Local-Liner ~静サツ雑記帳

静岡運転所札幌派出所=静サツへようこそ。
札幌圏の鉄道を軸に、気ままに書き連ねていく日記です。

プレイバック2012 第6回 受験にしに行きます (2012年3月)

2013年03月11日 | 鉄道 ‐ 過去の旅行(2012年)
 最近更新が滞ってますが、大目に見てあげてください。何分雪がすごいもので……あ、それは関係ない? そうですか。

 受験2日前にも関わらず、3月(注:2012年)で引退する小田急10000形[HiSE]が乗りたいがあまり、箱根湯本にまで足を伸ばして見事前面展望を楽しんできた静サツ。
 今回は、その翌日。淡路町にあるホテルで朝を迎えるところから始まります。

 ――2012年2月24日(金)――

 朝7時に起床しました。
 泊まったホテルで朝食をとります。ここはバイキングスタイル。やっぱりホテルの朝ごはんといえばバイキングです。好きなものが食べられるし、なによりも自分で量を調節できるのが大きいです。元を取ろうとして、ついつい食べ過ぎてしまうのが難点といえば難点ですが……
 これがいつもの旅行ならホテルの外に出て駅を目指すわけですが、今回の旅行の目的はあくまで受験。受験前日に乗り回すほどの余裕はありません。昨日は半日近く勉強していないので、受験前日の今日勉強しないわけがありません。
 朝食を食べ終えた後は、部屋にこもって問題集とにらめっこです。脇目も振らず、持ってきたルーズリーフにシャーペンを滑らせます。


 ……それだけだったら、こうして記事を書く理由はありません。


 ところで、受験の時は『前々日から現地に向かった方がいい』といわれます。
 これにはいくつから理由があって、

・万が一交通機関が駄目になった場合、前日だと対応に焦るから
・あらかじめ下見をして会場までのルートをつかむため

 そして、

・一日間をおいて気を落ち着かせるため

 だといわれています。
 もっとも私の場合、静岡からなので前日でも(最悪当日でも)間に合いますし、夏の時点に大学を見ているので下見は済ませてあります(一応行きましたが)。気が落ち着かないのは、修学旅行のテンションを考えてもらえればわかる通り、「知らない場所にいる」からおこるものであって、旅行慣れしていた私は東京ごときで動じるはずがありませんでした。
 それでも大事を取って前々日から東京入りしていましたが、困ったことがありました。

 昼飯です。

 部屋に缶詰めになっていても腹が減るものは減ります。しかしビジネスホテルなので、部屋にこもったところで食事が出てくるわけじゃありません。都心真っただ中にあるホテルには喫茶程度のものしかなく、ちゃんと食べるなら外に出る必要がありました。
 午前11時。勉強がいいところまで仕上がったところで切り上げます。早いですが、ついでに下見へ行くのも踏まえて外に出かけることにしました。例のものをチェックしたうえで……

 肝心の昼飯どころですが、淡路町から10分ほど歩くと、JRの神田駅があります。新橋同様、サラリーマンが集う街です。この界隈なら飯を食べられる店はかなりあります。
 ある程度目星をつけたところで、神田駅へ。ここから会場まで下見に……













 ……行くとでも思ったら大間違いですよ?




[種別:普通 山手線外回り 列車番号不明]

《東京 12:00(頃)》

 130円の切符を買って着いたのは東京駅。相変わらず人で混みあうコンコースを通り抜けます。
 向かった先にあるのは、新幹線の乗り換え口。でも静岡に戻るわけではありません。
 入場券を購入して(※在来線とは別に入場券が必要)中に入ります。



 階段を駆け上がった先にあるキオスクにあったポスター。
 もう、ここまで言えばわかりますよね。そうです。東京駅まで来たのは、この300系を見るためでした。

 小田急10000形と同様、3月改正で姿を消すことになった300系は、2月24日の時点で既に定期運用が大幅に減っていました。
 300系はJR東海の0番台とJR西日本の3000番台がありますが、合わせても4時間に1本ペース。特に、日中はほとんど東京駅にやってきません。
 そんな中、24日は300系が昼間に臨時列車として動くことになりました。しかも「のぞみ」とあれば、これは撮りにいかない理由がありません(※受験前日です。よい子はまねしないでね!)。
 18番線(時刻表では19番線)から12時20分に発車することまでは電光掲示板で確認していましたが、入線時刻を調べていませんでした。とりあえず20分前になったら来るだろう……と思っていると、



 ホーム端までもう少しというところで300系が登場! 慌ててシャッターを切ります。



 停車までを見届けてから、先頭に行こうと…………行こうと………………行ける?



