長いこと、自治会役員で一緒に活動している方が、仕事で生分解性樹脂を扱っていることから、生分解性樹脂についてお話を聞きました。
農業用資材からスタートした生分解性樹脂は海洋流出ごみ対策として横須賀市でビーチクリーンのごみ袋として採用されたり、生ごみ処理用のごみ袋や紙コップやスプーン、フォーク等の使い捨て食器に使われ、コンポストに入れることにより分解されます。
生ごみ処理用のごみ袋としては昨年生ごみ処理施設を見学した益子町で生ごみ専用袋として採用されています。
逗子市は令和7年3月から生ごみの分別回収を実施し、葉山町が現在建設予定の生ごみ資源化処理施設で生ごみのたい肥化、エネルギーの再利用を行います
現在、逗子市も葉山町も燃やすごみと同じ従来のごみ袋を使用し、生ごみを出し、施設でごみ袋から生ごみを出す作業を行い、堆肥化し、ごみ袋は燃やす方針です。
一方、生分解性樹脂ごみ袋に入れて生ごみを出せば、ごみ袋から生ごみを出すことなく、堆肥化できます。
生分解性樹脂ごみ袋を使った方が環境負荷の低減につながることは明らかです。
しかし、生分解性樹脂ごみ袋は破れやすく、保存期間も短いうえに、現在のごみ袋が2円とすると生分解性樹脂ごみ袋は30円となりコストが上昇します。
益子町では住民の協力のもと進められていることからも、逗子で実施するとなれば同様に住民の理解と協力が不可欠になります。
技術の進歩により生分解性樹脂ごみ袋が破れにく保存期間が延び、何よりもコストが下がることを期待したいと思います。
令和7年3月の生ごみの分別回収まで時間はあります。
引き続き、情報収集に努めて参ります。
