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硫黄島からの手紙

2011-08-12 22:48:14 | 今日の映画
硫黄島からの手紙
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2006年のアメリカ映画(戦争映画)。
父親たちの星条旗に続く、第二次世界大戦における硫黄島の
戦いを日米双方の視点から描いた
硫黄島プロジェクトの日本側視点の作品である。
劇中の栗林忠道陸軍大将の手紙は、彼の手紙を後にまとめた
玉砕総指揮官の絵手紙に基づいている。
監督やスタッフは父親たちの星条旗と同じく
クリント・イーストウッドらがそのまま手掛けた。
当初のタイトルは『Red Sun, Black Sand』。
ワールドプレミアは2006年11月15日に日本武道館で行なわれた。
また、日本国内でテレビスポットにHDが採用された最初の作品である。

ストーリー
2006年、東京都小笠原諸島硫黄島。
地中から発見された数百通もの手紙。
それは、61年前、この島で戦った男たちが、
家族に宛てて書き残したものだった。
届くことのなかった手紙に、彼らは何を託したのか。

太平洋戦争の戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、
小笠原方面最高指揮官・栗林忠道陸軍中将が硫黄島に降り立った。
本土防衛の最後の砦とも言うべき硫黄島の命運が
栗林率いる帝国陸軍小笠原兵団に託された。
着任早々、従来一般的であった水際防衛作戦を一蹴し、
内地持久戦による徹底抗戦に変更、また部下に対する理不尽な
体罰を戒めた栗林に兵士たちは驚きの目を向ける。
今までのどの指揮官とも違う男との出会いは、
硫黄島での日々に絶望を感じていた応召兵・西郷陸軍一等兵に、
新たな希望の光を抱かせる。

栗林は水際防衛や飛行場確保に固執する海軍軍人らの
反対や突き上げを抑えながらも、硫黄の臭気が立ち込める灼熱の島、
食料も水も満足にない過酷な状況で、掘り進められる地下陣地。
張り巡らせたこのトンネルこそ、アメリカ軍を迎え撃つ秘策だったのだ。

1945年2月19日、ついにアメリカ軍が上陸を開始する。
その圧倒的な兵力を前に5日で終わるだろうと言われた硫黄島の戦いは、
36日間にも及ぶ歴史的な激戦となった。まだ見ぬわが子を胸に抱くため、
どんなことをしても生きて帰ると誓った西郷、
そして彼らを率いた栗林もまた、軍人である前に夫であり父であった。

61年ぶりに届く彼らからの手紙。
そのひとりひとりの素顔から、硫黄島の心が明かされていく。

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