 既に先頭に人だかりができていて、入る余地もありません。それにしてもひどすぎます。
 真ん中あたりに、300系の先頭がいるはずなのですが。



 18番線の混雑ぶりは、ご覧の通り。言っておきますが、この日は平日です。金曜日です。春休みでも何でもありません。それでいてこの混雑ですから、東京は恐ろしいところだと改めて思います。正直、これがあるから首都圏は基本的に嫌いです。あと、おっさんは仕事しろ。



 人垣の後ろから背伸びして300系を狙いますが、人が邪魔をしてなかなか撮れません。撮り終わったら場所を譲り合うのがマナーですが、先頭の集団は聞き入れる耳を持ちません。しまいには、駅員さんが拡声器で促す始末。
 こういうのは、首都圏独特なのでしょうか? 学園都市線最後のディーゼルの時は、誰が何を言うこともなく場所を譲り合って、何一つ問題を起こさずキハ141系・キハ40系の出発を見送ることができました。人数が多いからというのは、言い訳になりません。大阪の『日本海』の時も人数が多く、駅員から直接譲り合うように言われましたが、ゆっくりながらローテーションがなされていました。私は人ごみが好きでないので、できるだけこういう場に居合わせないようにしていますが、数少ない経験の中でも、首都圏の異常さは光ります。



 出発2分前でこの状態。ホーム端の柵の手前に入り込めたので、先頭はあきらめ、出発を見送ることにしました。



 出発信号機やらなにやらの隙間をなんとか狙った結果。少しかぶってしまいました。

 300系の姿が見えなくなってから、キオスクに立ち寄りました。



 『ありがとう300系引退記念弁当』。名前こそ大層ですが、中身はただの幕の内弁当にカードが1枚ついているだけ。それでいて、お値段は1100円。いかにも儲けようとしているのが分かります。
 実を言うと、私は300系に思い入れがありません。静岡~東京は300系か700系ですから。個人的には700系の方が好きです。
 引退するとなるとさすがに愛着がわいてきましたが、1100円払うほどはあるわけではありません。



 なにかないかなと思って見つけたのが、このペットボトル茶。150円はお手頃です。



 翌日(受験当日)、このお茶と、同時に買ったカツサンドが、受験会場に出現することになりますが、それはまた別のお話。




 ありがとう(稼がせてくれて)300系 byキオスク





 おまけ



 その後、神田まで戻って昼ご飯を取りました。受験前だからカツ、ということでカツ入りのミックスフライ定食です。実際には、単純に腹が減っていたから、値段をできるだけかけずたくさん食べたかっただけなのですが。
 フライ自体は美味しかったのですが、問題は食べた後。フライの衣で口の中はズタズタになり、寝るまでの間苦しむことになりました。なんでフライなんか食べたんだ……



 もう一つおまけ

 受験にあたって、東京で受験する人向けに、学校側が宿を手配していました。
 これは希望制で、私はいつも通り自分で宿を取っていたので申し込まなかったのですが、学校が取っていたホテルがとんでもないところでした。
 なんと、1泊14000円
 初め聞いたときは冗談かと思いました。だって高すぎー!
 私の泊まったところが1泊8000円ぐらいですから、1泊で2泊分かかります。
 淡路町という立地の割には安いですが、東京のビジネスホテルでは平均的、全国的には高い方でしょう。
 しかも、場所が新宿というだけで、部屋割りはほとんど私の泊まっていたところと同じでした。15平米で14000円では、ぼったくりもいいところです。もちろん食事は朝食のみです。新宿は確かに交通はそろっていますが、使い辛いったらありゃしません。そんなにコンクリートジャングルの中で迷子にさせたいんですか。学校を頼りにした生徒の方がかわいそうです。
 自力で予約して良かった。



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