この倉庫は、実は、3年前、長男が子会社に役員として出る時に、一旦、親会社を退職した。その退職金を充て、かつ借金も加えて買ってあったものだ。近くの建設会社の資材置き場だった。道を挟んで、直ぐ前でもあり、建設会社が売りたいと言うので、その土地を買ってあったのだ。不要になった資材置き場倉庫だが、取り壊すのも勿体無いと思い、私は残すことを提言していた。まさか、ここで役立とうとは、考えもしなかった。
火災現場は、3軒ともすっかり「更地」になっている。私達夫婦は毎日のように、この倉庫に通って、衣服とか食器など必要なものを取り出し、洗ったりして使っている。何しろキッチンや収納部屋が焼けたのは、痛手だった。何でも使えそうなものを探しては、持ち帰るのだ。
2階家のベランダ下で飼っていた「キンカチョウ」などは、消防士が、いち早く別の場所に移しておいてくれ、今でも生きている。ただし、古い浴槽で飼っていた、メダカ類は全滅した。
門扉なども、取り外し残したが、後で役立つかどうか分からない。
エアコンも新しくて被害の少ないものは取り外してある。マンションは、これから暑くなるので、取り付けて貰えると助かるが・・。BSやスカパーのパラボラアンテナも取り外して保管してあるが、多分、将来使うことはないだろう。
アルバム類は、書斎にあったものは残ったし、ステレオも書斎にあったのは、残っている。新しい家が建ったら、修理したピアノも一緒に運び入れよう。
そうこうしていると、「お困りでしょう」と、友人達や親戚縁者などが、生活用品などを差し入れてくれる。「うらぶれて 袖に涙の 鰍ゥる時、人の心の 奥ぞ知らるる」と言う古歌の気持ちが良く理解できた。人の好意、親切、同情などこそ「宝物」なのだ。
勿論、実際に、色々雑多なものを運び込んだ倉庫内を、探していて、欲しいものが見つかると、「あった!」と嬉しがる。毎日が「お宝探し」なのだ。
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