カワールドin The City

街中の世界

白昼夢 ~沖縄物語~

2011-03-21 11:19:12 | Weblog
目が覚めた。気分は良くない。夕べのウイスキーが残っている気がした。
共同のシャワー室でシャワーを浴びた。いくらかはすっきりした。
今日の予定は何だっけ。そうだ、今日はダイビングに行くんだった。
昨夜電話予約した。電話口の感じがあまり良くなかった。愛想ない!

港まで車で向かうが、近くまで行ってもそれらしき建物がない。
電話をする。言われた場所まで行くが見当たらない。
やっと相手の車が見つかる。
店は無いらしい。宮古島でダイビングをしたときには建物がありシャワーがあり更衣室があった。しかしそれらが無い店もあるのだろう。そして客は俺だけみたいだ。
対応するインストラクターは昨日の電話の男だ。相変わらず愛想がない!
一人しか入れない簡易テントで水着になる。ほんとに簡易。見たことないくらい簡易。ウェットスーツを渡される。
着てみると反対だと言われた。明らかにおかしい!裏表逆に着ているみたいだ!
でもインストラクターがそういうのならそうなのだろう。
なんだかテンション下がる一方だ。帰りたくなってきた↓
ボートに乗り蒼の洞窟に向かう。たしか蒼の洞窟ってベネチアにあるよな?
写真を撮りたかったがカメラを車に忘れた。。。
ろくすっぽ説明の無いままボンベを背負って海へ。
何だか息苦しい!ちゃんと酸素出てるのか!?疑わしい!
海という危険な場所で、命綱であるインストラクターを信用できないのは致命的だ・・・。2、3度息苦しいと伝えたが、酸素はちゃんと出てると言うのでとりあえず呼吸を整え落ち着くことにした。
覚悟を決めて潜る。
日常と別世界。
青い。鮮やか。自然。無垢。
真っ暗な洞窟の中に入り、振り返ると青い光が射し込んでいる。
黒と青の対比が美しくて息を呑む。インストラクターと海の対比がもどかしくて息が苦しくなる。
潜っている間は楽しくてあっという間だ!
海から上がり港に戻る。
シャワーを浴びましょうと言うので、建物を探したら見つからない。どこですか?と聞くと、ここですよ!と言われた。
ワゴン車のトランクに水のタンクが積んであり、そこからホースとシャワー口が出ている。衝撃だった。。。
お湯ですからと言うが、明らかに太陽の熱であったまった感じ。勢いもなくチョロチョロチョロ~。
「あ、もういいです。」
早々と簡易テントで着替えを済ませ挨拶して帰った。
最悪だ!! 最悪なダイビングだ!! もう二度と「ス○ークル」ではダイビングやらない!! 神に誓う!!
設備がひどい。着替える場所もシャワーも最悪。聞くところによると、サーファーはそうしたシャワーを使うらしいが。何よりインストラクターの態度が気に食わない。サービス精神ゼロだ。ツクヅクムカツク!

気を取り直しタコライスを食べようと思った。金武に向かう。
金武と書いて「きん」と読む。「武」はどこいった? 沖縄は読めない字が多いな~。喜屋武で「きゃん」。人の姓だもんな。とすると金武の「武」は「ん」と読むのかな。
タコライスといえば金武、というのは昨夜マスターから聞いた。発祥の地であるとのこと。
途中ファミリーマートに立ち寄ってオススメの店を聞いた。全く情報が無いもので。
オススメの一店に「キングタコス」という店があるのでそこに決めた。そこは駐車場も無いような奥まった所にあった。看板には「キングターコース」とあった。ターコース!!
腹ペコなので店内で食べることにした。ファーストフード店のような店内だ。こっちでもタコライスのファーストフード店があればいいのに。
タコライスはボリューム満点で挽き肉とチーズが食欲をそそる! 見た目からしてうまそうだ! 食べてみるとまさにその通りでマジでうまい!! 今思い出してもすぐに食べたい。あ~タコライスが食べた~い。

少し時間ができたのでカフェに行くことにした。ガイドにフルーツタルトが載っていてすごくうまそうだった。
優雅でワガママな昼下がり。
・・・タルト無いやん!ケーキも無い!
仕方ないので紅茶をオーダー。「ネプチューン」という。
かっこつけすぎ!この旅行者かっこつけすぎです!

夕暮れ時に海を眺め、本日の宿に向かう。「沖縄物語」という。地下が居酒屋になっている。
この宿は前日のバーのマスターに教えてもらった。部屋は・・・修学旅行の宿みたいだ! しかも4人部屋しか空いてない! でも部屋に2段ベッド2つしかない! テレビもない↓
宿はビルの2つの階にまたがっており、下は共同玄関と宿泊者が交流できる部屋、上には各宿泊部屋と共同シャワーにトイレがある。これが本当のゲストハウスっていうんだな。
多少テンション下がったがこれも旅の醍醐味!

ややテンション下がり気味のまま夕飯のため外に出る。
国際通りで適当な店を見つけられなかったので、宿の地下にある居酒屋に向かった。
居酒屋は宿の受付も兼ねているので、受付時のお姉さんがいたので挨拶。
ここは名前のとおり沖縄料理が食べられるのでゴーヤチャンプルを注文。そして昨夜飲めなかった泡盛を。
俺は酒自体さほど好きなわけではないが、こうして沖縄で沖縄料理をつまみながら飲む酒は格別に感じる。プライスレス。調子に乗って次から次に泡盛を注文してしまった。。。 並んでいる順番に注文してやろうなんて変な気が起きていた。
途中、ハブの漬けてあるハブ酒を飲んだりもした。精力が付くらしい(笑)。
時間が経つにつれ酔いも回り、店を出る頃にはベロベロになっていた↓
すぐ上に泊まる部屋があるっていう安心感が酒を加速させたかな。

目が覚めるとベッドの上だった。ダルい↓ ふと財布を見るとあるはずの札が無い! 落とした!? あるいは盗まれた!? 顔面蒼白・・・。

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