも、気付けば一人でご飯食べてる。
大学に入っても、サークルに馴染めずに、授業が終われば部屋で一人、映画を見てる。

「出会いが成長の場」というけれど。
僕からすれば、そんな言葉は恐れ多くて、とても口にすることは出来ません。
友達の少ない僕にとって、「人との出会い」という事自体が希少で、かけがえのないもので、僕と出会ってくれる人にホントに心から感謝したい。
しかも、それを通じて成長できるなんて、そんなワガママ言えません。
「出会い」というだけで、嬉しくて仕方ありません。

そんな僕にとって、ゲンタマという存在は、ある意味、「友達」なんです。
大切な存在です。
そして、僕なんかを巻き込んだゲンタマ、「大丈夫かな」とも思います。
でも、そんなことを取っ払って、言いたいです。
「ありがとう」。






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